全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

警視庁公安刑事・佐々木による全学連の仲間への暴行と報復弾圧をゆるすな

公安・佐々木
暴行を振るってきた、公安警察・佐々木

 すべての労働者人民・被差別大衆のみなさん!

 5.23闘争実行委員会と、反戦青年委員会・全学連は本年5月23日、狭山中央闘争を闘いました。この闘いに憎悪を燃やした警視庁公安1課の公安刑事・佐々木が、全学連の仲間A同志を突き飛ばし靱帯損傷を負わせるテロを仕掛けてきました。私たちはこれを許さず、警視庁を弾劾する抗議行動に起ちました。それに対して、警視庁はその報復として全学連のB同志を逮捕したのです。警視庁警察官による暴行と、その居直りとしての報復弾圧を絶対に許してはなりません。差別を居直り、闘う者を弾圧する公安警察を解体しましょう。

公安警察・佐々木のテロを許すな

171031ビラ表171031ビラ裏

 2017年5月23日は、無実の部落民=石川一雄さんを、埼玉県警が女子高校生誘拐殺人事件で部落差別によってでっちあげ不当逮捕(別件)してから54年目の日でした。東京高検は今も無実の証拠を大量に隠しもち、東京高裁とともに2審「無期懲役」でっちあげ判決を維持し、第3次再審請求棄却を狙っています。この日、5.23闘争実と反戦・全学連の部隊は高裁・高検に対する怒りの糾弾闘争を闘いました。

 部隊は最初に高裁前で「狭山差別裁判糾弾」「階級裁判粉砕」と怒りのシュプレヒコールをたたきつけました。その後、部隊が歩いて高検前へと移動していく時に、この糾弾行動を直近で監視し弾圧を策動していた公安どもも部隊を尾行してきました。この公安どもに「警察による狭山闘争弾圧を許さんぞ」「石川さんへのでっちあげ逮捕を許さんぞ」と、闘う部隊は怒りの追及を行いました。

 これに対し公安刑事・佐々木は「公安が逮捕したんじゃない」などと言ってのけたのです。ここで特筆すべきは、この輩は石川さんの無実を百も承知の上で、逮捕をしたのは自分(たち公安)ではない、などという言い逃れをしていることです。そして、のうのうと石川さんへの部落差別、「無期懲役」判決を維持する狭山闘争弾圧を先頭で行っているのです。

 今も、狭山闘争を監視し集会に潜入し、弾圧し潰そうとしているのは公安警察です。石川さんの言動を日常的に監視し再収監しようと「見えない手錠」を握っているのも公安警察です。そのような公安が狭山闘争弾圧を居直ろうとすることは絶対に許せません。

 これに対し全学連のA同志が、「おまえら、無実の人を31年以上も拘禁したことをどう思っているんだ」と振り向いて後ろを歩いていた佐々木に怒りの追及をおこないました。すると、追い詰められた佐々木は許すまじきことに、両手でいきなりA同志を突き飛ばしたのです。トラメガ(拡声器)をたすき掛けにして持っていた同志は、体を斜めにして倒れ、その時に左足首をひねりました。A同志はしばらく立てなかったものの、立ち上がり、ほかの仲間とともに佐々木ら公安を弾劾しました。そして高検前に移動して高検糾弾行動を貫徹しました。この糾弾行動の最中に、同志が佐々木の暴行を追及したところ、佐々木は「おまえが勝手に転んだんだ。おまえら自分で転ぶの得意だからな」などと繰り返しごまかしました。徹底して居直り、国家権力が労働者人民に行う暴力・テロを正当化し、今後もやり続けることを宣言したのです。

 A同志はその後も、狭山中央集会に合流し、デモを貫徹しました。しかし、その夕方には左足首が腫れ上がり、激しい痛みに襲われました。次の日に病院に行くと、「捻挫」「靱帯が損傷している。極力歩いてはいけない」「全治2〜3週間」という診断でした。その後も痛み、歩行の制約・困難、通院(費用)も含めて日常生活にも多大な困難が生じたのです。

反撃戦への報復弾圧を許さない

 反戦・全学連は、この公安による暴行に対し、反撃戦に起ちました。6月6日夕方、警視庁本庁前に登場し、徹底した弾劾行動をおこないました。慌てふためく警視庁は、この行動を押さえつけようと、公安・機動隊数十名で襲い掛かってきて、さらなる暴行を加えてきました。続いて、部隊は裁判所前に移動し、情宣をおこないました。ここで、丸の内署・機動隊が駆け付け、「公務執行妨害」を連呼しながら情宣を妨害し部隊を押してくる中で、突然B同志を逮捕したのです。これは、警視庁前・暴行弾劾行動への報復としてかけられた弾圧です。逮捕当日、丸の内署に連行されたB同志への公安の第一声は「何しに本庁にいったんだ」という声でした。まさに報復弾圧です。

 B同志は、取り調べ拒否を闘いました。湾岸署は、6月7日、取調べ拒否を通告する同志に対して、看守が房内に踏み込み両脇をかかえて取調室へ連行しました。その上で、強制連行に対して、B同志は取調室前で「拒否」を再度通告しつづけ、取調べを受けず闘いぬきました。

 さらに湾岸署では、不当にも今回の弾圧に関するビラが交付されないという差止め妨害もありました。また、B同志が取調拒否や点検拒否を闘ったことに対して懲罰攻撃をかけてきました。点検拒否にまで懲罰をかける攻撃にはじめて踏み込んだのです。B同志は6月16日、完黙―非転向を貫き奪還されました。

公安警察を解体しよう

 佐々木はこの暴行への追及から逃れるように、しばらく私たちには姿を隠していましたが、9月1日の小田原での1都県市合同防災訓練=「治安出動・内乱鎮圧」訓練の日に弾圧を狙ってやって来ました。私たちの前にのうのうと姿を現したのです。この日以来、何事もないかのように私たちの監視行動をおこなっています。

 暴行と不当逮捕当時、国会では共謀罪の強行成立が目論まれており、国会周辺では成立阻止を闘う労働者人民が連日闘っていました。共謀罪強行へと突き進む安倍連合政府は、これと真っ向から闘う労働者人民への逮捕─拘禁攻撃を激化させていました。逮捕直前の6月6日日の午前中には、反戦・全学連の部隊も予定された法務委員会審議を許さず参院前に登場し情宣行動をおこなっていました。全学連の同志の逮捕はこの闘いを潰すためにも強行されたのです。共謀罪は、労働者人民の団結と闘いを萌芽のうちから揉みつぶすことを目的とした治安弾圧法です。共謀罪の下では、公安警察が治安維持法下の特別高等警察の役割を担うことになるのは明らかです。公安・佐々木を許さず、共謀罪と共に肥大化する公安警察を解体しましょう。

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