全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

8・6広島反戦反核闘争がかちとられる
原爆投下70ヵ年弾劾! 首相安倍の式典列席を許すな
核武装阻止! すべての原発・核兵器をなくそう
全世界の被爆者・被ばく者の苦闘と結びつき闘おう

8・6広島反戦反核闘争を闘いぬく

平和公園に向かってデモ

 8.6広島、8.9長崎の原爆投下から70年が経過した。この70年のうちにも米帝は朝鮮戦争やベトナム戦争で核兵器使用を検討し、対イラク―中東反革命戦争では劣化ウラン弾を使用して労働者人民を被ばくさせ、虐殺した。帝国主義国やイスラエルなど、さらにはスターリン主義国の核武装―核戦争遂行態勢が強化されている。原発による日々の労働者への被ばく、原発爆発による大量の労働者人民への被ばくが強制されてきた。

 安倍連合政府は、昨年7月「集団的自衛権」行使を可能とする解釈改憲を閣議決定し、本年7月、衆議院で戦争法案を強行可決した。11年3.11福島第1原発爆発を完全に居直り、8月11日には九州電力川内原発を再稼動した。米帝をはじめとした核戦争態勢により深く加わり、国内で原発を稼動させ核燃料・プルトニウムを溜めこんで、核武装を着々とねらっている。日帝の戦争責任を完全に居直り、新たに全世界にむけた反革命戦争に出撃するための“戦後70年攻撃”を全面化している。

 原爆投下から70年の今日、核戦争態勢が強化されていること、劣化ウラン弾や原発による労働者人民への被ばく・虐殺を常態化させていることを痛苦にとらえかえし、これらを推進する各国支配階級を打倒し、スターリン主義国家を解体・止揚し戦争や核を廃絶する革命的反戦闘争を闘おうではないか。何よりも、筆舌に尽くせぬ苦痛を強制された原爆投下に、怒りを燃やして核廃絶にむけ闘う被爆者、2世・3世と連帯して闘おう。被爆者差別を許さない。被爆者切り捨て―抹殺攻撃を粉砕しよう。在日・在外朝鮮人・中国人などへの差別的・排外的な切り捨て―抹殺攻撃を粉砕しよう。「二度と原爆の惨禍をくりかえさせない」と闘う被爆者をはじめとした反戦・反核の闘いに憎悪を燃やし、8.6を前後して広島に闘争破壊のために登場する右翼ファシストを撃滅しよう。

 このような闘いを貫徹するために8月6日、8.6広島反戦闘争実行委員会主催の8.6広島反戦反核闘争が闘いぬかれた。

反戦・反核集会を開催

 8月6日早朝、広島市河原町公園に闘う労働者、学生、「障害者」が結集する。広島県警機動隊・公安が闘争破壊のために公園を囲むなか、対権力、対右翼ファシストの闘争態勢を形成する。とりわけ「反日左翼監視活動」など反戦・反核闘争を破壊しようと広島に登場するザイトクカイへの警戒を強める。労働者人民の闘いを圧殺しファシズム権力を樹立しようとするファシストとの実力・武装の攻防にかちきっていく決意に参加者は満ちている。

 午前8時、司会が集会の開会を宣言する。まずはじめにシュプレヒコールをあげ、実行委の仲間が基調提起をおこなう。

 「日帝敗戦70ヵ年、原爆投下70ヵ年の今年、8.6は戦争立法粉砕攻防の真っ只中で開催されます。ファシスト安倍は、『積極的平和主義』などとうそぶき、戦争に突撃しています。

 現在参院で審議されている安保法制は、『存立危機事態』などといって世界中どこへでも出兵し、武器を使用して戦闘行動おこなう、すなわち戦争法案そのものです。8月5日には『核兵器も運搬可能』とブチ上げています。安倍は、労働者人民の怒りの声をふみしだきながら、7月この戦争法案の衆院可決を強行し9月中の成立を狙っています。戦争立法とその実態を形成しながら改憲へ向かおうとしています。そして今、『70年談話』を『戦争居直り談話』として公表することで、再び戦争への突撃宣言にしようとしている。どれほどの沖縄人民の『NO』をつきつけられても沖縄・辺野古新基地建設を強行しようとしています。そして、8.9長崎の翌日、川内原発再稼動にふみきろうとしています。

