戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!
1月10日、冬晴れのもと反対同盟主催の新年デモと団結旗開きが闘われた。午前10時東峰神社に結集して、恒例のしめ縄飾りがおこなわれた。東峰神社をかすめるように旅客機が着陸してくるたびに、すさまじい轟音と突風が巻き起こる。そうした中でしめ縄が飾られ、萩原富夫さんが、新年最初のあいさつををおこなった。「東峰神社が、空港の完成を阻んでいる闘争拠点であり、この拠点を守りながらがんばっていきたい」と決意を述べた。。
部隊はデモの出発地点である市東さん宅南側開拓組合道路に結集する。午前10時30分伊藤信晴さんが、北原鉱治事務局長がリハビリ中で参加できないため、「私があいさつします」と発言にたつ。「50年を迎えた2016年、市東さんの農地死守決戦を決戦として徹底的に闘いぬく」と決意を表明した。
続いて闘争宣言を太郎良陽一さんが読み上げ、動労千葉、市東さんの農地取り上げに反対する会、弁護団、支援共闘団体が新年最初の決意を表明した。解放派を代表して反戦・全学連三里塚現地行動隊は「本年、市東さんの農地強奪絶対粉砕、農地死守決戦に総力で立ち上がります。実力・武装の闘いで、市東さんの農地強奪を許しません。労農水『障』学共闘の力をもって、市東さんの農地を守り抜きます。右翼ファシストを撃滅して、勝利をつかみ取ります。三里塚決戦のただ中で、武装コミューンの道をしっかりとつかみながら前進します」と決意を表明した。
最後に全体で「市東さんの農地を守り抜くぞ! 第3滑走路粉砕! 成田の軍事使用を許さないぞ!」とシュプレヒコールを上げ、権力機動隊の妨害はねのけ、市東さんの南台の畑まで戦闘的デモを貫徹した。
団結旗開きは午後1時から宮本麻子さんの司会で開始される。冒頭闘争宣言を太郎良陽一さんが読み上げる。続いて市東孝雄さんがリハビリ中で参加できなかった北原鉱治事務局長のメッセージをもって登壇し、「本日、三里塚闘争は、50周年を迎えました。反対同盟は市東孝雄さんの農地強奪を許さない一点で力を合わせ全国に皆さんと団結して勝利します。第3滑走路を断固阻止します。安倍政権の戦争へのめり込むことを許さないために共に闘いましょう。反対同盟は健在です。皆様の絶大なるご支援をお願い致します」というメッセージを代読する。
続けて市東さんがあいさつする。「私たち反対同盟は50年、戦争反対、軍事基地反対を掲げて闘ってきました。まさに今このときが、反対同盟の真価を発揮する時です。みなさんとともに16年できる限りの力をつくし、闘いたい。もう一度みなさんの絶大なる力をお貸し下さい」と表明し、乾杯の音頭をとった。
しばし歓談の後、連帯あいさつにうつる。動労千葉、関実、弁護団、市東さんの農地取り上げに反対する会が発言した。
後半の司会を木内敦子さんに交代する。支援党派の発言で革労協は「革労協は反対同盟とともに、全国の労農水『障』学とともに、市東さんの農地強奪阻止、空港廃港に追い込む実力闘争・武装闘争を闘います。農地強奪を阻止する24時間365日の決戦陣形を具体的に形成して闘おう。5月伊勢・志摩サミットを粉砕しよう。7月選挙を通して、改憲攻撃に突撃する安倍と全面対決し、戦時弾圧を粉砕して闘おう。三里塚闘争破壊に踏み込んだ右翼ファシストを絶対に許さない。右翼ファシストを先制的に徹底的に撃滅します。2月21日革労協中央政治集会を開催します。すべての皆さんの結集を呼びかけます」と訴えた。
