全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

10・12三里塚全国集会が大勝利
農地死守決戦の大爆発の突撃路切りひらく

 10・12三里塚全国集会は、三里塚芝山連合空港反対同盟主催で、910名の労農水「障」学の結集で勝ちとられた。

 これに先立ち10・8農地裁判控訴闘争が闘いぬかれた。早朝より公安私服らの弾圧策動と対決し高裁前を制圧し、リレートークで結集した労農水「障」学の怒りをたたきつけ、正午には高裁包囲デモを闘った。4237筆の反対署名(総計17000筆余)が提出された。三里塚を闘う全国「障害者」解放委員会を先頭に、反対同盟・傍聴団が車イス「障害者」差別傍聴制限徹底糾弾の闘いを貫徹した。

10月8日霞ヶ関デモ

 法廷内では、市東孝雄氏が怒りをこめて意見陳述をたたきつけた。弁護団は、千葉地裁多見谷判決を木っ端微塵に粉砕する意見陳述を展開した。空港会社・県の代理人は、一言も反論することができない。貝阿彌(かいあみ)に代わって裁判長になった小林昭彦に、反論しない被告側へ「求釈明をするように」という訴訟指揮を強制した。反対同盟・弁護団・傍聴団が一体で闘いぬき、法廷内外を貫き、敵を圧倒した。

 報告会では、市東氏が「勝たなきゃダメ。闘えば必ず勝利する」と決意を明らかにした。市東氏の怒りと結びつき、控訴審闘争勝利の展望が切りひらかれた。

 こうした10・8控訴審闘争の大爆発をひきついで、10・12三里塚全国集会が闘いとられた。10・8―12の闘いを突撃路に、実力闘争・武装闘争と革命的労農水「障」学共闘で、農地死守決戦勝利へ進撃しよう。

三里塚・木の根全国共闘が前段集会

 早朝から、全国から労農水「障」学の仲間が権力機動隊の弾圧態勢を粉砕して結集した。本集会に先立ち三里塚・木の根全国共闘の前段集会がかちとられた。

 福岡・築港日雇労働組合は「反対同盟は、徹底非妥協で強権的な国家権力と武装闘争で闘い、市東さんの農地強奪阻止の闘いを道筋に沖縄・福島から全国に波及し、連帯共闘をかちとってきました。公園からの野宿労働者のたたき出し、闘う『障害者』の作業所解体、介護者との分断破壊をもくろみ、行政一体となった国家権力の弾圧はより重圧を加え、抑圧者そのものです。『社会で役割が果たせない者』は、片隅に追いやられ、ないがしろにされてしまっているのがいまの社会です。労働者は、安定とはほど遠い困窮のなかにさらされています。そんな矛盾だらけの社会にあって、市東さんの農地強奪にまっ向から挑む姿勢は、三里塚闘争を闘う人たちとともにあります。三里塚闘争勝利の日までともに闘いましょう」と訴えた。

 三里塚を闘う全国「障害者」解放委員会は、「控訴審闘争で、『障害者』に対する傍聴整理券の差別的対応、廷吏を許さず闘いました。市東さんの農地強奪阻止、空港廃港まで闘いぬく。反対同盟とともに、最後の最後まで闘うことを誓います」と決意を明らかにした。

 天皇上陸阻止青年実行委員会は、「日帝の新たな辺野古への攻撃の激化、権力の弾圧、ファシストどものテロ、海上保安庁の攻撃を徹底して弾劾する。沖縄労働者人民の身体を張った実力闘争に連帯し、『本土』―沖縄を貫いて、名護新基地建設を阻止し、日帝の新たな同化皇民化攻撃を粉砕し、沖縄人民解放にむけてともに闘っていこう。それと一つのものとして、市東さんの土地強奪阻止の闘いにともにたちあがっていく」と決意表明した。

 全国反戦は「市東氏農地強奪をめぐる決戦のただなかにある。控訴審闘争が闘われている。来春・来夏には、実力攻防が闘いぬかれる。実力闘争・武装闘争を先頭で闘う部隊として、決戦をこの地で闘いぬくために準備し、全国からはせ参じ闘いぬく。労農水『障』学の闘いをもって、反対同盟とともに農地強奪阻止を先頭で闘いぬく」と決意を明らかにした。