 この安倍が、『広島平和記念式典』に列席しようとしている。戦争をどんどん推し進める安倍が式典に列席するのは、まさに被爆者の『二度と戦争をおこしてはならない』『核の惨禍をくりかえしてはならない』という身を挺しての訴えを踏みにじり、被爆者を『英霊化』し、闘いを鎮圧することに他なりません。安倍の式典列席を許してはならない! またこれほどの時代を画する安保法制―戦争立法攻撃に対して、広島市長・松井一実は『式典では触れない』と進行する戦争突撃へ対決することなく安倍を招きいれ、被爆者を欺き、戦争翼賛式典にしようとしています。徹底弾劾します。

 被爆者、2世3世、朝鮮・中国をはじめとする在外被爆者の格闘に学び連帯し、戦争や原発によって被爆・被曝を強制され続けている労働者人民、核実験反対や原発建設阻止の闘いを闘いぬく全世界の労働者人民と結びつき、原爆投下70ヵ年を徹底弾劾し、8.6反戦反核の闘いを闘い抜こうではありませんか」と訴える。

 さらに基調では、
@原爆投下弾劾、米帝―世界の核兵器廃絶を闘いとろう
A日帝―天皇の戦争責任居直りを許さない 被爆者、とりわけ朝鮮人・中国人被爆者の闘いと連帯しよう
B原発再稼動を許さず、すべての原発の廃炉をかちとろう
C〈広島―長崎〉そして、三里塚、沖縄、福島の闘いと結びつき闘いぬこう――と提起がある。

 そして「第5にファシストを打ち倒そう! 『在特会』は本日『左翼カウンター行動』をぶちあげ、核武装推進デモをおこなおうとしています。日本会議は、ファシスト櫻井よし子をよんで、“『反核平和70年の失敗』 憲法9条は中国軍拡も北の核兵器も止められなかった”なる講演会をおこなおうとしています。三里塚においては下総政神党などが反対同盟を名指ししながら『用地』内で敵対し、辺野古では座り込みテントを襲撃しています。元皇軍『慰安婦』の闘いに敵対のかぎりをつくしています。NHK籾井らが戦時情報統制の先頭にたっています。自民党議員や百田尚樹らが言論統制・弾圧、さらには左翼撲滅を扇動しています。決戦に先立つファシストとの闘いは必至です。ファシストとの先制的攻防戦に必ずや勝ちぬこう。排外主義・差別主義攻撃と対決しよう。

 『8.6北原氏アピール』を捏造し、権力を集会場に招き入れる木元グループを粉砕し、被爆者運動に敵対する革マルを粉砕しよう。

 2020年東京オリンピックに向けて強まる治安弾圧を粉砕し、8.6広島革命的反戦闘争の爆発から戦争立法粉砕―三里塚・沖縄決戦へ向けて今夏・今秋の闘いを闘いぬきましょう」と提起する。

 以上の闘う基調提起が全体の拍手で確認される。

実力闘争による戦争阻止、核廃絶を鮮明にしたアピール、発言

 つづいて集会によせられた連帯アピールを司会が代読する。

 まず三里塚芝山連合空港反対同盟事務局長の北原鉱治氏のアピールだ。「安保法制を強行成立させようとしている安倍が、広島に乗り込んで何を言うというのか。安倍の式典への出席を徹底弾劾しよう。アジアを侵略し、中国・朝鮮をはじめ多くのアジア人民を虐殺していった歴史をくり返させてはならない。その反省に立って、三里塚は『軍事空港』反対のスローガンを掲げて闘ってきた。闘いは正念場です。反対同盟は、この市東さんの代執行については体を張って闘う決意はできております。ともに闘いましょう」。

