全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

「建国記念の日」粉砕! 日本原基地解体! 2・11日本原闘争を闘いぬく

天皇制を一貫とした国家権力を打倒しよう

 日帝支配階級、安倍連合政府は、反革命戦争とファシズムの道をひた走っている。ファシズム権力樹立への一里塚とも言うべき緊急事態条項(戒厳令)を真っ先に憲法に盛り込もうとしている。中東反革命戦争突撃の「有志連合」に加わり、「テロとの闘い」、パレスチナをはじめとした労働者人民の闘いを圧殺、国内の治安弾圧を一挙に強化している。安倍は、「侵略」「植民地支配」などの言葉を抹消した「首相談話」を出し、戦後70年を焦点として階級闘争圧殺の攻撃をしかけている。

 この攻撃の中心を担っているのが天皇・皇族である。支配階級・国家の統合力が低下するなかで、階級闘争を圧殺しようと天皇らが前面化してきている。4月にはアキヒト、ミチコがパラオへを蹂躙しようとしている。かつての「委任領」統治を居直り、人民同士の殺し合いを美化し、アジア−太平洋の反革命盟主化を狙った攻撃である。また、天皇らは、「自然災害」や3.11東日本大震災−原発被災地への訪問を繰り返している。「日の丸」・「君が代」強制や、「道徳」の教科化などをとおした愛国教育の強化によって天皇を頂点とした日帝国家への忠誠を誓わせる攻撃が激化している。天皇(制)批判デモなどへの右翼ファシストのテロルともども徹底粉砕あるのみだ。

 安倍は昨年、歴代首相として初めて“2.11メッセージ”を発表した。今年も「『建国記念の日』は、『建国をしのび、国を愛する心を養う』という趣旨のもとに、国民一人一人が、今日の我が国に至るまでの古(いにしえ)からの先人の努力に思いをはせ、さらなる国の発展を願う国民の祝日」「災害や戦争など苦難の時もありましたが、いつの時代にあっても、先人たちは、勇気と希望をもって、新しい時代を切り開いてきました。」「そのためにも、10年先、50年先、そして100年先をも見据えた改革に、果断に取り組んでまいります。」と言い放った。「明治維新」後の侵略戦争と植民地支配、ファシズムの歴史を肯定し、その「伝統」に基づいた改革を行っていくという野望を赤裸々にしている。

 朝鮮反革命戦争の錬兵・出撃拠点として強化される日本原基地を解体しよう。天皇制と正面から対決し、三里塚闘争と連帯し実力闘争・武装闘争として闘いぬかれてきた日本原闘争の地平を引継ぎ、地元反対派農民や全世界労働者人民と連帯し闘おう。安倍連合政府を打倒し朝鮮反革命戦争を粉砕しよう。  こうした闘いへの戦意に満ちた、労働者、学生、「障害者」は2.11日本原現地闘争を闘いぬいた。

現地統一集会を勝ち取る

日本原現地統一集会

 11日午前、日本原現地統一集会の成功に向け、奈義町宮内地区に闘う部隊が結集する。風が冷たいなか、皆で協力し会場設営を行う。11時すぎに日本原闘争破壊のために現れた木元グループがデモを行う。部隊は、木元グループに迫り、徹底粉砕のシュプレヒコールを浴びせる。公安警察が例年よりも増した数で壁を作り木元グループを防衛するが、部隊は、権力、木元グループを共ながらに弾劾する。

