戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!
3.4市東氏裁判控訴審結審弾劾、農地死守決戦勝利―空港廃港へ
三里塚・沖縄・福島が連帯し戦争突撃の安倍連合政府を打倒しよう
木の根共闘がよびかける5.3〜4援農交流集会へ
3月29日、成田市栗山公園(旧成田市営グラウンド)において、全国の労農水「障」学の仲間920名を結集しかちとられた。市役所職員による騒音測定など権力一体となった集会への介入・破壊攻撃や右翼街宣車によるくり返しの集会破壊策動などをうち返し、大成功をかちとった。
3.29集会は、何よりも3.4東京高裁裁判長小林昭彦による結審攻撃を徹底弾劾し、農地取り上げ判決を許さず闘いぬくことを明らかにした。判決以降の現地実力攻防を見すえて、決戦へ突入しなければならない。判決にいたる過程のいっさいが、決戦陣形の構築のための闘いにほかならない。いっさいを現地へ、決戦へと集中し闘いぬこう。そうした闘いこそが、判決公判やそれにいたる過程もふくめて、裁判闘争勝利の鍵となる。
さらに、「国策」に対決してきた三里塚、沖縄、福島など全国の闘いの連帯が重要だ。
安倍連合政府は、日帝(全世界の帝国主義)の危機を戦争とファシズムの突撃をもって乗り切ろうとしている。50年になろうとする三里塚闘争は、実力・武装と共同闘争で空港建設という「国策」を阻みつづけてきた。それはいまも完成していない。反戦・反権力(・反核)の砦=三里塚が、敵のいっさいの攻撃を実力・武装で粉砕し、安倍連合政府打倒の先頭にたつことを明らかにしてきた。
集会のなかで、反対同盟や諸人氏が発言で明らかにしたように、成田市営グラウンドは、実力闘争の戦跡である。1968年反対同盟、共闘する反戦・全学連部隊は、成田市役所にあった公団分室に突撃した。問答無用で農地を強奪し、空港建設を強行しようとする権力(成田市行政もふくめて)・空港公団に対して、実力・武装で怒りをたたきつけた。
反対同盟はすでに、67年外郭測量阻止闘争で自ら身体を張った実力闘争にたちあがっていた。権力機動隊・空港公団(現空港会社)、のみならず条件派と実力対決している。その攻防のなかで、日共の本質を見ぬき、絶縁した。さらに、創意工夫をこらしいろいろな戦術を編み出した。代執行阻止決戦では、自らの生命をも武器にして、立木に身体をしばりつけ、地下壕戦、砦(やぐら)戦などを共同で闘った。そして、その熾烈な闘いのなかで、敵味方を峻別した。バリケードの外に位置した輩はみんな、結局脱落した。
そうした実力闘争の戦歴のうえに、権力の大弾圧をはね返し、反対同盟と支援共闘団体は、実力共同で闘いとった地平を一歩も引くことなく前進させた。そうした闘いのうえに勝ちとられた71年代執行阻止決戦―東峰十字路戦闘(3警官せん滅)と大木よね氏の徹底非妥協・実力闘争は、まさに三里塚闘争のみならず日本階級闘争に燦然と輝く金字塔だ。それはいまも反対同盟と労農水「障」学の闘いのなかにひきつがれている。革命的共同と実力闘争・武装闘争こそ三里塚闘争勝利の核心であり、勝利の鍵だ。
2015年は決戦の年だ。年半ばに、高裁判決強行が策動されている。3万人署名を貫徹し、全国で労農水「障」学の仲間の組織化をおし進めよう。農地取り上げ判決粉砕の全力の取り組みを進めよう。そのうえで、農地取りあげ判決が出たならば、怒りをもって、全力決起で農地死守戦に突入しよう。決意を固めよう。市東さんの農地強奪を許して、三里塚闘争勝利はない。50年になろうとする三里塚闘争の地平―真価を発揮して決戦にたちあがろう。
成田市役所をのぞむ栗山公園に全国の労農水「障」学の仲間がぞくぞくと結集する。午前11時から三里塚・木の根全国共闘主催の前段集会が開催された。多くの仲間がつぎつぎと決意を表明した。
福岡・築港日雇労働組合の仲間は「三里塚闘争の歴史は、反対同盟と現地の闘う仲間との共闘共生のなかで生まれた実力闘争・武装闘争による闘いです。労働者は、野宿に追いこまれ、唯一の収入源であるアルミ缶の収集も取り上げられ、最後の頼みである炊き出しさえなくしてしまう、行き場のない状況に追いこまれている。出来町公園で炊き出しを頑強に闘っている野宿労働者とともにこの攻撃を許さず、最後まで闘う。この社会から差別・排撃・隔離されつづける『障害者』労働者とともに、市東さんの農地強奪に渾身の怒りをもってたたきつける」。
三里塚を闘う全国「障害者」解放委員会の仲間は「市東さんの農地強奪を許さず、力の限り闘う。三月結審に怒りを爆発させて、最先頭で空港廃港まで闘うことを誓う」。
