戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!
7月16日午後、安倍連合政府は「集団的自衛権」を行使するための「存立危機事態法案」や「重要影響事態法案」、海外出兵を常態化させるための「国際平和支援法案」など十一の戦争法案を衆院本会議で強行採決し通過させた。 日帝の反革命戦争突撃の段階を画したふみこみを満腔の怒りをもって弾劾する。日帝は「対テロ戦争」支援のために自衛隊を出撃させインド洋上に展開する米などの艦船へ燃料供給をおこなうなど帝国主義による労働者人民虐殺に公然と加担してきた。本年頭には、安倍自身がイスラエルを直接訪問し、シオニズムによるパレスチナ人民虐殺や中東―アラブ人民虐殺のための巨額の軍事援助を約束し、そのなかで「イスラム国」による日本人「人質」2名の殺害という事態をひきおこしている。何よりも朝鮮反革命戦争突撃を激化させている。
一連の戦争法案強行のねらいは明らかだ。自衛隊を殺し殺され、そして自国の労働者人民を虐殺する帝国主義軍隊として飛躍的に強化させ、日帝が反革命戦争に全面的に突撃するために、それを法制度的にうち固めるためにあるのだ。
敗戦帝国主義―日帝の歴史を根本的に転換するための戦争法案強行のもくろみに対し労働者人民の怒りと反撃の闘いが大きく高揚している。戦争法案強行へのふみこみが本格化した今春以降は反人民国会へ、政府中枢―霞ヶ関へとおし寄せる労働者人民の闘いが連日燃えあがっている。
60年、70年安保闘争を想起させるような巨大な大衆的実力決起の奔流がふたたびまきおこっているのだ。労働者人民の戦闘的な闘いに恐怖し介入・破壊を策す反革命革マルや木元グループなど反革命集団、虐殺・テロを身構えるファシストどもとまっ正面から対決しせん滅しよう。社共の人民戦線的集約と制動を突破し実力・武装の闘いへとつきぬけていく戦闘的労働者人民とスクラムを組み戦争法案を実力で粉砕しよう。反人民国会を粉砕しよう。
反戦青年委員会と全学連は、日帝足下階級闘争の歴史的な決戦攻防となった戦争法案粉砕の闘いに全国から決起する戦闘的労働者人民とともに、7.14〜16対国会連続闘争を断固として闘いぬいた。
安倍連合政府は戦争法案を15日の衆院特別委員会で採決し、翌16日の衆院本会議に上程して強行採決した。
戦争法案強行にむけた動きが煮つまるなか、反戦・全学連は断固としてこれを許さぬ闘いにたちあがった。
圧倒的多数を確保している安倍自公連合政府に対し、社・共など議会内野党勢力は対抗する術をもたない。翌日の特別委員会での採決阻止にむけて、院外の大衆的実力闘争が最重要である。
7月14日正午すぎ、日比谷公園霞門に反戦・全学連の闘う部隊が登場する。今春以降の対国会闘争の高揚に合流し反戦・全学連は全国から結集する労働者人民とともに反人民国会を包囲し闘ってきた。そのなかで、戦争法案粉砕にむけ実力で闘うことをくり返しよびかけてきた。
実力の闘いが爆発することに恐怖する権力は、100名に迫る公安私服刑事を動員し厳戒警備態勢をしいてきた。権力の闘争破壊と断固対決しながら闘争を開始する。青ヘルメットに青ゼッケンを着用し、戦争法案粉砕と大書された横断幕が部隊の先頭に広げられる。
デモ出発に先立ち、全国反戦、反戦・全学連三里塚現地行動隊、全学連からの決意表明がおこなわれる。全国反戦を代表して発言にたった東京反戦は「本日、そして明日、明後日の闘いは日帝足下階級闘争の帰すうを決する決戦攻防だ。戦争法案の成立を断じて許してはならない。60年・70年安保闘争を上回るような大衆的実力闘争の爆発で法案強行を阻止しよう。反人民国会を包囲し、突入し議場を占拠するような実力闘争を爆発させよう。全国反戦―東京反戦は最先頭で闘う」、三里塚現行隊は「戦争法案の成立を断じて許さない。戦争法案強行とひとつのものとして成田『第3滑走路』計画が本格的に始動している。地球的規模での反革命戦争突撃を見すえ三里塚空港をさらなる兵站・出撃拠点としてうち固めていく攻撃を実力闘争・武装闘争の爆発で粉砕しよう。現行隊は戦争法案粉砕の闘いとともに、今秋の市東氏の農地強奪阻止決戦を全力で闘いぬき空港廃港へと進撃する」、全学連は「戦争法案粉砕をかかげ全国で闘いが高揚している。いまこそ沖縄労働者人民の身体をはった辺野古新基地建設阻止闘争に連帯し、実力の闘いで戦争法案を粉砕しよう。安倍連合政府は8月には川内原発の再稼動をもくろんでいる。絶対に阻止しよう。ファシストや反革命革マル・木元グループなどによる闘争破壊を粉砕し、今夏・今秋期闘争の爆発で安倍連合政府を打倒しよう」と闘いの決意を示す。