 そして、統一集会を開始する。全体でシュプレヒコールをあげた後、司会より2.11闘争について提起がある。

 司会は、まず、昨年7月「集団的自衛権の行使」の閣議決定などの安倍連合政府の戦争とファシズムに向けた攻撃を弾劾し、改憲―戦争突撃を粉砕し、革命的反戦闘争を闘うこと、右翼ファシストども、差別主義、排外主義攻撃を強めるザイトクカイらを断固粉砕していくことを呼びかける。そして、奈義町で「大日本帝国憲法復元決議」があげられ天皇制の強化と一体のものとして日本原基地強化・演習場の拡張がされてきたこと、日本原現地では、2010年以降日米共同演習が行われていないが、大規模に演習場整備が行われていること、日米共同演習ではじめて作られた都市型訓練施設が再整備され、新たな射撃場がつくられていること、近年、中国山地―美作市、奈義町、津山市など県北一帯での米軍機による低空飛行訓練が頻繁に強行され、11年3月には津山市で米戦闘機の低空飛行訓練による土蔵倒壊事故がおきていることなどを弾劾し、国内―全世界で闘う労働者人民と連帯し、「建国記念の日」粉砕、天皇制廃絶、日本原基地解体を掲げて闘うことを呼びかける。日本原農民に連帯し、実力闘争として闘いぬかれてきた地平を引き継ぎ、実射阻止、自衛隊解体にむけ闘いぬくこと、本集会を1977年以降地元反対派農民を中心として勝ちとられてきた統一集会を引き継ぐものとして闘うこと、権力の弾圧、右翼ファシスト、革マル、木元グループの敵対を粉砕して闘いぬくことが熱烈に訴えられる。こうした司会からの提起を全体の拍手で確認する。

三里塚をはじめとした連帯アピール

 三里塚芝山連合空港反対同盟事務局長・北原鉱治氏からの連帯アピールを反戦・全学連三里塚現地行動隊の同志が読み上げる。「今年、三里塚は勝負の年です。安倍は『反テロ戦争』、邦人救出を名目にした自衛隊の海外派兵をもくろんでいる。成田空港を、『有事』に使う滑走路として、しゃにむにつくろうとしている。このまま行ったら戦争の道へと進むことは明らかです。労働者と農民は連帯して、今の政治、世の中が根本から変わるまで闘いぬく。空港廃港めざし、闘いぬく。日本原農民は、自衛隊の実弾砲撃演習に身体を張って闘ってこられた。福島、沖縄、そして全国の反軍・反基地闘争を闘う人々とともに闘う。2.11日本原には、右翼が毎年大挙して来るそうですが、右翼の敵対をはねのけ、寒い中での集会とデモを元気に闘いぬいてください。市東くんの裁判、3.29全国集会を闘おう。会場の旧成田市営グラウンド、現栗山公園は、機動隊との流血の実力攻防がくり返された激戦の地です。今年は、再び激戦の年になるだろう」。

 続いて現地行動隊の同志が、まさに15年を決戦の年として実力で市東さんの農地強奪を粉砕し、空港廃港に向け闘う反対同盟と連帯し実力闘争・武装で闘いぬいていくこと、「建国記念の日」粉砕・日本原基地解体を掲げ右翼ファシストや木元グループを打倒し日本原闘争に勝利していくこと、3.4闘争、3.29闘争への総結集を訴える。

 次に獄中アピールだ。13年1.16「脅迫」弾圧を受け、実刑攻撃と闘う筑紫野署15番同志は「今こそ『弾こめ! 撃て!』の号令一下、闘う人民に銃口を向けた日帝―自衛隊の人民虐殺軍としての本性を暴き、沖縄人民の闘い、三里塚闘争に結びつき、反戦・反軍・反基地の闘いを強く呼びかけ先頭で闘いましょう! 弾圧を恐れず反弾圧の闘いとひとつのものとして反戦闘争の旗を掲げましょう! 私は皆さんの闘いと結び、今後も一貫して獄中闘争を闘いぬく決意です」と獄壁を超えたアピールをよせた。

 続いて結集した団体より連帯あいさつをうける。

 三里塚を闘う全国「障害者」解放委員会は、「安倍政府は、戦争翼賛に突き進み、戦時『障害者』抹殺攻撃を法案化し、福祉・年金を削り、ますます保安処分を進めている。三『障』委は、体を張って権力を打ち破り、保安処分施設を木っ端微塵にする闘いの最先頭にたつ。日本原闘争を闘い、三里塚空港廃港を勝ち取る。権力を粉砕して闘おう」という闘志に満ちたあいさつを行う。

 福岡・築港日雇労働組合は、「日本原闘争は、現在の安倍連合政府の改憲・戦争、ファシズムへの突撃の中で、安倍、右翼・ファシストとの激突の戦場です。現地の日本原農民と共に、『建国記念の日』粉砕、天皇制打倒、反戦反基地、日本原基地解体、右翼・ファシスト打倒の闘いへと突き進んでいきましょう。三里塚闘争に総力決起します。沖縄・辺野古新基地建設を許さず、体を張っている沖縄労働者人民と連帯し闘います。福日労は、公園を拠点に闘う仲間と共に、福岡市行政の叩き出し、炊き出しつぶしを許さず、出来町決戦を闘い、2015年反戦反合政府打倒春闘を闘います」。発言に対して、熱烈な拍手が送られる。