天皇上陸阻止青年実行委員会の仲間は、「辺野古新基地建設でも、身体を張った実力闘争のみが阻止できるということが鮮明になっている。辺野古の海と陸で闘いぬく沖縄労働者人民とともに闘いぬく決意です。沖縄と三里塚の連帯をかちとり、全国から沖縄、全国から三里塚へ集中しよう」。
全学連伍代委員長は、「いよいよ決戦局面。反対同盟の闘いとガッチリと結びついて、実力闘争・武装闘争で一丸となって市東さんの農地強奪阻止を闘い、現地の闘いから空港廃港へとつき進もう」。
狭山闘争を闘う5.23闘争実行委員会の仲間は、「狭山闘争の勝利なくして部落民の解放なし、全人民の解放もない。労農水『障』学の闘いとして提起された三里塚闘争の決戦局面、狭山第3次再審闘争の局面を全力で闘う」。
全国反戦の同志は、「権力の強権攻撃に、反対同盟と、ともに闘う仲間が闘いかちぬいて今日の49年がある。闘いのなかで、コミューンの闘いに共感し闘ってきた。裁判闘争とあわせ、いよいよ現地攻防、三里塚現地で闘う正念場。反戦の砦、コミューンの姿を垣間見てきた、労農水『障』学の地である三里塚の闘いになんとしてもかとう」。
反戦・全学連三里塚現地行動隊の同志は、3.4結審を徹底弾劾し、「この怒りをバネに、実力闘争で闘いぬかれてきた三里塚の原点をしっかりと踏みしめ、勇躍農地死守決戦にうって出よう」。
すべて闘う仲間の発言を確認し、断固たるシュプレヒコールをもって、前段集会をしめくくった。
婦人行動隊木内敦子氏の司会で、本集会をまえにして、フリートークがおこなわれた。
福日労の仲間は、越年越冬闘争の成功を報告し、反対同盟アピール・野菜カンパなどにお礼を述べ、「市東さんの農地取りあげ判決、仮執行宣言など不当判決を許さず全力で闘う。農地取りあげ判決は、まさに決戦です。福日労は反対同盟と連帯し、現地に集中し全力で、徹底非妥協・実力闘争で闘う。4.19春闘集会を闘い、出来町公園決戦を全力で闘いぬく」と決意を明らかにした。
全学連伍代委員長は、「農地強奪阻止を空港廃港に向かうものとして、『こんな空港はいらない』と闘いぬこう。いまこそ実力闘争・武装闘争の三里塚闘争の歴史の真価をかけて闘いぬくときだ。全学連はその先頭で闘いぬく。沖縄で、福島で、安倍連合政府の戦争政策をうち砕こう。天皇パラオ訪問阻止、通常国会―戦争法案を粉砕しよう。プロレタリア国際連帯をかけ排外主義・差別主義をうち砕く。安倍政府打倒を闘おう」と訴えた。
三「障」委の仲間は、「『障害者』差別傍聴制限を許さず、糾弾して闘いぬく。市東さんの農地強奪阻止を実力で、市東さんとともに闘う。空港廃港を闘う」と決意表明した。
本集会が開始され、はじめに反対同盟北原鉱治事務局長が登壇し、主催者あいさつをおこなう。北原氏は「今日ここで全国集会を開くことはたいへん意味があり、感無量である。あのときの青春時代を思い出します」と47年前の公団分室突入闘争の思い出を語った。さらに「いま国政はどこに向かっているのか。戦争というたいへん危険な政治がおこなわれている。三里塚闘争は健在。ふたたび強制代執行のような事態を許してはならない。他力本願ではだめだ。一人ひとりが廃港にむかって闘おう」と力強く訴えた。
動労千葉、関西新空港反対住民などの連帯あいさつのあと、第1部「福島・沖縄・三里塚をひとつに」が開始された。反原発を闘う福島から、経産省前テントひろばから、川内原発再稼動阻止の現場から発言がおこなわれた。
辺野古新基地建設阻止を闘う沖縄からということで、安次富浩氏が辺野古新基地建設阻止の闘いの報告をおこない、「沖縄の怒りを抹殺しようとしている安倍政府とまっ向から対決する。アジアへ米軍といっしょに自衛隊が行こうとしている。安倍政権の『集団的自衛権』とはそういうこと。沖縄戦の悔しい苦しい思いは味わいたくない。沖縄の闘い、三里塚の闘い、福島の闘いと連携して日本を変えよう」と訴えた。
婦人行動隊宮本麻子氏がカンパアピールをおこない、司会を伊藤信晴氏に交代して、第2部農地裁判控訴審闘争勝利への決意が開始される。
はじめに市東孝雄氏が登壇する。大きな拍手が集会場にまき起こる。市東氏は「3.4控訴審、抜き打ち結審は不当であり、絶対に認められない。耕作権裁判が間もなく再開される。空港会社は偽造、文書提出命令を拒否している。この裁判も私の畑を守る大事な闘いとして位置づけていますので、絶対に負けるわけにはいかない。必ず勝つまでがんばる。三里塚、沖縄、福島と、『国策』の攻撃はみな同じ。沖縄では、民意が反映されていない。成田空港は、住民無視の空港建設。福島では、復興して原発事故が終わったかのような報道。こういうやりかたを絶対に認めない。農地を守る闘いが私にとってまさに命です。その命を守るためにも、みなさんの力をお借りして、天神峰で有機農業をやっていく」と決意を力強く述べた。
