全学連(伍代委員長)

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三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

8・29谷垣による2名の死刑執行を徹底弾劾する

内閣改造直前の死刑執行

 8月29日、法相(当時)谷垣禎一は2名の死刑執行を強行した。9月3日の内閣改造をまえにして法相最後の仕事として死刑を執行したのだ。徹底的に弾劾する。

 執行されたのは、仙台拘置所で1名と東京拘置所で1名である。仙台拘置所の元死刑囚は、「武富士放火事件」としてその殺意を否認し、2007年3月29日の死刑確定後も3度にわたる再審請求をおこなってきた。8月6日に3度目の再審請求が棄却されたばかりであり、その直後の執行であった。しかしすでに8月25日には第4次再審請求のための弁護人選任届けが郵送されており、「9月2日接見予定」の手紙が届いており、また支援者も8月中旬に面会し、4度目の再審請求を話しあっている。仙台拘置所当局―法務省は、そのことを百も承知で執行したのだ。

 東拘の元死刑囚は12年10月の確定から、2年もたたないうちの執行であり、今年8月の死刑廃止運動のアンケートで「再審準備中」と表明していた。

 2名とも再審の意思を明確にしていた。とりわけ今回の死刑執行はあからさまな再審妨害であり、再審をもって死刑執行を阻止してきた闘いへのあらたな挑戦である。

 谷垣による死刑執行は6月についで6度目であり、12年の就任以来、処刑した人は11名にのぼる。これは「死刑のベルトコンベア化」を叫んで1年で13名を処刑した鳩山邦夫につぐ強行ぶりだ。昨年12月以来、本年3月の袴田巌氏の再審開始決定をはさんで「様子見」をしていた谷垣は、その後続々と明らかになる捜査側による証拠のでっちあげの実態暴露のなかで、労働者人民の怒りと死刑制度への批判や疑問が拡大することを封殺するように「ひとつの事件が死刑制度そのものに影響するものではない、着実に執行する方針は変わらない」(法務官僚)と、6月に死刑を執行した。そしてその2ヵ月後の執行である。労働者人民が冤罪で殺されようが、権力が証拠をでっちあげようが「反省」などまったくしていない。どんなに問題が起ころうと、階級支配を維持・強化するために死刑はどんどん執行するというのだ。そして、“いかにうまく人民を支配するかが問題”と、盗聴拡大や司法取引など捜査側の武器の強化という新たな捜査手法までもちだしてきているのだ。

 7月、「集団的自衛権」行使の閣議決定下、いよいよ戦争につきすすむ安倍政府は、治安弾圧強化と死刑制度の存置、死刑攻撃の強化と一体であらたな組閣をおこなった。新法相松島みどりは「死刑執行の署名の覚悟」を宣言している。戦争突撃と一体の死刑執行を許すな。死刑執行を阻止しよう。

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