 13年1.16「脅迫」弾圧を受け、獄中闘争を闘う筑紫野署15番同志は、米帝の原爆投下を弾劾し、日米帝の被爆者の治療妨害や人体実験というべき「調査」活動など、さらに現在まで一貫した核政策―被爆者抹殺攻撃を弾劾し「安保諸法制―戦争法粉砕、安倍連合政府打倒、日帝国家権力解体へ。私も最後まで獄中闘争を闘いぬきます」。

 天皇上陸阻止青年実行委員会は「沖縄労働者人民の日帝の統合支配に対する怒りと闘いに連帯し、辺野古新基地建設を現地実力闘争で阻止しよう。高江ヘリパッド建設、奄美―宮古・八重山・与那国への自衛隊基地建設を阻止しよう。沖縄戦も広島・長崎への原爆投下も『国体護持』=天皇制の延命のために強制されたものです。『原爆投下はやむを得ないこと』と言い放ったヒロヒト=天皇制を糾弾し打倒しよう」。

 3.11闘争実行委員会は「現在の安倍連合政府の戦争法案の強行に対して怒りを集中して粉砕していこう。安倍は福島の被災労働者の怒りを無視して福島はもう終わったことだと原発再稼動、原発輸出、さらに核武装の道をつくろうとしています。絶対に許せません。川内原発再稼動をみんなの力で阻止しよう」。

 ここで原爆が投下された8時154分をむかえる。司会が「原爆投下70年を弾劾し、被爆者、2世、3世と連帯し反戦・反核闘争を闘おう」というアジテーションをおこなう。

 つぎに、連帯あいさつにうつる。三里塚を闘う全国「障害者」解放委員会は、「市東さんの農地強奪攻撃と闘う。ますます権力が横暴になり、安倍が戦争を賛美し戦争法案をつくる中で8.6を迎え、三『障』委は闘いのうねりをつくりだす。被爆者とともに闘い、戦争法案を木っ端微塵に打ち砕く。戦争を粉砕し、共に闘いぬく」と力強い発言をおこなう。

 つづいて、決意表明だ。全国反戦青年委員会を代表し、東京地区反戦連絡会議は、「原爆投下を絶対に許さず、核廃絶にむけともに闘う。本日戦争に突撃する安倍が式典に列席することを許さず闘いぬく。この闘いを突破口に11日川内原発再稼動を粉砕し、すべての原発の廃炉をかちとっていこう。核兵器・核体系は徹底して反労働者的・反人民的なものだ。これを廃絶するのは、プロレタリア革命以外にはない。すべての被爆者と連帯し闘おう。ザイトクカイをはじめとした右翼を撃滅し、闘いに敵対する革マル・木元グループを粉砕しよう」。

 全学連中四国ブロックは「原爆を投下し、それを肯定しつづけ、核戦争態勢を維持する米帝をはじめとした帝国主義を打倒しよう。戦中に原爆開発に着手し、戦後も米帝と核戦争遂行態勢を築きあげ、原発・核武装を推進する日帝も同じである。戦争・核武装に突撃する安倍連合政府を革命的反戦闘争で打倒しよう。『式典』会場へ、日帝中枢へ攻めのぼる実力闘争・武装闘争を闘おう。天皇制を廃絶しよう。核武装や左翼撲滅を唱え広島に登場する右翼ファシストを撃滅し、革マル、木元グループを解体しよう」。

 すべての発言を確認し、最後にシュプレヒコールをあげ集会を終える。

「式典」会場に攻めのぼるデモを闘いぬく

 いよいよデモへとうつる。権力、右翼ファシストの敵対を粉砕し、“戦争粉砕、核廃絶をかちとるぞ”という戦意が部隊にみなぎっていく。

 デモ隊は「式典」会場の平和記念公園前の道路へと進撃する。いま、まさに戦争と核武装に突撃する安倍が参加する「式典」がおこなわれているそのときに、「原爆投下徹底弾劾、戦争につき進む安倍を許さんぞ、安倍の式典列席弾劾、戦争法粉砕、安倍連合政府打倒、戦争を実力で粉砕するぞ、被爆者と連帯し闘うぞ、右翼ファシストを打倒するぞ」というシュプレヒコールが炸裂する。