反対同盟顧問弁護団が登壇する。葉山、一ノ瀬、大口、遠藤、浅野、吉田の各弁護士がそれぞれ、反対同盟を先頭とした現地闘争、実力・武装の闘いと連帯し裁判闘争にかち農地強奪を阻止すること、空港廃港、安倍政府打倒へ闘うことを表明する。
各地の市東さんの農地取り上げに反対する会、全国農民会議、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部が発言した。
つづいて反対同盟からの提起として、萩原富夫氏が「いま成田空港は、『地盤沈下、地盤沈下』とつねに危機を叫びながら、空港の機能強化、そして24時間化、さらには3つめの滑走路をつくるなどとまで言っている。空港建設当初からの住民無視の空港建設のやりかた、市東さんに対する農地法の何もかも無視して、空港のためだったら何をやってもいいという空港会社、成田市、千葉県のやりかた、このすべてと闘っている。そういう世の中を変えるのは、三里塚、福島、沖縄の力をひとつにして闘うこと。市東さんの裁判闘争は結審したが、判決にむかって、とことん裁判所を追いつめていかなければならない。判決公判が決まったら、3万人署名を提出し、東京高裁包囲闘争を闘おう。10.11全国集会に大結集しよう」と呼びかけた。
太郎良陽一氏が集会宣言を読みあげ、デモコース説明・ガンバロー三唱をもって集会を締めくくり、ただちに成田市街を一周するデモに出発する。成田市役所、「第3滑走路」推進を叫ぶ商工会議所ビル前では、徹底弾劾の怒りのシュプレヒコールをたたきつけた。権力機動隊・私服どもの弾圧策動、右翼ファシストの敵対をはね返して、成田市民らの注目を集めつつ、最後までデモを貫徹した。
3.29三里塚全国集会は、「市東さんの農地を守ろう、戦争を止めよう」を合い言葉に全国の労農水「障」学の大結集のもと、「国策」と闘う福島・沖縄・三里塚が結びついて安倍連合政府の戦争と改憲攻撃をうち砕く闘いとしてかちとられた。敵対勢力とりわけ右翼ファシストどもの敵対を封殺して、成田市内中心部で「空港はいらない、市東さんの農地を守ろう」と訴えて、戦闘的デモを貫徹した。
市東氏農地強奪とまっ向から対決し、はらわたの煮えかえる怒りを反撃の力に、裁判闘争、現地攻防の圧倒的高揚にむけた突撃路として闘いぬいた。
3.4結審をもって、戦局は大きく転換した。本集会の成功から結審強行に反撃し、判決公判闘争にむけて司法権力解体・階級裁判粉砕を闘おう。3万人署名を達成し、東京高裁にたたきつけよう。千葉地裁・東京高裁と闘いぬいてきた車イス「障害者」差別傍聴制限粉砕の闘いを反対同盟、三「障」委の仲間とともに闘おう。反対同盟と市東氏の怒りと結びついて、現地実力攻防に集中して農地死守決戦の陣形を構築していこう。三里塚・沖縄・福島が固く結びついて、安倍連合政府打倒を闘いぬこう。
三里塚・木の根全国共闘のよびかける5月3〜4日援農交流集会に結集し、ともに闘おう。空港廃港にむかう農地死守決戦を実力闘争・武装闘争で闘おう。
三里塚闘争の破壊に突撃する右翼・ファシストを撃滅し、反革命革マルを解体・絶滅しよう。5同志虐殺を凶行した木元グループを解体・根絶しよう。
いざ決戦へ。ともに闘おう。
本日の集会は、市東農地裁判における東京高裁小林裁判長の3.4結審を徹底弾劾し、不当判決を許さない反撃の狼煙(のろし)である。勝負はこれからだ。市東さんの農地は絶対に守る。われわれは、決意もあらたに3万人署名を全力で集めきり、霞ヶ関に攻め上り、東京高裁を揺るがす大闘争に総決起する。
世界は、戦争と内乱の時代だ。新自由主義・資本主義体制は崩壊の危機にある。労働者への搾取と抑圧の強まり。農業と農民の切り捨て。排外主義と反テロキャンペーン。社会福祉切り捨てと軍備増強。戦争の足音が近づいている。
危機にあえぐ安倍政権の戦争体制づくりを止めよう。労働者は職場から、学生はキャンパスから今こそ立ち上がろう。農民はTPP阻止・市東さんの農地死守へ立ち上がろう。
沖縄、福島、三里塚を先頭に全人民の総反乱を巻き起こし、安倍政権打倒へ立ち上がろう!
以上、宣言する。
2015年3月29日 三里塚芝山連合空港反対同盟