戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!
7月11日千葉地裁民事第2部(裁判長内田博久)において、市東さんの耕作権をめぐる裁判が開かれた。反対同盟はこの裁判闘争に先立ち、千葉地裁包囲デモを呼びかけた。午前9時、千葉中央公園に結集した仲間達は、小集会を開いた。萩原富夫さんのあいさつからはじまり、動労千葉、関実、「市東さんの会」、弁護団の発言を受けた。結集した仲間はシュプレヒコールをあげ、中央公園から千葉地裁に向けデモ行進をおこなった。
法廷に入りきれない仲間が出るほど、多くの結集で傍聴闘争を闘った。今回は、裁判長と右陪席の交替にともなう弁護団からの更新意見陳述がおこなわれた。耕作権裁判の最大の争点は、賃借地(明け渡し請求の農地)の場所の誤り、空港会社による証拠の偽造問題である。葉山弁護士はじめ各弁護士が、市東さんの賃借地が収用裁決申請の記載内容とその作成経緯、運輸省への報告書からして、空港会社の特定する場所とは違っている。さらに、空港会社が根拠として持ち出している同意書・確認書は、筆跡鑑定によって偽造が証明されている。さらに、空港会社は裁判所の文書提出命令を拒否しており、@東京高裁の差し戻し決定A差し戻し後の千葉地裁の提出命令の決定B東京高裁による抗告棄却決定と3度に渡り、空港会社の弁明は退けられている。「よって裁判所は、空港会社が出した同意書、境界確認書は偽造または錯誤により無効と認定し空港会社の訴えを棄却すべき」と明解に述べた。さらに、時効取得と農地法違反問題が述べられた。
絶対に許せないのは、この2月追いつめられた空港会社が、「成田市農業委員会の書類によれば、被告市東の賃借場所は特定されておらず、南台41番地の中であればどこでもよかった」などという主張をし始めたことだ。弁護団は空港会社に対し、この根拠を書面提出せよと追及した。王手をかけられ、将棋盤をひっくり返そうとするこの権力者の卑劣なやり方を許してはならない。裁判所にデモをかけ、傍聴闘争を強化して闘おう!
裁判終了後、報告会が行われた。市東孝雄さんが「朝からのデモ、裁判ありがとうございます。7.3、50周年はいい集会ができました。これからもっと幅広い広がりをつくり、もっと大きくしていきたいと思います。福島、沖縄とこれからも共に進んでいきましょう。今日の裁判をみて、裁判長はの自分のやりやすい訴訟指揮に持っていこうとしている。傍聴の力で変えていきましょう」と、あいさつをおこなった。
続いて各弁護士の報告を受け、最後に支援団体の発言がおこなわれた。解放派から「裁判闘争は、空港会社を追いつめている。だから何回も裁判官を差し替えてくる。三里塚の裁判は裁判に勝って判決に負けるといわれているが、絶対勝利していこう。7.3、50周年を闘い、あらためて三里塚50年の闘いの核心は、非妥協実力闘争だと思う。市東さん農地死守決戦を創意工夫の実力闘争で闘いましょう」と述べた。
最後に、萩原富夫さん「集会・デモ、自分たちのやれることをやっていくということをあらためて思いました。農地法裁判も、9月7日最高裁にデモかけようと決意しています。実際に現場で闘う、身体でぶつかっていくしかないということでしっかり取り組んでいきたい。次回耕作権裁判も、再度デモをやるべき。こういう闘いをしないと、前進しない。7.3は大成功しました。この成果を市東さん裁判勝利につなげていく。三里塚を盛り上げていきましょう」と力強く提起した。
傍聴闘争終了後、反対同盟と支援連は千葉市内で5万人署名活動を行い、炎天下であったが多くの人々に署名への強力を訴え、9.7最高裁第3次署名提出に向け奮闘した。
「三里塚現地でデモをやろうと」とはじめた三里塚・木の根全国共闘主催の天神峰デモも、恒例となって今回は7月24日午後4時半から開催した。
はじめにめにシュプレヒコールで「市東さんの農地強奪実力阻止」の声を天神峰に響かせた。打ち合わせで、野戦病院・手話実の朝田しげるさんが「決戦が近づいた。市東さん決戦を総力で闘おう。『障害者』にとって、生きることすら大変な時代になっている。三『障』委を中心に手話実も闘う。9月手話実全国集会を行う。反対同盟は健在です。右翼、木元グループ粉砕」、三「障」委の仲間は、「『障害者』が実力闘争で市東さんの農地死守決戦を闘う。差別化否かは、国ではなく『障害者』が決める。差別糾弾闘争で闘う」、全国反戦を代表して東京反戦は「農地強奪を許さない実力の闘いに立ち上がろう。今夏・今秋三里塚決戦の一大前進を勝ちとろう。改憲・戦争の攻撃と対決し、安倍連合政府を打倒しよう」、全学連「最高裁の棄却攻撃を許さず、農地死守決戦を闘おう。沖縄辺野古新基地建設阻止の闘いと結びつき闘おう」、現行隊「国策による農地強奪攻撃を実力・武装闘争で粉砕し、空港廃港を勝ちとろう」などと、それぞれ訴えた。
この断固たる決意を全体で確認し、南側開拓道路から市東さんの畑までの戦闘的デモに出発した。市東さん宅に隣接し多数の機動隊が常駐し、監視、威圧─弾圧を日々行っている前線指揮所前では、「弾圧を許さないぞ」と徹底弾劾を叩きつけた。機動隊・公安私服らの弾圧策動をはねかえし闘いぬいた。デモ中に畑から引き返してくるトラクターに乗った市東さんと闘う決意を確認した。
当日午前中、右翼ファシストどもが登場し、市東さん、反対同盟を口汚く罵る街頭宣伝を破壊の情宣を天神峰周辺で行った。こうした右翼ファシストの市東さん叩きだし、反対同盟破壊行動を打ち返し、「用地」内デモが戦闘的に貫徹された。結集した労農水「障」学の仲間は、実力闘争・武装闘争と反対同盟を先頭とした共同闘争の力で、三里塚決戦勝利にむかって闘いぬく決意を打ち固めた。全国から一切の力を集中して、農地死守決戦に総決起しよう。ともに闘いぬこう。