戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!
7月13日反対同盟は、「第3滑走路計画粉砕」の緊急現地闘争を闘った。
反対同盟と支援連は午前中、「第三滑走路」計画が想定される空港周辺地域へのビラ入れ情宣をおこなった。8時半に天神峰に結集し、市東孝雄氏が「今日はじめて周辺の地域でデモをやる。周りがどういう反応するのか。これはやってみないとわからない。いまの安倍内閣に対して声を出さないと、なんでも自分たちでやっちゃう。空港もそれといっしょ。自分たちが声を出すことで、地域住民が、自分たちのところもこうなるんだということがわかるような一斉行動とデモにしたい。暑い中、今日一日がんばろう」とあいさつし、周辺地域への一斉情宣行動を闘った。
午後2時から花植木センター前の市東氏の畑に、185名の労農水「障」学の仲間が結集し、集会・デモをかちとった。
「第三滑走路」計画は、地域破壊を拡大し、市東氏の農地取り上げ、三里塚闘争破壊につき進む攻撃だ。7.13現地闘争を突破口に、今夏―今秋決戦の三里塚にたとう。
萩原富夫氏の司会で集会が開始される。萩原氏は「国土交通省の有識者会議が6月6日、2020年までの発着枠4万回増とその後の新滑走路計画なるものを発表した。現在の2500メートル滑走路の1000メートル延長までもくろまれている。このような計画はわれわれにとってありえない。荒唐無稽な計画と言わざるをえない。われわれはこれと徹底的に対決し、地元住民へのともに闘うよびかけを進めていきたい。この新滑走路計画粉砕の闘いと、市東さんの農地を守る闘いを結合させて、大きな闘いを作りあげていきたい」と表明した。
はじめに北原鉱治事務局長が「いまこの大地が奪われようとしている。国際情勢を見ても分かるように、アジアにおいても一歩踏み外せば戦争だ。闘いの当初から反戦・反核の砦として49年闘ってきた。いまでも騒音と公害が激しいなか、新たに3500メートルの滑走路をもう1本造ろうと言っている。この地域の住民に話のかけらもない。これが国のやりかただ。命より金の方が国益になるというのだ。これで腹が立たない者がいたら、まったくおかしい。このままで行ったら戦争への道だ。人間としてどう生きぬくのか。闘いのなかから未来が見えてくる。10月8日、市東さん裁判第3回の公判が開かれる。裁判にわたしたちは幻想は持っていない。ここに集まった人たちは命をかけて、三里塚闘争にかかわっている。三里塚闘争に勝って未来の展望をつくろう」と力強く表明した。
つづいて「用地」内天神峰の市東氏が「3万人署名、傍聴と忙しいなか、今日の緊急闘争ご苦労さまです。この地域住民を完全に無視したやりかたに対して、空港会社はこういうひどいことをするんだということを地域住民に訴えていくことが、いまの自分たちの役割だと思います。まだ(年間発着回数が)25万回もいっていないなかで、形を整えれば空港に反対する者たちを追い出してなんでもできるというのが彼らのやりかたです。絶対にこういうことは許すべき問題ではありません。国策と闘う沖縄・福島・三里塚がともにひとつの闘いとして、これからも進んで行きたい。今日のデモを貫徹してがんばりましょう」と訴えた。
連帯あいさつで動労千葉、弁護団を代表して一瀬弁護士などがあいさつをおこなった。
また、よせられた連帯メッセージから、市東さんの農地を守る沖縄の会のメッセージが代読された。
共闘団体の発言で解放派を代表して反戦・全学連三里塚現地行動隊の同志が「『第3滑走路』計画は、三里塚闘争と反対同盟の闘いをたたきつぶし、新たな農地強奪、住民たたき出しの地域破壊を拡大するものだ。反革命戦争突撃のための米軍・自衛隊の出撃・兵站基地としてうち固める戦時徴発だ。このような『第3滑走路』攻撃を現地実力闘争で粉砕しよう。今夏―今秋三里塚への集中を強化し、労農水『障』学の総決起で、農地死守決戦―空港廃港にむけて反対同盟とともに闘おう。三里塚現地に街宣車で乗りつけ『出ていけ』などと叫ぶ『下総政神党』などの右翼ファシストの敵対を粉砕しよう。三里塚決戦のただなかで、反革命革マル、木元グループを解体しよう」と訴えた。
最後に反対同盟の太郎良陽一氏が行動提起と「団結がんばろう」をおこない、デモに出発する。
「第三滑走路」計画の予定地とされる地域でのはじめてのデモに、権力は大量の機動隊を要所要所に配備し、弾圧を策動してきた。
地域住民に連帯と決起をよびかけ、最後まで戦闘的デモを貫徹した。
国交省の首都圏空港機能強化検討小委員会が昨年11月からの5回にわたる会議の「中間とりまとめ」を公表した。
