全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

侵略戦争・植民地支配の居直りと賛美を許すな
4.8天皇アキヒトパラオ訪問阻止にたつ

労働者人民にふたたび「玉砕」を強いるための訪問を許すな

 4月8日、9日天皇アキヒトと皇后ミチコは、沖縄において辺野古新基地建設に反対する労働者人民に殺人的テロルを行使しつづける海上保安庁の巡視船を従え、連れだってパラオ訪問を強行した。民間機をチャーターしてパラオ入りしたアキヒト、ミチコは、到着当日にパラオ共和国、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島共和国の大統領を日帝植民地下の政庁所在地コロールに呼び寄せ晩餐会を開催した。その夜は、コロール沖合に停泊した海上保安庁巡視船「あきつしま」に宿泊し、翌朝には艦載ヘリを使用しペリリュー島に乗りこみ1944年11月に「玉砕」した皇軍兵士の慰霊碑と米軍兵士の慰霊碑に献花をおこなった。

 敗戦50年を機に「慰霊の旅」なるものを開始したアキヒトは、戦没者を「慰霊」するとほざきながら広島、長崎、沖縄などの地を踏みにじり、05年には米領サイパンに乗りこみ、「玉砕」した皇軍兵士への追悼をおこなっている。

 アキヒトはサイパンとならぶ皇軍兵士「玉砕」の島、パラオ―ペリリュー島への「慰霊」を熱望していたという。天皇制と日帝を防衛するために弾幕の嵐のなか血の海に沈んでいった皇軍兵士を「英霊」としてたたえ、ふたたび「銃をとれ」「進んで命を投げ出せ」と労働者人民に強いるためにである。

 今回の訪問をとおしNHKをはじめブルジョアマスコミにより大々的な天皇(制)と植民地支配への礼賛キャンペーンが展開されている。パラオを「天皇の島」などといいなし日帝の植民地支配を美化し、投降を拒否し全滅した皇軍兵士を英雄視する報道があふれかえっている。

 日帝の侵略戦争と植民地支配の居直り・賛美をどうして許すことができようか。戦犯天皇ヒロヒトの「遺徳をつぐ」などとほざくアキヒトが日帝軍事機構の一環である海保を引き連れてかつての日帝植民地に足を踏みいれることをどうして許すことができようか。

訪問阻止をかかげ全国反戦・全学連が蒲田駅頭で情宣闘争に決起

京急蒲田駅前で情宣

 アキヒト・ミチコがパラオに向け出発しようとするまさにそのとき、反戦青年委員会と全学連は訪問阻止の旗を掲げ断固とした闘いにたちあがった。

 4月8日、午前9時すぎ厳戒警備を切り裂き反戦・全学連の青ヘル部隊が京急蒲田駅前に登場する。駅周辺にはいたる所に公安私服が配置されている。部隊の登場に色めきだち闘争破壊のために集まってくる私服どもと正面から対峙し情宣が開始される。

 反戦と全学連の赤旗が翻り、闘志あふれるアジテーションが響きわたる。今回の訪問は、これまでとは段階を画する攻撃として、海保巡視船の公然たる使用がある。巡視船(国際的には哨戒艦)としては世界最大級の「あきつしま」がアキヒト・ミチコの訪問・上陸の拠点として全面的に使用されるのだ。アキヒトとミチコはまさに日帝の軍事力を背景に今回の訪問をおこなったのだ。

 4月4日コロールの沖合に到着した「あきつしま」は、アキヒト・ミチコのペリリュー島上陸にそなえ連日艦載ヘリの発着訓練をおこなってきた。日帝の植民地支配に対するパラオ―ミクロネシア人民の怒りに身構えた巡視船出動を断じて許すことはできない。

 また、今回の出動はこれを突破口に自衛隊、海保の皇軍化にさらなる拍車をかけようとするものである。みずからをかつての大元帥=ヒロヒトの地位におし上げようとするアキヒトと日帝支配階級の願望をあからさまにしたパラオ訪問を何がなんでも阻止しよう。

 みなぎる怒りをもって情宣闘争がうちぬかれた。駅へと向かう労働者人民のなかには足を止め部隊に注目する人、わざわざビラを受け取りに来る人なども多く、闘いに対する注目と共感が伝わってくる。訪問賛美の大キャンペーンにもかかわらず、労働者人民の胸中には天皇(制)に対する怒りが渦巻いている。今回のアキヒト・ミチコの表舞台への大々的な登場が、拍車のかかる戦争突撃―改憲攻撃と相乗するものであることも明白だ。訪問阻止の闘いを改憲―天皇元首化攻撃粉砕の闘いへと燃えあがらせ日帝政府打倒―天皇制廃絶にむけ進撃しよう。

 熱気あふれる闘いに焦りを募らせた権力は、たびたび規制をおこなってくるが、そのたびに部隊は一丸となってはね返す。駅周辺にあらかじめ配置されていた警視庁本庁や所轄の公安私服どもは密集して部隊の正面にたちはだかり、ビデオカメラや望遠カメラを差し向け弾圧、闘争破壊を策動する。

 闘う部隊は、権力―公安ら反革命どもの焦りと憎悪を、みなぎる闘志と戦意で粉砕し断固たる情宣闘争をやりぬいた。アキヒト・ミチコのパラオ訪問を許さぬ怒りのシュプレヒコールを羽田にむけ全体でたたきつけ闘争を貫徹した。

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