全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

全学連第66回定期全国大会への招請状

全日本学生自治会総連合中央執行委員会
   委員長 伍代 和也
全学連第66回定期全国大会実行委員会

本格的権力闘争の爆発で、戦争法粉砕、三里塚決戦勝利、安倍連合政府打倒を勝ちとれ

 全国の学生諸君。

 全学連は、7月25−26日第66回定期全国大会を開催する。すべての学生が結集し、ともに安倍連合政府打倒、戦争法粉砕、三里塚決戦勝利、辺野古新基地建設阻止、ファシスト打倒の実力闘争・武装闘争に起つことを強く呼びかける。

 天皇主義ファシストが主導する安倍連合政府は、通常国会の会期を9月27日まで延長して何としても戦争法を成立させようとしている。そして全世界で反革命戦争に突撃しよううとしているのだ。これを許してはならない。戦争法案を粉砕しよう。実力闘争・武装闘争で戦争突撃国会を粉砕しよう。改憲攻撃を粉砕しよう。革命的反戦闘争の爆発を勝ちとれ。

 日本階級闘争の実力闘争拠点=三里塚闘争は、農地強奪阻止の決戦に入っている。6月東京高裁は、反対同盟・市東氏の農地を強奪する判決を打ち下ろした。国家暴力をもっての農地収用に踏み込んできたのだ。ここが決戦だ。三里塚現地に駆けつけ、手に武器を取り、空港廃港に向かう農地死守決戦に起とう。

 辺野古新基地建設を阻止しよう。海上保安庁による暴行に報復し闘おう。米軍・自衛隊を解体しよう。

 〈戦争か革命か、ファシズムかコミューンか〉まさに時代が闘いの時を告げている。プロレタリア革命勝利の帰趨をかけて、ファシストを撃滅しファシズム権力樹立を阻止・粉砕しよう。パレスチナで、南朝鮮で、全世界で労働者人民・学生が命がけで帝国主義に対する闘い、階級支配に対する闘い、戦争突撃に対する闘いに起ちあがっている。排外主義と徹底して対決し、国際連帯をかかげて闘いぬこう。安倍連合政府打倒、日帝国家権力解体、全世界支配階級―帝国主義ブルジョアジー打倒、スターリン主義の破産を突破・止揚し、プロレタリア世界革命へと進撃しよう。

 全学連大会への圧倒的結集を訴える。全学連の旗の下に結集し、ともに闘おう。

1.

 世界恐慌はますます深まっている。ギリシャのデフォルト(債務不履行)危機からEU諸国の金融・経済危機が拡大している。BRICSをはじめとした「新興国」が世界経済を牽引するとはなり得ない状況である。世界的な超金融緩和によりあふれた資金が株式市場に流れ込み軒並み株価が上昇しているが、これはバブルそのものであり、はじけることは必至である。FRB(米連邦準備制度理事会)が年内にも利上げを検討しており、世界中から資金が引き上げられる。支配階級はこの危機の矛盾を労働者階級に集中させ、支配・隷属、搾取・収奪・大合理化、飢餓―貧困、虐殺を極限化している。

 帝国主義の「反テロ」戦争突撃が激化している。米帝と有志連合は「イスラム国(IS)」を直接の標的にシリア・イラクへ空爆をおこなっている。米韓日による対北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)軍事包囲が強まっている。日帝と中国スターリン主義との軍事衝突の危機が高まっている。朝鮮・中東反革命戦争を粉砕しよう。

 世界恐慌下でゼネスト・街頭占拠闘争・武装闘争に起ちあがる全世界労働者人民と連帯して闘おう。

2.

 安倍連合政府は、実際の戦争突撃とともに戦争法の制定へと突き進んでいる。この戦争法案とは、地理的「制約」をなくし世界の軍隊として自衛隊を再編する「周辺事態法」の改訂(=「重要影響事態法」)や「恒久出兵法」の新設などだ。米軍などと共同で直接に戦地で戦闘行動をしようというのだ。「集団的自衛権」の行使に突き進み、「存立危機」なる規定をもって「個別的自衛権」の範囲を拡大し、反革命戦争に突撃するものだ。さらに、新「ガイドライン(日米防衛協力のための指針)」改定を合意し、日米反革命階級同盟を強化している。また、国家安全保障会議(NSC)が戦争司令部として機能している。武器輸出・共同開発が解禁された。そして、辺野古新基地建設が強行されている。

 また、消費税の10%への増税をもくろみ、間接雇用を強制し派遣労働を永続化する派遣法改悪、「残業代ゼロ」法案や、裁量労働制の拡大など労働争議破壊の労働法制改悪が狙われている。労働者を徹底して資本の隷属下に置く攻撃だ。

 原発再稼動・原発輸出の強行─核武装につき進んでいる。九州電力川内原発を8月にも再稼動させようとしている。小規模営農破壊、資本の農業参入や首切り・合理化などをおし進める環太平洋経済連携協定(TPP)の締結をもくろんでいる。「デモはテロ」と叫んで強行した「秘密保護法」につづき盗聴の範囲を拡大し、司法取引やビデオリンクの拡大、さらに匿名証言を合法化する刑訴法改悪など治安弾圧立法を制定しようとしている。20年東京オリンピックの開催を通して、反革命国民統合、愛国主義・排外主義の鼓吹、被災地切り捨て、治安弾圧を強めている。6.25死刑執行を弾劾する。反革命首脳会議=2016伊勢志摩サミットを粉砕しよう。

 安倍連合政府を打倒し、日帝国家権力を解体しよう。

3.

