全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

権力・ファシスト・木元グループの妨害許さず
8・6広島反戦反核闘争を闘いぬく

 安倍連合政府は、7月1日に「集団的自衛権」行使にむけた解釈改憲の閣議決定を強行した。原発の再稼動・輸出を全力で推進し、核武装へと突撃している。沖縄・名護においては、大弾圧態勢を敷き、ついにブイ設置からボーリング調査へとふみきった。また、中東においては、日米帝など帝国主義諸国の後押しを受けたイスラエルによるガザ侵攻―パレスチナ人民虐殺が継続している。

 原爆投下から69年。この間も、帝国主義者どもは全世界で反革命戦争を遂行しつづけてきた。そして現在、日帝が「集団的自衛権」を行使し、これまでの制約を突破した全面的な反革命戦争を遂行する危機がかつてないほど高まっている。ザイトクカイや田母神グループ、日本会議など右翼ファシストが「核武装」をかかげ、広島や長崎の反戦・反核闘争や被爆者の闘いに憎悪を燃やし、その破壊にむけて突撃している。

 8・6広島反戦闘争実行委員会は、こうした攻撃に怒りを燃やしながら、本年も広島において、原爆投下を徹底弾劾し、帝国主義の新たな戦争とファシズムへの突撃を粉砕すべく8・6広島反戦反核闘争を闘った。

日帝の核武装―戦争突撃と対決する基調提起

 8月6日早朝、雨が強く降るなか、会場の河原町公園に集会参加者が結集する。会場をとりまく広島県警・公安や機動隊の集会破壊を許さず、そして、ザイトクカイなどの右翼ファシストや木元グループ、革マルなどと対決する態勢が組まれる。とりわけ「反日極左の闘いの破壊」を宣言するザイトクカイに対する部隊の戦意は高い。

広島反戦闘争

 司会が開会を宣言し、シュプレヒコールをあげる。全体で唱和したのち、基調提起にうつる。

 安倍連合政府は7月1日に「集団的自衛権」行使にむけた解釈改憲を閣議決定しました。この決定は、日本帝国主義が核行使もふくんだ反革命戦争とファシズムに突撃する宣言にほかなりません。本年の8・6は、この情勢下、決定的な時代の転換をむかえるなかで開催されます。何よりも、安倍の式典列席を徹底弾劾しましょう。

 核兵器は、帝国主義がおこなう戦争のために作成・保持されています。したがって、現下の日帝の戦争とファシズムの突撃と対決し、「集団的自衛権」に反対せずに核廃絶を実現するなどできるわけがありません。戦争に突撃する帝国主義の打倒へとむかい、資本家階級による労働者階級への隷属をくつがえす革命的反戦闘争を闘うことこそが、核廃絶をかちとる道です。

 8・6広島、8・9長崎への原爆投下は、帝国主義支配階級の、核によって労働者人民を虐殺して支配体制を維持するという宣言です。これは、戦後も維持・強化されつづけてきました。3・11福島原発爆発という事態をうけてもその攻撃はなんら変わりません。むしろ、安倍連合政府の登場以降、改憲―反革命戦争・ファシズムへの動きが加速化するなかで核武装攻撃を強めています。わたしたちは「もう二度と核の惨禍を繰り返させない」という被爆者の苦闘に学び、日帝足下―全世界で、戦争や原発によって被爆・被ばくを強制されつづけている労働者人民、核実験反対や原発建設阻止の闘いを闘いぬく労働者人民と結びつき、8・6反戦反核の闘いを闘いぬこうではありませんか。

 第1に、原爆投下69ヵ年を徹底弾劾しよう。原爆を投下し、人民を虐殺した米帝を弾劾しよう。被爆者を「英霊化」する記念式典を徹底弾劾し、首相安倍の式典列席を許さず闘いぬこう。朝鮮人・中国人被爆者切り捨てを許さず、被爆者、被爆2世・3世と連帯し、その怒りと苦闘に学び、闘おう。

 第2に、敗戦必至情勢下で「もう一度戦果を上げてから」と、「国体護持」と自らの命乞いのために沖縄戦を強制し、8・6、8・9原爆投下を強制した天皇ヒロヒトと、その「遺徳をひきつぐ」とするアキヒトの戦争責任居直りを許さず、天皇制廃絶にむけ闘おう。

 第3に、原発再稼動を許さず、すべての原発の廃炉をかちとろう。川内原発再稼動を粉砕しよう。日帝・安倍連合政府による核武装をもっての朝鮮反革命戦争突撃を粉砕しよう。3・11被災・被ばく労働者人民と連帯して闘おう。原子力利用の目的を「安全保障に資する」と明記した核武装・核戦争のための原子力基本法を粉砕しましょう。

 第4に、〈広島―長崎〉、三里塚、沖縄、福島の闘いと結びつき闘いぬこう。市東氏農地強奪阻止、三里塚決戦勝利にむけ闘おう。沖縄労働者人民と連帯し、辺野古新基地建設阻止、オスプレイ配備を粉砕しよう。