 沿道の労働者人民、「式典」参加者の大注目をあびる。日帝を追及・打倒していく闘いを圧殺しようと、戦争突撃尖兵=広島県警機動隊が例年に増したデモ規制・弾圧をおこない、デモ隊を押し、突きとばしてくる。参加者全員で「弾圧を実力で粉砕するぞ」とシュプレヒコールをあげながら、これと実力で対決する。沿道にいた高齢の男性が、「あんたたちに連帯するぞ!」と部隊に大きな声をかける。部隊は、こうして労働者人民の大きな共感をうみながら、戦争翼賛の「式典」、とりわけ安倍を弾劾し闘いぬいた。

 つづいて、デモ隊は中国電力本社に近づく。「原発を推進する中国電力弾劾、上関原発建設を阻止するぞ、島根原発を解体するぞ、川内原発再稼動阻止」と中電や原発を弾劾するシュプレヒコールをあげる。核武装を扇動する右翼ファシスト=幸福実現党が弱々しく情宣をしている。徹底弾劾する。

 最後にデモ隊は、原爆ドーム前へと進撃する。反核闘争や被爆者の闘いに憎悪を燃やし「核武装」を公言するザイトクカイが八・六広島に、さらには原爆ドーム前に登場することを絶対に許すわけにはいかない。デモ隊は右翼ファシストのテロルや権力の弾圧と実力・肉弾で闘う決意に満ちて、ドーム前を通過する。ファシスト打倒・撃滅のシュプレヒコールだ。ザイトクカイなど右翼ファシストとの攻防戦・制圧戦を積極的・攻勢的に闘い、奴らをたたき出し、解体しつくす。

 権力、右翼の敵対を粉砕してデモを貫徹し、8.6広島反戦反核闘争の成功をかちとった。

すべての核を廃絶しよう

 8.6、8.9を前にした8月5日、参院において防衛相中谷元は戦争法案にもとづく自衛隊の他国軍への「後方支援」で「核兵器の運搬も法文上は排除していない」と他国とともに日帝が核戦争を遂行する野望を明らかにした。これは中谷個人の発言ということではなく、安倍連合政府、日帝支配階級総体の意思である。安倍は6日の「式典」のあいさつで「非核3原則」に言及しなかった。核武装をねらっていることは明らかだ。

 さらに安倍は「式典」後に戦争法案撤回を迫る被爆者に対し、戦争法案成立の野望をぬけぬけと語った。8.6、8.9「式典」で「核兵器のない世界の実現」などとほざいたうえで、その舌の根も乾かぬ11日に、200人を超える警察官・警備員を動員した大弾圧態勢を敷いて川内原発再稼動を強行した。労働者人民の反戦・反核の闘いをおしつぶし、原発使用・核武装を推進する宣言である。絶対に許すことはできない。

 しかし、こうした安倍や日帝の野望のまえに被爆者、2世、3世をはじめとした多くの労働者人民が立ちふさがっている。安倍は、6日広島、9日長崎と連続して、「式典」で参加者による「戦争法案反対」「戦争をやめろ」という抗議を浴びた。差別主義・排外主義攻撃と対決し、革命的反戦闘争を闘い、核武装・核戦争につき進む安倍連合政府打倒、日帝国家権力解体、いっさいの核廃絶にむけて闘いぬこう。天皇(制)を打倒・廃絶しよう。朝鮮反革命戦争粉砕。8.6広島、8.9長崎に闘争破壊に登場する右翼ファシストを撃滅しよう。木元グループは終始一貫ファシストにねめまわされ警察―公安デカに守られた「8.6闘争」だった。反革命革マル、木元グループを解体しよう。ともに闘おう。

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