 すべての学友諸君に改めて訴える。三里塚・農地死守決戦に起とう。

 政府・空港会社・裁判所は、反対同盟・市東氏の農地取りあげを暴力的に強行しようとしている。全学連は、これを反対同盟と共に真正面から打ち砕く。流血・逮捕をものともせず闘おう。反対同盟は、三里塚人民抑圧空港(成田空港)建設という「国策」を49年にわたって阻んでいる。「三里塚に勝って戦争をとめよう」と檄を発している。これに応え、労農水「障」学共闘をさらに強化し、実力闘争・武装闘争で現地攻防を闘おう。空港廃港へ進撃しよう。

 九州電力・川内原発の再稼動を阻止しよう。原発廃炉・核廃絶をかちとろう。日帝の核武装を粉砕しよう。被災労働者人民と連帯して闘おう。

 沖縄・佐世保・日本原・北富士・座間・横須賀・朝霞・習志野をはじめ反軍反基地闘争を闘い、日米安保粉砕、自衛隊・米軍解体、日米軍事基地解体―出兵阻止を闘おう。

 国鉄闘争、明大生協解雇撤回争議、福日労―争議共闘との連帯をはじめとした労学連帯闘争を闘おう。

 戦時「障害者」抹殺攻撃、保安処分攻撃と対決し、「障害者」解放闘争の前進をかちとろう。

 無実の部落民=石川一雄氏と部落大衆の怒りをわがものとし狭山差別裁判糾弾、第3次再審闘争勝利に向け闘おう。

 南朝鮮労働者人民・在日朝鮮人民との革命的共同を推進して、革命的日朝連帯闘争の進撃をかちとろう。入管体制を粉砕しよう。朝鮮反革命戦争を粉砕しよう。

 辺野古新基地建設を阻止しよう。沖縄人民解放闘争を闘おう。

 戦時女性差別政策の全面展開と対決し、革命的女性解放闘争の前進をかちとろう。日本軍「慰安婦」を強制された女性たちの決起に結びついて闘おう。

 対権力非和解性を鮮明にし、完黙・非転向で弾圧を粉砕しよう。獄中同志と連帯して闘おう。

 総翼賛化とレッドパージを粉砕し、全線戦・全領域に進撃しよう。実力闘争・武装闘争で闘おう。

4.

 ファシストどもが、日帝の侵略を賛美し、日本軍「慰安婦」の強制、沖縄戦での「集団自決」の軍命、南京大虐殺を否定し、これらを糾弾する闘いを抹殺しようとしている。在日朝鮮・中国人民へ襲撃をくり返し、三里塚・沖縄・反原発の闘いに襲撃・敵対している。報復戦にたち、攻勢をとろう。

 文部科学相・下村が国立大学に対して卒入学式での「日の丸」「君が代」実施を要請した。また「領土問題」などをとおした排外主義が煽動されている。靖国神社への閣僚参拝がくり返されている。労働者人民に対し「天皇のために死ね」という攻撃だ。天皇制がファシズムの統合軸となっている。「天皇Xデー」(死亡と戒厳態勢)は近い。天皇制廃絶に向け闘おう。

 「日本会議」・「在特会」・「つくる会」・田母神グループなどファシスト打倒の闘いにたとう。

5.

 全学連は、〈恐慌―戦争・ファシズム〉情勢下で、戦後日本学生運動の政治的突撃力を革命的に継承・発展させ、革命的反戦闘争を最先頭で闘いぬく。プロレタリア統一戦線の一翼としての全学連運動を推進する。

 学生戦線での部落差別発言と隠蔽、対敵組織防衛原則からの逸脱をもった同志への打撃と排撃、「障害者」から介護を奪った介護闘争破壊について謝罪し自己批判を貫徹していく。

 学生は、「雇われうる能力を磨け」として競争・選別が強要され、就活におわれ、奨学金ならぬ教育ローンでがんじがらめになっている。大学では、軍事研究や資本と連携した研究が進められ、文系廃止論まで出てきている。「教育改革」「大学改革」―産学協同路線を粉砕しよう。道徳教育、「日の丸」「君が代」攻撃、教科書攻撃など愛国主義教育を粉砕しよう。「天皇の大学」化・学園の兵営化攻撃を粉砕しよう。国家権力―大学当局による革命的学生運動非合法化攻撃と対決し、明治大学・九州大学拠点攻防に勝利しよう。〈反戦・反ファッショ・反産協〉の革命的学生運動路線を鮮明に、全国学園に真紅の全学連旗をうちたてよう。

 スターリニズムの破産を突破・止揚し、マルクス主義の復権をかちとれ。

 革命軍の革命的武装闘争と結びつき、実力闘争・武装闘争で闘おう。

 「反ファシズム統一戦線」戦術と称して一水会と共闘しファシストとの闘いを破壊する反革命革マルを解体・絶滅しよう。5同志虐殺報復─木元グループ解体・根絶戦にたとう。

 全学連大会への結集をあらためて呼びかける。ともに闘おう。

日時:2015年7月25日(土)−26日(日) 於:三里塚

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