 第5に、排外主義・差別主義攻撃と対決しよう。日帝の侵略戦争と弾圧に日帝足下の労働者人民の多くが屈服し、朝鮮人民・中国人民をはじめとしたアジア人民を虐殺し、戦後も日米安保の存立を許し、そのもとでの戦争・虐殺を継続させてしまっていることの歴史的階級的自己批判をかけ、日帝やファシストらの排外主義・差別主義攻撃を粉砕しよう。

 第6に、本日ザイトクカイは、ドーム前で8・6広島反戦闘争に対する敵対破壊をおこなっています。核武装推進を掲げて敵対する田母神、ザイトクカイらファシストの敵対を粉砕し闘いぬこう。被爆者運動に敵対する反革命革マルを解体し、また『8・6北原氏アピール』をねつ造したあげく、三里塚闘争に敵対する木元グループに5同志虐殺の怒りをたたきつけ、解体しよう。

 この基調を全体の拍手で確認する。

実力闘争の熱気あふれるアピールと発言

 つづいて連帯アピールだ。

 反戦・全学連三里塚現地行動隊が三里塚芝山連合空港反対同盟事務局長・北原鉱治氏のアピールを読みあげる。「また8・6広島に原爆が落とされた日がめぐってくる。街全体が壊滅し、多くの住民が亡くなり、今も『原爆症』で苦しめられているという状況が続いている。『戦争は絶対にダメだ』『核廃絶』の想いを再び強くしています」「軍事空港に反対し、反戦・反核の闘う砦として、三里塚は49年にわたって、闘ってきた。三里塚に勝って、戦争を止めなきゃダメだ。佐賀空港のオスプレイ配備にみられるように、民間空港はいつでも軍事空港に転用されるんだ。国は、住民を無視して事を進めていく。自分たちが立ち上がらなければ、それは止められない」「市東さんの農地取り上げを許さず、空港廃港を実現し、戦争に突き進もうとする安倍政権をつぶし、戦争を止めよう。反対同盟は、全国の闘いの先頭に立つ。ともに闘いましょう」。つづいて三里塚現行隊の同志が、国家権力が3年前の「8・6」を選んで三里塚現闘本部の破壊・撤去を強行したことを満腔の怒りで弾劾し、8・6闘争を全力で闘いぬくこと、10・8東京高裁―10・12三里塚現地闘争に全力決起し、市東さん農地強奪を実力・武装闘争で粉砕しようと熱く訴えた。

 ここで原爆が投下された8時15分をむかえた。司会から原爆投下を徹底弾劾し、原爆により虐殺されていった労働者人民を追悼するとともに、被爆者、被爆2世・3世の闘いと連帯し、8・6広島反戦反核闘争を闘いぬく決意をこめたアピールが発せられた。

 つづいて、天皇上陸阻止青年実行委員会からの連帯アピールだ。「沖縄における反戦・反天皇の闘いは、『同化・皇民化』攻撃への敗北・屈服がアジア侵略戦争・虐殺への加担へとつながったことへの痛苦な自己批判をもって、国際連帯の闘いとして闘われてきました。そのことを抜きにして勝利することはできないことをはっきりと突き出して闘い抜いていこう。本日の闘いを闘いぬきながら、沖縄―『本土』つらぬく革命的共同の闘いとして、辺野古新基地建設を実力阻止し、原発再稼動―核武装を実力阻止しよう。天皇の戦争責任を徹底糾弾・追及し、天皇制廃絶―日帝国家権力化解体へともに闘いぬいていきましょう」

 福岡拘置所で不屈の獄中闘争を闘いぬく13年1・16「脅迫」弾圧「被告」の筑紫野署15番同志からは「原発の維持・新設・輸出などは、原発資本と核保有―戦争突撃を押し進める日帝―安倍政権の利害にとってのみ意味があります。これを打ち砕くために、私たちは闘う被爆者や2世・3世の人々、福島原発被曝者や震災被災者、東北労働者人民、そして当時強制連行されていた朝鮮・中国の労働者人民と共に、反戦・反核・反原発・反権力・反資本を闘わなければならないと思います。8・6判決がどのような重罰判決になろうとも、私自身こうした闘いを皆さんと共に貫いていく決意です」というアピールが寄せられ、「本日の反革命実刑攻撃を獄中同志とともに粉砕しよう」とよびかけられた。

 つづいて、三里塚を闘う全国「障害者」解放委員会からの連帯あいさつだ。「本日8・6の闘いを三『障』委は実力で最先頭で闘いぬく。9・21手話実集会から10月三里塚闘争に決起する。市東さん農地強奪粉砕を実力で闘う」と力強い発言だ。