 全学連中央執行委員会は、「10・8控訴審闘争をひきつぎ、裁判闘争と現地闘争を一つのものとして闘いぬこう。決戦を決戦として闘う反対同盟の断固たるよびかけにこたえ、実力闘争・武装闘争で決戦を闘いぬこう」とよびかけた。

 5・23闘争実行委員会は、「市東さんの農地強奪を許さず、第3滑走路計画を粉砕し、反対同盟結成以来、国家権力とまっ向から対決してきた実力闘争、労農水「障」学共闘の闘いをともに闘っていきたい。狭山第3次再審棄却を許さず、『俺は殺していない。国家権力による部落差別を暴き闘いぬいていく』という不屈の石川氏の決意・闘いと結びついて、寺尾判決を徹底糾弾し、10・31狭山闘争を闘おう」とよびかけた。

 最後に、反戦・全学連三里塚現地行動隊は、「いよいよ決戦に突入した。不屈に闘う市東さんの農地を断固として守りぬく実力闘争・武装闘争にたちあがろう。東京オリンピックを口実にした成田空港増便、第3滑走路計画を粉砕しよう。三里塚空港の朝鮮反革命戦争出撃・兵站基地化の攻撃を粉砕しよう。反戦・反権力の砦=三里塚から反革命戦争とファシズムに突撃する安倍連合政府を打倒しよう」と訴えた。

 すべての発言を確認し、断固たるシュプレヒコールをもって前段集会を終え、本集会に合流した。

全国集会―反対同盟の農地死守決戦勝利にむけた闘いが提起された

 伊藤信晴氏(前半)、宮本麻子氏(後半)の司会のもと、本集会が開始された。まず冒頭「志半ばで倒れた萩原進さんの遺志にこたえ、本集会に参加されたみなさんの共同の決意として、黙祷を捧げたい」という提起で、黙祷がおこなわれた。12月20日に「萩原進さんをしのぶ集い」へのよびかけがなされた。結集した労農水「障」学の仲間全員が、故萩原事務局次長の「沖縄・福島・三里塚一体で闘おう」「霞ヶ関に攻めのぼろう」という最後の訴えをあらためて確認し、決意を新たにした。

 主催者あいさつに北原鉱治事務局長が登壇する。北原氏は、「三里塚の50年目は、激しい闘いの連続でした。東京高裁はすばらしい闘いになりました。とりわけ市東孝雄は、自分の農地を守る、農民の未来を守る闘いにたちあがっている。市東さんの闘いは生きるための闘い、国の将来、若い学生、労働者、未来をつくる闘いです。どうか将来のために闘ってください」と切々と訴えた。

 反対同盟事務局からの報告として、萩原富夫氏が「親父(故進氏)の闘いをひきつぐ闘いとして、反対同盟事務局は、力をあわせて必死で闘いぬいてきた。敵国交省・空港会社の攻撃は、ますます厳しさを増してきている。これに対してあらためて、闘いの原点にたち返り、新たな闘いを開始していかなければならない。そんな決意をしています。東京高裁では、千葉県、空港会社の代理人たちを圧倒して、一言も発することができない、そういうところに追いこんだ。彼らに一片の正義性もない。闘いをますます大きくしていくことによって、この裁判闘争を全部はね返し、みなさんとともに勝利していく。空港会社、国交省は成田空港の強化・拡大策、24時間空港化を発表している。われわれは、駅頭情宣、周辺情宣など闘ってきた。今後とももっともっと激しく闘っていきたい。われわれの闘いは、ただ単に空港建設との闘いではない。成田軍事空港の完成を阻むこと、それは安倍政権の『集団的自衛権』行使の容認という絶対に許せない戦争突入宣言という情勢のなかで、成田軍事空港完成を阻む闘いです。権力に対して実力闘争で絶対反対を貫ぬく闘い、反戦・反権力の砦としてこれからも闘いぬく」と決意を明らかにした

