全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

厳戒態勢下の米帝オバマ来日弾劾
4.24反戦・全学連が日米首脳会談粉砕に起つ

「集団的自衛権」行使=戦争突撃をゆるすな、辺野古新基地建設を阻止しよう、TPP(環太平洋経済連携協定)を粉砕しよう、安倍連合政府を打倒しよう

 米帝オバマが4月23日〜25日に来日し、24日には安倍と日米首脳会談をおこなった。これは、「アジア太平洋地域における日米同盟の主導的役割」をうたい、沖縄・辺野古新基地建設と朝鮮反革命戦争、対中国軍事行動に向けた態勢を確認した戦争会談だ。発表された共同声明では、釣魚台(日帝呼称・尖閣諸島)は日米安保条約5条の適用範囲であることと、集団的自衛権の行使について米帝からの支持が表明されている。TPP(環太平洋経済連携協定)については、交渉の妥結を狙ったものの日米帝ブルジョアジーの利害対立と労働者人民の反撃によって頓挫している。そして、このオバマ来日と日米首脳会談は、治安弾圧の強化として、警察16000人を動員して厳戒態勢のもと強行された。さらにオバマが天皇アキヒトとの会見をおこなった。反革命首脳会談をとおした、反革命戦争突撃と治安弾圧の激化を粉砕しよう。

日米首脳会談粉砕の弾劾・情宣行動に起つ

 全国反戦と全学連の部隊は、日米首脳会談がおこなわれている24日午前、会場である迎賓館に近い赤坂見附駅駅頭に登場して弾劾・情宣行動をおこなった。首都中枢厳戒態勢のなか、青ヘル・青ゼッケンに身をかためた部隊が登場する。「集団的自衛権の行使粉砕、辺野古基地建設を阻止しよう、日米首脳会談を粉砕しよう」と書かれた横断幕をひろげ、アジテーションを一帯に響き渡らせる。駅頭を行きかう労働者人民にビラを配布する。安倍連合政府を打倒しよう、日米首脳会談・戦争会談を粉砕しようと鮮明に呼びかけた。この行動に対し、権力は暴力的な排除をおこなってきた。情宣開始から警視庁公安どもが次々と集まり、さらには機動隊が取り囲んできた。そして、部隊を囲んだまま強引に押してきて、駅構内にまで排除をはかり情宣を妨害したのだ。断じて許すことはできない。徹底して弾劾をたたきつけた。

オバマ―天皇会見、天皇制攻撃を粉砕しよう

 オバマは日帝いうところの「国賓」として来日した。今回のオバマとの会見をはじめ各国首脳との会見をとおして、天皇が政治・外交の前面に出てきている。天皇の元首化を進めようとする攻撃だ。この会見で、アキヒトは米軍の「トモダチ作戦」に謝意を示した。そもそも3・11東日本大震災直後に政府―支配階級がとった行動は、自衛隊と警察、国家安全保障室等の治安弾圧機構を総動員し、東北と首都圏の治安の維持、とりわけ、自衛隊基地機能、在日米軍基地機能、警察―刑務所機能を確保することであり、金融機関等を守ることであった。在日米軍は、福島原発の事故を知るやただちに周辺から避難した。このなかでおこなわれた米軍の「トモダチ作戦」なるものは、それ自身宣撫工作であると同時に、「保護」と称する内乱・暴動・略奪鎮圧のための作戦に他ならなかった。これへの天皇の謝意とは、まさに治安弾圧・反乱抑圧に対するものだ。安倍は、オバマ来日と日米首脳会談を前にして、靖国神社の春の例大祭に「内閣総理大臣」名で「真榊(まさかき)」を出した。これに先立ち閣僚の新藤総務相と古屋国家公安委員長が参拝している。安倍は昨年末の靖国参拝に対する朝鮮・中国―アジア労働者人民の怒りと弾劾に居直っている。「河野談話」の見直しなど侵略とアジア人民虐殺、強制連行と日本軍「慰安婦」を強制された人に対する謝罪と賠償責任に居直り、逆に戦争と侵略の歴史を賛美している。また、ちょうど1年前の「主権回復の日」式典では、「天皇陛下万歳」を叫びたてた。これと一体となってファシストどもが排外主義煽動をくり返している。ファシズムとの闘いにおいて、天皇(制)との対決は不可欠だ。天皇制廃絶に向けて闘おう。ファシスト撃滅戦にたとう。

朝鮮反革命戦争突撃を粉砕しよう

 オバマは、日米首脳会談の後に続けて翌日に米韓首脳会談をおこなった。3月の核サミットでの首脳会談に続き、「ミサイル発射」や「核実験」問題を取りあげて北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に対する包囲を強めている。オバマは、追加制裁の検討を表明した。日米首脳会談では、中国との対抗をも見据えて、ASEANの海洋監視能力強化支援を打ち出した。また、釣魚台(日帝呼称・尖閣)や、防空識別圏設定をめぐって軍事衝突が起こることを具体的に想定し、日米安保条約5条の適用範囲と表明し、「日中間の係争において米国は日本を守る」(国防長官・ヘーゲル)として参戦を表明している。また、4月10日には、米海兵隊第3海兵遠征軍のウィスラー司令官が、「(運用停止には)普天間飛行場の現在の機能を代替施設に移すことが必要だ」と改めて強調し、沖縄・辺野古新基地建設を進め米軍・基地の強化を安倍政府と一体となって進めようとしている。北朝鮮・中国に対する戦争突撃態勢の強化をゆるすな。朝鮮反革命戦争を粉砕しよう。

安倍連合政府を打倒しよう

 首相・安倍は、「右翼の軍国主義者と呼んでもらってかまわない」とあけすけに語り、戦争と改憲につきすすんでいる。「集団的自衛権」の行使に向けた動きを現下の集中課題として加速させている。さらに、年末にも想定される「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」改訂を見据えて日米軍の共同出撃態勢の構築、オスプレイの広範囲の展開など軍隊・基地・演習の強化をおこなっている。さらに、4月1日には死の商人たる「武器の輸出」を「防衛装備移転」といいなして、輸出・開発原則を拡大させる閣議決定をおこなった。3日には「ミサイル破壊措置命令」を発令し戦争態勢を作り出した。また、九州電力・川内原発を皮切りに、原発の再稼動をおこなおうとしている。4月18日には、トルコとアラブ首長国連邦(UAE)への原発輸出を可能とする「原子力協定」が参院本会議で承認された。また、消費税の増税をおこない、解雇の自由化(特区構想)とあわせ、労働者の使い捨て・「非正規」化・低賃金化を激烈に押し進めようとしている。TPPの締結をさらに進めようとしており、農業の大規模化と資本参入をすすめる農政のなかで、小規模農家・農民を切り捨てるものとなる。農業だけではなく、医療や労働においても資本による労働者人民に対する搾取・収奪の強化につながる再編がおこなわれていく。辺野古新基地建設を阻止しよう。沖縄労働者人民、アジア労働者人民と連帯して闘おう。自衛隊の海外派兵(他国労働者人民の虐殺)をゆるすな。日帝の核武装を阻止・粉砕しよう。TPPを粉砕しよう。安倍連合政府を打倒しよう。日帝国家権力を解体しよう。資本主義を打ち砕き、プロレタリア革命に向け闘おう。6月日米安保粉砕・安倍連合政府打倒中央総決起集会に結集しよう。

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