住民団体の発言では三里塚を闘う全国「障害者」解放委員会(三「障」委)の仲間が「市東さんの農地取り上げに対して、三『障』委は反対同盟とともに身体を張って闘います。あらゆる差別を許さず、実力糾弾で闘います。三里塚に勝ってこの世の中をひっくり返そう」と訴えた。また三里塚・木の根全国共闘は、「今、戦争法や労働者派遣法改悪、労働法制改悪を進めている安倍を絶対打倒していくんだ、その実感をこの三里塚の実力闘争の中で感じています。木の根共闘に結集する九州の仲間、福日労の仲間とともに、越年・越冬闘争を闘ってきました。その中で三里塚から野菜カンパを頂き、とても感謝しておりました。福岡の出来町公園では、野宿労働者の叩き出し、炊き出しを奪う攻撃が行われています。三里塚決戦と同時に出来町決戦を共に闘います。越年・越冬闘争の檄布を預かってまいりました。市東さんに手渡して行きたいと思います」と表明し、福日労の越年越冬団結祭りで寄せられた檄布を市東さんに手渡した。
共闘団体の発言では全学連伍代委員長が「市東さんの農地強奪を絶対に許さない闘いを今、この瞬間から準備して、そして阻止する闘いを全力で闘おう。革命的な反戦闘争を闘いぬく中で、安倍連合政府打倒しよう。三里塚・沖縄・福島の闘いが高揚する中で、右翼ファシストが台頭し、差別主義・排外主義煽動が行われている。これと徹底的に対決しよう」と訴えた。
最後に反対同盟の2016年の決意の表明を萩原富夫さんが「今年は市東さんの最高裁、農地死守の闘いの決戦の年であり、そして何よりも安倍打倒の年であります。私たち三里塚は、この農地死守ということを武器にして、安倍政権の成田軍事空港の完成に向けた空港24時間化、市東さんの農地を取り上げ、そして第3滑走路建設へと向かうこの安倍政権の戦略と真っ向から対決して闘いぬきます」と訴えた。
最後に伊藤信晴さんの音頭で団結がんばろうを三唱して、団結旗開きを締めくくった。反対同盟の決意に応え、激動の2016年決戦へ進撃しよう。
2016年決戦の火ぶたは切って落とされた。市東さんの農地裁判は、昨年11月20日付けで最高裁第3小法廷に係属部が決定した。上告審を担当する裁判官大谷剛彦は、1974年に最高裁判所事務総局付、2006年に最高裁判所事務総長を歴任し、「君が代」不起立訴訟で起立命令を合憲とする原告敗訴の判決を行った反動裁判官である。いつ上告棄却決定がうちおろされるかわからない状況に入っている。労農水「障」学共闘の総力を決戦の三里塚に集中し、農地死守決戦の大爆発を勝ち取ろう。
現地攻防を強化し、同時に最高裁に対して、反撃の闘い、反動判決を出させない闘いを全力でやりきろう。反対同盟の呼びかける5万人署名・賛同署名をとおした組織化を押し進め、決定が出たら即座に死守決戦態勢に突入しよう。
三里塚闘争は、反戦・反権力・反核の砦として50年にわたって、徹底非妥協・実力闘争で「国策」を阻んできた。この歴史的闘いをひきつぎ、“逮捕・流血を辞さず”の実力闘争・武装闘争に総決起しよう。沖縄・辺野古の闘い、福島・反原発の闘いに結びついて闘おう。
右翼ファシストどもの動きが活性化してきている。右翼の敵対を破壊攻撃を許さず、ファシストを先制的に撃滅しよう。反革命革マル・木元グループなどのあらゆる敵対勢力を粉砕しよう。
北朝鮮の核実験を口実にした日米韓による朝鮮反革命戦争突撃下で、市東さんの農地取り上げによる空港の拡張は、まさに戦時徴用そのものだ。さらに第3滑走路計画、B滑走路の延伸、飛行時間の緩和などは、三里塚空港を巨大な兵站・出撃基地にする攻撃である。三里塚人民抑圧空港そのものを廃港に叩き込もう。三里塚決戦の大爆発で、反革命戦争とファシズムに突撃する日帝安倍を打倒しよう。