10.12集会で市東さんが発言

 特別報告として、動労千葉や関西新空港反対住民などからの発言がおこなれれ、「市東さんの農地取り上げをうち破ろう」ということで、市東孝雄氏が登壇する。市東氏は「高裁での裁判でも、いまのところ勝利的に進んでいる。わたしは、親父の跡を継いだわけですが、『闘魂ますます盛んなり』という言葉を壇上から言って15年たった。しかし、それはみなさまのお力があってこそ。一人では絶対にできない。これからもこの地で生きていく、天神峰に住むのが自然であるという、そういうスタンスでこれからも生きていきます。国策と闘っている福島、沖縄、三里塚を一つの闘いとして、これからも三里塚は意気揚々として闘いたい」と熱い想いを明らかにした。

 つづいて、葉山岳夫氏、一瀬敬一郎氏、遠藤憲一氏、大口昭彦氏ら反対同盟顧問弁護団が発言する。

 「控訴審裁判で大きな一つの勝利をかちとった。市東さんの意見陳述は法廷を圧倒した。空港会社、千葉県、千葉県知事は、反論を避けて千葉地裁多見谷の反動判決にすがって早期結審をねらうという算段です。反論を出せという訴訟指揮を小林昭彦裁判長に強制した。〈空港絶対反対〉〈農地死守〉〈一切の「話し合い」拒否〉〈徹底非妥協・実力闘争〉という基本路線が大きな力を発揮した。市東さんの必ず勝利するという決意がみんなの決意となったとき、裁判闘争は必ず勝利すると確信する」「農民殺しの空港建設を許さず、空港廃港まで闘う」「控訴審闘争の勝利は、三里塚の力、三里塚48年にわたる実力闘争の地平、その組織力に東京高裁も震撼しているから、恐れているから。それなくして、この成果はありえない。空港会社、千葉県、政府・国家を追いつめて闘おう。国際テロリスト指定財産凍結制度なる法案を閣議決定した。極悪の治安立法は、三里塚勢力の力で、葬りさらなければならない。農地強奪阻止、空港廃港にむけてともに闘いぬこう」「三里塚は、人民の実力の闘争の中心・尖端」とそれぞれ訴えた。

 反対する会の発言につづき、婦人行動隊木内敦子氏が、「わたしたち三里塚は国家の中枢ののど元に突きつけた刃。市東さんの農地を奪われるということは、わたしたちの命も奪われるということ。未来を敵に渡してはならない。いままで以上に全国に飛び回り、人を集め、刃を研ぎ澄ましていきたい。ともに闘っていきましょう」とカンパアピールをおこなう。

 「沖縄・福島・三里塚一体で国策と闘う」ということで、沖縄からの訴え、福島からの訴え、全国農民会議などの発言につづいて、住民団体がアピールした。

 闘う「障害者」を代表して、野戦病院・手話講座実行委員会の朝田しげる氏は「控訴審闘争で『障害者』傍聴券についても、反対同盟とともに闘い、一般傍聴券ではいったことを報告する。安倍連合政府は、保安処分、生活保護の切り捨てなど『障害者』抹殺攻撃、『障害者』が生きていることさえ許さないという攻撃をかけてきている。われわれは1930年代のあのナチスドイツにガス室で殺されていった『障害者』の仲間、日本でおこなわれた社会からの排除、虐殺などを二度とくり返してはならない。そのためにこそいま、『障害者』自らたちあがり、最先頭で安倍連合政府を打倒しよう。市東さん決戦を『障害者』は最先頭になって、市東さん、反対同盟とともに土地を守りぬき実力で闘う。右翼を許さず、反対同盟から排除声明が出ている革マル・木元グループを断固許さず、一掃していこう」とよびかけた

 福日労は、夏まつり、10・4三里塚―九州集会の報告をおこない、「東京高裁は、一審でできなかった仮執行判決をもって市東さんの農地を強奪しようとしていることは明らか。安倍は『集団的自衛権』の行使容認、労働者の首切り自由、『解雇特区』をねらう構想をうち出し、三里塚では新たな第3滑走路計画の動きが始まっている。右翼ファシストが三里塚現地に登場し、反対同盟たたき出し攻撃を強めている。反対同盟つぶしの総攻撃であり、絶対に許すことはできない。市東さんの『農地を奪うということは死ねということ、わたしが勝たなきゃしょうがない』という不退転の決意、闘いにこたえ連帯することを決意する。農地死守決戦の爆発をともにかちとっていこう。福日労は、アルミ缶持ち去り防止条例絶対反対、出来町公園決戦をなんとしても闘う」と決意を明らかにし、年末の越冬闘争への協力・支援を訴えた。