熱気あふれる決意表明

 最後に、決意表明に移る。

 日本原・狭山・三里塚を闘う岡山地区実行委員会は、「安倍連合政府の戦争突撃を粉砕しよう。闘わなければ生きていけない。パレスチナや南朝鮮をはじめ全世界労働者人民と連帯し、朝鮮反革命戦争粉砕の実力闘争・武装闘争を闘う。奥鉄男氏は、出兵の経験から戦争反対―自衛隊反対―天皇制反対の生き方を貫かれた。内乱鎮圧・治安弾圧の要である天皇制を廃絶する。基地解体、自衛隊解体。粘り強く闘う日本原農民と連帯し闘う。労農水『障』学共闘を打ち固め、三里塚決戦を闘おう」

 全学連中四国ブロックは、「参議院選後の改憲をぶちあげた安倍連合政府を革命的反戦闘争の爆発で打倒しよう。安保関連法・『ガイドライン』改定・名護新基地建設粉砕。安倍の2.11アピールを弾劾し、右翼ファシストを撃滅し『建国記念の日』を粉砕しよう。天皇パラオ訪問を粉砕し、天皇制を廃絶しよう。地元反対派農民の闘いと連帯し、実力闘争・武装闘争で全ての演習を粉砕し、日本原基地・自衛隊を解体しよう。2.11同志中原虐殺38ヵ年に報復し反革命革マルを解体しよう。2.9同志柿沼虐殺15ヵ年に報復し反革命木元グループを解体しよう」。

 現地で闘ってきた解放派の同志からは、「戦争とファシズムに向けた戦後史を転換する攻撃の中で本日の2.11闘争はある。第1に、非妥協で闘う日本原農民に連帯し、自衛隊解体、基地解体、日本原闘争の勝利に向けて闘おう。第2に、2.11日本原闘争が一貫して天皇制攻撃に反対し闘いぬかれてきた歴史的地平を引き継ぎ、天皇主義右翼ファシストの敵対を粉砕し、天皇制の廃絶に向け闘おう。第3に、日帝の中東『反テロ戦争』参戦、中東反革命戦争突撃を粉砕しよう。第4に、本日の闘争勝利を突破口に、三里塚、狭山、沖縄をはじめとする今春季決戦に総決起しよう。2.8政治集会の成功を力に、同志中原虐殺に報復し、反革命革マルをせん滅しよう。木元グループ解体・根絶」。

駐屯地に向けデモで進撃する

日本原駐屯地前でシュプレヒコール

 すべてのアピール、発言を確認し、駐屯地へと進撃する。右翼ファシストの敵対街宣が近くで聞こえるなか、部隊は右翼ファシスト打倒の戦意に燃えてデモに打って出る。宮内地区から現地一帯に「建国記念の日」粉砕、日本原基地解体をアピールする。国道におりてから、「大日本帝国憲法復元決議」をあげた奈義町議会、町当局を徹底弾劾するシュプレヒコールをあげる。町役場の敷地内には「当敷地内の集会・デモを一切禁止する」などと労働者人民の闘いに憎悪を燃やした告知がある。粉砕あるのみだ。

 途中、公安警察に守られながら木元グループが、白色テロのためのカメラ撮影を行っている。デモ隊は徹底弾劾する。木元グループは公安車両に守られながら逃げるように離脱した。

 デモ隊に昨年と同様に、行きかう車両から「がんばれ」の声が飛ぶ。基地内では、「警務」の腕章をつけた自衛官らがデモ隊に対峙している。デモ隊は駐屯地ゲート前で「日本原基地解体、自衛隊解体、朝鮮反革命戦争粉砕、隊員は出兵を拒否せよ」とシュプレヒコールを叩きつける。岡山県警は「警告だ」「早く行け」と暴力的に排除攻撃をしかける。部隊は、実力で対決し、弾劾行動を闘いぬいた。デモを貫徹し、自衛隊や警察と対峙し、集約提起を勝ち取った。右翼ファシストの敵対を粉砕し、この日の行動を貫徹した。

 「建国記念の日」を粉砕し、天皇制を廃絶する。朝鮮反革命戦争とファシズムを粉砕し、労働者権力を樹立する。共に闘おう。

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