それによると、「首都圏空港の機能強化の必要性」として「日本経済の再生を図るためには、アジアをはじめ世界の成長力を取り込むことが重要であり、首都圏と外国の交流基盤である首都圏空港は重要な役割を担っている」という。
安倍の推進する「国家戦略特区」構想のもとで、首都圏空港(羽田・成田)を日帝のアジア反革命盟主化の拠点としてうち固め、アジアをはじめ全世界の労働者人民から搾取・収奪を強化し、産業再編―合理化をおし進めるものだ。
2020年東京オリンピックまでに年間発着回数を成田で4万回、羽田で3万9000回増やそうと画策している。そのために、成田空港ではA滑走路と暫定B滑走路の高速離脱誘導路を追加整備して、到着機の滑走路からのスムーズな離脱を実現して、発着枠を拡大しようとしている。この東京オリンピックを口実とした発着枠の拡大、反対同盟たたき出し、廃村化攻撃を実力で粉砕しよう。
また東京オリンピック以降についても、暫定B滑走路の1000メートルの延長と滑走路増設案が出された。増設案には、現在の暫定B滑走路に平行してつくる案と南側にずらしてつくる案の2案が検討されている。いずれにしても三里塚闘争と反対同盟の闘いをつぶすことが敵にとって、最大の課題なのだ。
脱落派をも利用した三里塚闘争破壊を許してはならない。脱落派は、空港会社から土地を借りて太陽光発電所を開設し、一坪共有地を売却した。政府・空港会社と一体になって、反対同盟の闘いに敵対する脱落派を解体しよう。
反対同盟は「三里塚に勝って戦争を止めよう」「この世の中を変えよう」「福島・沖縄と連帯して闘おう」とよびかけている。「国策」と徹底非妥協で闘いぬいてきた三里塚の闘いこそが、安倍の戦争とファシズムへの突撃をうち砕く最大の拠点だ。
今夏―今秋三里塚への集中を強化し、農地死守決戦―空港廃港にむけて反対同盟とともに闘おう。
安倍連合政府は、7月1日「集団的自衛権」の行使の閣議決定を強行した。自衛隊が世界中どこにでも出兵し、全世界労働者人民の闘いを血の海に沈めようとしている。絶対に許してはならない。
また17日には国家安全保障会議(NSC)の関係閣僚会議で、米帝に地対空ミサイルPAC2の部品輸出を許可した。PAC2は、これまで中東―イスラエルに提供され、パレスチナ人民虐殺に使用されている武器である。防衛省は「我々の最終ユーザーは米国であって、米国がどこにミサイルを輸出するかは関知しない」というのだ。
これまでも自衛隊の武器製造で儲けてきた三菱などの大資本が、世界中で帝国主義支配をうち破る闘いにたちあがる労働者人民を鎮圧・虐殺するための武器を製造・輸出し、産業翼賛会として安倍政府の反革命戦争突撃の一翼を担っている。
「集団的自衛権」の行使―反革命戦争とファシズムへの突撃と国家機構のファズム的改編、治安弾圧に対して実力で闘おう。日米安保を粉砕しよう。自衛隊の海外出兵―戦争突撃を粉砕しよう。帝国主義軍隊=自衛隊を解体し、基地を解体する革命的反戦闘争の爆発を反戦・反権力の砦=三里塚からかちとろう。
安倍は排外主義と差別主義を煽りながら朝鮮反革命戦争へ突撃している。闘う南朝鮮労働者人民と連帯し朝鮮反革命戦争突撃を阻止しよう。イスラエルによるガザ空爆―地上戦突入によるパレスチナ労働者人民大虐殺を徹底弾劾する。武装決起で闘うパレスチナ労働者人民と連帯して闘おう。沖縄労働者人民と連帯し、名護新基地建設を阻止しよう。安倍の労働法制全面改悪、「戦略特区」構想による総「非正規」化、「残業代ゼロ」、首切り自由化を許すな。福島の労働者人民と連帯し、原発再稼動を阻止し、日帝の核武装を粉砕しよう。
安倍政府は、6月24日「規制改革実施計画」なるものを閣議決定した。その中で農業分野については、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉をも視野に「農業委員会、農業生産法人、農業協同組合の在り方等に関して、これら3点の見直しを断行する」として、農業委員会と農協を解体し、企業の農業参入規制を緩和し、農地を取得しやすいようにしようとしている。農業・農民つぶしの「農業改革」―TPP攻撃を粉砕しよう。
反対同盟は、土地を武器に「国策」である成田空港建設と身体を張り、血を流して49年実力で闘いぬいてきた。市東氏の農地を武器に空港廃港にむかう農地死守決戦の大爆発をかちとろう。
9.21手話講座実行委員会主催の現地集会の成功をかちとろう。10.8市東氏裁判第3回控訴審闘争に結集し、東京高裁を包囲・弾劾しよう。10・12三里塚全国集会の成功をかちとろう。