 つづいて共闘団体決意表明にうつる。

 解放派を代表して登壇した革命的労働者協会の同志は、「解放派は反対同盟とともに市東さんの農地強奪を阻止する農地死守決戦を闘います。49年にわたって、戦争のための空港建設を阻んできた、日本階級闘争にとって画期的意義を有する闘い。この闘いに、沖縄・福島―反原発、全国の労農水「障」学の闘いがガッチリ結びつき、安倍の戦争とファシズム攻撃のまえに断固として立ちふさがっている。世界恐慌が危機を深めている。パレスチナ・ギリシャ・南朝鮮・香港で労働者人民が武装決起し、ストライキを打ちぬき、街頭を占拠し、帝国主義・スターリン主義と闘いぬいている。三里塚闘争こそ、プロレタリア世界革命に向かう全世界の闘いの重要な一翼を担っている。政府・空港会社・利権屋どもが第3滑走路建設をほざいている。反対同盟の断固たる闘いに結びつき闘う。安倍の『集団的自衛権』行使閣議決定、新ガイドライン、原発再稼動―核武装、労働法制改悪、TPP推進、治安弾圧の強化、そして改憲攻撃を粉砕する。安倍打倒に総決起しよう。福岡拘置所で不屈に闘う獄中同志とともに、組対法攻撃を粉砕する。警察、検察、裁判所、監獄、入管施設、保安処分施設解体を闘おう。反対同盟を名指しし三里塚闘争破壊を策する右翼ファシストを徹底撃滅しよう。解放派は逮捕流血を辞さず、手に武器を取り、空港廃港にむけ闘う」と烈々たる決意を明らかにした。

 太郎良陽一氏が闘争宣言を読みあげ、スローガン採択・デモコース説明をおこない、野平聰一氏の音頭でガンバロー三唱をおこなう。

 集会後ただちにデモに進撃する。デモコースは、格安航空会社の施設整備が急ピッチで進められる工事区域を通るコースだ。われわれは、工事強行を弾劾し、権力機動隊の弾圧策動を許さず、終始戦闘的にデモを闘った。

10・8―12を突撃路に農地死守決戦へ

 政府・空港公団は、2020年東京オリンピックを口実にして、首都圏空港の機能を強化するとして、成田空港の発着枠を30万回から4万回増やそうとしている。30年代の第3滑走路建設をぶちあげている。まさに、地域破壊を拡大し、農民を地域からたたき出していくものだ。断固として実力で粉砕していこう。オリンピック戒厳令を断固としてぶち破り、反対同盟・三里塚闘争破壊攻撃粉砕の実力闘争・武装闘争に立ち上がっていこう。

 世界恐慌の深まりのなかで、帝国主義の危機が進行している。米帝は、「イスラム国」の脅威を口実に、イラクからシリアへの爆撃を拡大している。安倍連合政府は、改憲と戦争にむけた突撃を強めている。反革命戦争とファシズムへの突撃と一体のものとして、反対同盟・三里塚闘争つぶしの攻撃が激化している。三里塚空港の「完全空港」化の動きは、成田空港をさらに出撃・兵站基地としてうち固める攻撃だ。戦争・ファシズムに突撃する安倍連合政府を打倒する闘いに反戦・反権力の砦=三里塚から断固としてたちあがろう。1971年9・16東峰十字路戦闘(3警官せん滅)の地平、大木よね氏の不屈非妥協の闘いをひきつぎ、大木よね氏が不屈に強制代執行に身体を張った闘いと結びついて、市東氏農地強奪実力阻止の農地死守決戦に総決起しよう。

 来春3・4控訴審闘争―3・29全国集会を闘おう。3万人署名運動をさらにおし進めよう。三里塚闘争に敵対する右翼ファシスト、下総政神党や国防同志会などが三里塚に登場している。「第3滑走路実現する会」と一体となった破壊攻撃、利権に群がる右翼ファシストの蹂躙・敵対・破壊攻撃を実力で粉砕しよう。三里塚闘争に敵対する反革命革マルを解体・絶滅し、木元グループを解体・根絶しよう。

 反対同盟とともに三里塚決戦を闘い、空港廃港をかちとろう。ともに闘いぬこう。

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