 最後に決意表明だ。

 全国反戦を代表し東京反戦は、「原爆投下を徹底弾劾する。米帝が反ソ・反共の戦後世界支配体制を有利に構築するために原爆投下をおこなったことと同時に、自らの延命のために戦争を継続し、原爆投下という事態をひきおこした天皇ヒロヒトを徹底して弾劾しなければならない。被爆者、2世・3世、在日朝鮮人被爆者と連帯し、福島原発被ばく者や被災人民と結びつき、いっさいの核を廃絶しよう。核武装と戦争につき進む安倍連合政府を打倒しよう。広島・長崎の反戦・反核闘争に敵対を深めるザイトクカイら右翼ファシストを撃滅しよう」。

 全学連中四国ブロックは、「原爆投下を徹底弾劾し、米帝をはじめとした帝国主義を革命的反戦闘争で打倒しよう。日帝の核武装粉砕から、核廃絶にむけて闘いぬく。戦中に原爆開発に着手し、天皇制護持のために戦争を継続し、朝鮮半島から労働者を強制連行しておきながら、日帝がいまなお『唯一の被爆国』などと被害者面することなど許すわけにはいかない。核武装と戦争突撃の安倍連合政府を打倒しよう。本日の闘いを闘いぬき、呉・岩国・日本原などから一兵も出撃させない革命的反戦闘争を中四国からも構築する。右翼ファシストを撃滅し、木元グループ、革マルを解体しよう」。

 すべてのアピール・発言を確認したのち、全体でシュプレヒコールをあげ、デモに出発だ。

式典会場―原爆ドーム前へ進撃

 デモ隊は、広島県警機動隊のデモ規制・弾圧と対決しながら、式典会場の平和記念公園へと肉薄する。「核武装と戦争へつき進む安倍を許さんぞ、原発推進の安倍を許さんぞ、被爆者の『英霊化』を許さんぞ、安倍連合政府打倒」というシュプレヒコールが、戦争突撃アピールをほざく安倍と式典を直撃する。そして、沿道で情宣活動をおこなおうとする核武装推進のファシスト宗団=幸福実現党に弾劾のシュプレヒコールをたたきつける。

 さらに、デモ隊は中国電力付近で「上関原発建設阻止、島根原発を廃炉にするぞ」と原発推進の中電弾劾のシュプレヒコールをあげる。沿道の労働者人民や、ほかの反核デモ参加者からの注目をうける。

原爆ドーム前

 デモ隊は、最後に原爆ドーム前へと進撃する。「反日左翼監視行動」と称してドーム前に登場するザイトクカイらを絶対に許すわけにはいかない。部隊は徹底粉砕の意志固く進撃し、「右翼ファシスト撃滅」のシュプレヒコールをあげる。核武装をかかげるザイトクカイら右翼ファシストの原爆ドーム前登場、8・5―6広島、8・9長崎登場を絶対に許さない。必ず実力での制圧戦に勝ちきり、奴らを撃滅・一掃する。国家権力に守られ、右翼となれあい8・6闘争に敵対・破壊する木元グループを解体・根絶する。

 デモ隊は、さまざまな敵対を粉砕し、デモを貫徹し、この日の闘争の成功をかちとった。

記念式典への安倍列席―戦争突撃発言徹底弾劾

 8・6記念式典においては、原発再稼動や核武装を推進し、さらに「集団的自衛権」行使―反革命戦争につき進む安倍がぬけぬけと「核兵器廃絶」などとほざいた。また、被爆者切り捨てを全面化しておきながら「多くの方々に一日でも早く認定が下るよう」などとも言い放った。安倍は3・11にも原発にも「集団的自衛権」にも言及せず、被爆者を「御霊」と呼び「英霊化」をねらい、戦争責任居直り―ふたたびの戦争とファシズムへの突撃を宣言したのだ。また、広島でも長崎でも、被爆者に「集団的自衛権」について追及され「暴挙」と弾劾されても、安倍は平然と「必ず理解をいただけると思う」といった先から「見解の相違」などと言い放ち、被爆者の怒りと闘いに唾を吐きかけ、戦争突撃への屈服を迫った。これらを絶対に許すことはできない。

 片や広島市長松井はあえて式典発言で「集団的自衛権」には言及せず、官製の式典なるものが被爆者、2世・3世や労働者人民の怒りを収約し支配秩序にしばりつけ、日帝の戦争突撃に屈服・動員を迫るものであることを赤裸々にした。しかし、こうした攻撃に、怒りに燃えた多くの被爆者、2世・3世、労働者人民がたちふさがっている。朝鮮・中国、アジア労働者人民の、スターリン主義国家の制約・弾圧を突破し日帝を追及する闘いにより、今年も安倍の8・15靖国神社参拝は頓挫した。

 核廃絶は、核戦争に突撃する支配階級の打倒・廃絶ぬきにはありえない。革命的反戦闘争を闘い、安倍連合政府打倒、日帝国家権力解体、いっさいの核廃絶にむけて闘いぬこう。朝鮮反革命戦争粉砕。8・6、8・9に反革命密集する右翼ファシストどもを撃滅しよう。反革命革マル・木元グループを解体しよう。ともに闘おう。

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