戦争法案成立阻止にむけた戦意あふれる発言をうけデモへと出発する。霞ヶ関の官庁街を貫き国会へと肉迫する。桜田通りから外堀通りにはいり、新橋を抜け東電本社前を進んでいく。宣伝カーを先頭に、青ヘルメットの戦闘的な部隊が進撃する。戦争法案粉砕と反人民国会粉砕のアジテーション、ハンドマイクのコールが響きわたる。アジテーションやコールの合間には政府中枢―諸官庁や東電本社にむけ怒りのシュプレヒコールがたたきつけられた。機動隊による執ようなデモ規制、公安私服刑事どもの挑発、弾圧策動を粉砕し、最後まで戦闘的にデモを貫徹した。
15日、反戦・全学連は、7.14デモにつづきさらなる闘いへと国会にむけ進撃する。
すでに前日の段階で、早ければ午前中に特別委員会での強行採決がねらわれていることが判明している。国会前にはそれを阻止するために戦闘的労働者人民がおしかけ包囲行動を強めている。特別委員会での採決強行を断じて許すな――みなぎる闘志で反戦・全学連は国会正面に登場し、横断幕を広げビラ撒き情宣を開始する。
反革命革マルはこの日、首都圏の学生を中心に部隊を編成し国会正門近くに部隊を配置し、闘いへの介入・破壊をおこなっていた。反戦・全学連は革マルの破壊・介入とまっ向から対峙しながら闘いを貫徹する。
正午すぎに特別委員会での法案採決が強行された。国会を取り巻く労働者人民からいっせいに怒りの声があがる。安倍連合政府は、審議時間を延長し採決をむりやり強行した。ファシスト安倍の法案成立にむけたなりふり構わぬやりかたに怒りの炎はさらに強く燃えあがる。
特別委での強行採決を徹底して弾劾し、午後には反戦・全学連は断固たる闘いにたちあがった。怒りの闘いが国会を包囲し、国会周辺がまさに怒りの坩堝と化すなかで、断固とした実力闘争部隊が衆院議員会館前に登場する。青ヘルメットと青ゼッケンに身を固めた部隊は、横断幕を広げ目の前の衆議院会議場にむけシュプレヒコールをたたきつける。「特別委での強行採決弾劾、戦争法案粉砕、反人民国会粉砕、安倍連合政府打倒」――労働者人民の怒りで一色に染まった国会周辺にあってなお突出した怒りの闘いをたたきつける反戦・全学連の部隊に注目と共感が集中する。
渦巻く怒りの闘いに圧倒された権力は、部隊に対し弱々しい妨害・破壊を当初くり返すだけであったが、機動隊部隊の投入をもって破壊に乗り出してきた。部隊を包囲し一人一人を羽交い締めにする形で排除をおこなってきた。機動隊指揮者や私服どもは口裏を合わせているかのように「ヘルメットをとれ」「ヘルメットを付けているのはおまえらだけだ。みんなと同じようにしろ」などと怒鳴り散らしながら部隊をおしてくる。闘う部隊は機動隊の暴力的排除・推進と断固対決し衆議院への怒りの弾劾闘争を闘いぬいた。権力は反戦・全学連の闘いが導火線となり結集した労働者人民の怒りの闘いが爆発することを何よりも恐れている。ならばこのような闘いをこれからも連続的、波状的に取り組んでゆくまでだ。みなぎる怒りとともに戦争法案実力粉砕の決意はますます強くうち固められた。
この日の午後、国会を怒りの渦で包囲する闘いのなかで2名の労働者人民が不当弾圧を受けている。権力の闘争破壊―弾圧を断じて許すことはできない。国会前での闘いを貫徹した部隊は、2二名を逮捕した警視庁に対して怒りの弾劾をたたきつけ闘った。
労働者人民の怒りの闘いは終日の闘いとなって燃えあがった。夕刻からは再度国会包囲の闘いがとりくまれ、反戦・全学連の部隊も国会正面に登場し結集する労働者人民に情宣をおこなう。特別委員会での採決を弾劾し、翌日の本会議での強行採決を実力で阻止することをよびかけながら、ビラ撒きをおこなう。用意したビラはまたたく間に撒きつくされた。そして、部隊登場を策して国会前に近づいてくる反革命革マルを摘発し、許さず闘いぬいた。
翌日の衆院本会議での採決強行を阻止すべく、夜が更けても国会を包囲する闘いは燃えつづけた。反戦・全学連は労働者人民の戦争法案に対する収まることない怒りに固く結びつき、終日にわたる対国会闘争を断固として闘いぬいた。
7月16日、自民・公明―与党は戦争法案の前日の委員会での採決強行につづいて、衆院本会議で強行採決をおこなった。安倍連合政府と自公による戦争法案強行採決と戦争突撃に対して全国の労働者人民は満腔の怒りをもって「戦争法粉砕・安倍打倒」に決起した。
16日午後、反戦・全学連に結集する労働者・学生は1日にひきつづいて国会前に断固として決起した。
権力・機動隊は、巨万の労働者人民の怒りの決起に恐怖し、それを分断しようとして国会への道路を規制し、抗議の人民を通させないようにしてきた。この分断と弾圧に対して、あちらこちらで労働者人民が警察に抗議している。この抗議する労働者の闘いに反戦・全学連も合流する。さらに多くの参加者が抗議に加勢してくる。とうとう警察は、音をあげて交通規制の立て看板を撤去した。
反戦・全学連は、闘争破壊・かく乱分子革マルの敵対を許さず、巨万の労働者人民とともに国会包囲・弾劾の闘いを開始し、国会前に布陣する。ただちに戦争法案粉砕の横断幕が掲げられ、全学連の旗が立てられる。「戦争法案衆院強行採決弾劾、戦争法案粉砕、戦争・ファシズム―改憲攻撃粉砕、安倍連合政府打倒、ブルジョア国家権力打倒」のシュプレヒコールがたたきつけられる。
反戦・全学連は、青ヘルメットを着用し国会弾劾・安倍打倒の闘いの先頭にたって布陣を敷いた。これに恐怖した権力・機動隊や公安どもは顔を引きつらせながら「ヘルメットをぬげ」とがなりたててくる。反戦・全学連はこれを圧倒し、弾劾のシュプレヒコールをたたきつける。周りの労働者人民が「ヘルメットを被って何が悪いんだ」「(『危ないから』という権力に)お前らこそ危ない、帰れ」と抗議する。抗議の声の高まりに危機感を募らせた権力どもは暴力をもって反戦・全学連に襲いかかってきた。柵を越えてごぼうぬきにかかる。一帯が騒然とするなかヘルメットをひきはがし弾圧を策す権力を弾劾しつづける。暴力的排除の過程でも結集した労働者人民の権力に対する抗議が噴出した。ある人民は身体ごと権力にぶつかり抗議する。
権力は青ヘルメット登場に最大の危機感をもって弾圧にはいった。巨万の労働者人民の怒りが社共的な議会主義とブルジョア的秩序のなかでの集約を超えて実力闘争へと飛躍することへの恐怖である。自民党幹事長谷垣は「(10万もの15―16闘争の抗議について)60年安保に比べれば大したことがない」と言い放った。これは換言すれば実力闘争への恐怖感の吐露でもある。
60年安保の6.15闘争は、数十万の国会を包囲する労働者人民の巨大なエネルギーを流れ解散にして霧散しようとする社共と総評幹部の思惑を突破して、全学連の国会突入闘争が闘われた。これを戦闘的な労働者が支持し、ともに闘いぬいた。69年11月佐藤訪米阻止闘争を頂点とした70年安保闘争は社共を突破した反戦・全学連の部隊が武装し、実力闘争をもって政府中枢へ進撃した。労働者部隊は資本の弾圧や民同の制動と対決して「工場・職場からの反乱から政府中枢へ進撃する」ことをかかげ武装して機動隊と闘いぬいた。ヘルメットはこのような歴史的な闘い、階級的武装の表現である。われわれはこの歴史的な闘いから召還するいっさいの動きを許さず闘いぬき、それを労働者人民が支持したのである。
夜にはいって労働者人民はさらに拡大して国会を包囲した。労働者人民は権力の交通規制―結集妨害に弾劾をたたきつけながら結集する。
反戦・全学連は、午後の闘争にひきつづいて国会前に登場し弾劾と情宣闘争にたちあがった。
「安倍連合政府の衆院強行採決を許さない、安倍連合政府打倒―国家権力解体、辺野古新基地建設阻止―沖縄労働者人民と連帯して闘おう、三里塚闘争に勝利して戦争を阻止しよう、労働法制改悪を粉砕しよう、原発再稼動阻止―核武装を粉砕するぞ」とよびかける。
ビラは吸い取られるように受け取られる。「ヘルメットを被って闘った人たちですね、がんばってください」「全学連か、がんばれよ」などと激励の声がつぎつぎとかかる。三里塚の情宣にはカンパが寄せられる。
反戦・全学連の情宣と呼応しながら革労協の機関紙「解放」が売られる。革労協の同志は、安倍の戦争法案―戦争突撃は、国家機構のファシズム的転換の攻撃と一体であることを明らかにしながら、「民主主義を守れ」を突破した国家権力打倒―コミューン権力樹立をめざした闘いこそが勝利の展望であることを熱烈に訴える。「社共を超える革命的労働者党の建設を」の声に立ち止り、「安倍はファシストだ」と共感しながら「解放」を買い求める労働者、あるいは「(解放派か)異議なし」と声をかける労働者など反響をよびおこした。
14〜16闘争は激烈に闘われた。戦争法案は参院に送られた。しかし、労働者人民の怒りは日を追って激しく爆発している。安倍は戦争法案と一体となって労働法制改悪、原発再稼動、辺野古新基地建設強行に突撃している。これをまっ向からうち砕こう。8―9月決戦を職場・学園決起をかちとり反人民国会粉砕へ進撃しよう。
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