全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

8.6広島反帝・反戦・反核闘争を闘う

 全学連は、5月オバマと安倍による広島蹂躙を許さず実力で肉迫弾劾した。その闘いをひっさげ、8.6広島反戦闘争が闘いぬかれた。ファシストとの攻防、権力の弾圧と真っ向から闘いぬく階級闘争の鉄火のなかでこそ、蜂起からとらえ返した革命派の闘いの真価が問われ、かつ発揮されるというものだ。核武装論者であるファシスト安倍は、米帝オバマに「謝罪は求めない」と言い放ち、核戦争開始ボタンと一緒にその広島蹂躙を導いた。その安倍が8時15分を前後しておこなわれる「記念式典」に列席しての発言を徹底弾劾して闘った。

広島市河原町公園にヘルメットで登場

 午前8時前、8.6反戦反核闘争に結集した部隊は装備と隊列を整えて、集会予定の公園に到着した。かつて天皇決戦の過程で、右翼ファシストが爆弾を使用した敵対おこなった。まず、部隊はそういった爆弾などによる妨害を粉砕していく行動を貫徹した。さらに公園内の機動隊小班一つを公園から追い出した。右翼への迎撃態勢を敷きつつ、集会が断固開始された。

 冒頭のシュプレヒコールは、公園周囲に響きわたり、近くの団地やアパートから聞き入る人もいる8.6闘争実行委員会は、原爆投下と日米両帝国主義の責任、天皇ヒロヒトと「(ヒロヒトの)遺徳を引き継ぐ」と言ったアキヒトの責任、さらに「被爆者の英霊化」「安保体制への組み込み」とでもいうべき攻撃に、いまや他の勢力がいっさい触れえないなかで、帝国主義者・天皇どもを正面から撃つ基調を提起した。

戦意あふれる基調を確認

 まず、71年前のこの日、すさまじい熱線、爆風、猛火、放射線がふりそそぎ、一瞬にして10万人以上の労働者人民が虐殺されたことが弾劾された。その後もつづいた病気や差別、2世3世への被害、日米政府による「研究材料」扱いなどへの怒りが表明された。また、強制連行などされてきた台湾人、中国人、朝鮮人などの被爆について、侵略戦争を許さない立場、軍都広島の歴史をくり返さぬ決意が表明された。しかも、いまなお、日本政府や裁判所は、被爆者認定を求める声に敵対し、国家責任を認めない「援護法」によって、被爆者圧殺を強いていることを許さないと訴えた。とりわけ「もう一度戦果をあげてから」と言った天皇ヒロヒトのために、その後の東京などの大空襲、沖縄戦、8.6広島、8.9長崎があることについて、徹底弾劾した。加えて、現在米帝は、7千発の核爆弾を持ち核軍縮に反対しているうえに、「謝罪」抜きに原爆を「空から降ってきた」と言い放ち、「国家やわれわれが作った同盟は自衛の手段を持つ」「敵対勢力がいる」と核兵器による労働者人民虐殺を宣言したオバマを絶対に許さないことが提起された。

 基調は、九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼動や四国電力伊方原発(愛媛県)の再稼動策動や中国電力上関原発(山口県)建設にむけた攻撃にも触れ、原発の廃炉、日帝の核武装阻止を訴えた。辺野古と高江で一気に煮つまっている沖縄労働者人民の闘いや三里塚の闘いとの連帯、反軍反基地の闘いの強化、全世界の階級闘争との連帯、「生前退位」で危機の突破を強行しようとしている天皇制の廃絶にむけて、反革命階級同盟である安保を粉砕すること、改憲攻撃を粉砕することが鮮明につき出された。

 基調は「全世界の被爆者・被曝者の苦闘と結びつき闘おう」という気持ちとともに圧倒的な拍手で確認された。

三里塚・沖縄と結合した集会

 基調のつぎは、連帯アピールだ。

 反戦・全学連三里塚現地行動隊の同志が、三里塚芝山連合空港反対同盟のアピールを読みあげる。「三里塚は、反戦・反核の砦として50年にわたって闘いぬいてきました。原爆投下によって数十万人の労働者人民が虐殺され、現在も『原爆症』で苦しめられている被爆者。オバマの訪問は絶対に許せません。改憲と戦争、核武装、原発再稼動に突き進む安倍の式典出席を弾劾しよう。空港建設のためなら何をやってもいいというやり方を許さず、空港を木っ端微塵に粉砕したい決意で闘いつづけている。市東さんの農地に対して強制的に取り上げるということがあれば、体を張って闘いにたちあがる。沖縄・福島と固く連帯し、最高裁包囲デモから10.9全国集会への結集をお願いします」というアピールに惜しみない拍手が返された。

 集会途中で、原爆が投下された8時15分になる。司会から、犠牲となった労働者人民を追悼し原爆投下を徹底弾劾するアピールが発せられ、全員が原爆を許さない決意を固めた。

 つづいて、日帝ブルジョアジーと国家権力が文字どおりファッショ的に攻撃してきた沖縄―辺野古・高江攻防のまっただなかから、天皇上陸阻止青年実行委員会のアピールだ。「日帝安倍は、改憲―ファシズムに突き進もうとしている。安倍の式典参加を許さず、改憲攻撃粉砕―プロレタリア革命につきすすもう。天皇制を打倒しよう。国家暴力むきだしの辺野古・高江への基地建設が、全国から500名の機動隊を動員しながら強行されています。沖縄労働者人民は、体を張って対峙し、繰り返し座り込み・抗議行動に立ち上がっています。この闘いに連帯し、現地に結集しよう。弾圧下手人、在沖・在日米軍、防衛省に怒りを叩きつけよう」と力強く緊迫したアピールに、仲間たちの顔を浮かべながら拍手が送られる。

 つづいて、結集した三里塚を闘う全国「障害者」解放委員会から連帯の発言がおこなわれる。発言は、天地を裂くような怒りの声で始まった。「神奈川県で起きたUによる施設の「障害者」への虐殺を絶対に許しません! 徹底糾弾していきます。原爆投下でたくさんの人が殺された。そのような原爆投下を許せません。オバマが広島に来たことは、安倍の戦争の動きとあわせて、許してはいけません。核兵器がなくなるまでがんばりましょう」。必死の訴えが、広島の空に響いた。

 連帯発言の最後は3.11闘争実行委員会からだ。「原爆投下から71ヵ年の8.6広島反戦闘争を闘います。この前のオバマの広島訪問は、被爆者を蹂躙するものであり、本日の式典への安倍の参加も、許してはなりません。わたしたちは、3.11の東日本大震災と福島原発爆発以来、『原発再稼動阻止、すべての原発を廃炉にしよう、強制的に避難させれられている人たちと連帯していこう、被曝労働を強いられている労働者と連帯していこう』と、この間いろいろな行動をやってきました。安倍による原発再稼動、核武装の動きは絶対に許せません。全国の反軍、反基地の闘いとも結びついてがんばりましょう」という発言に拍手でこたえる。

日本帝国主義打倒、天皇制廃絶、本格的権力闘争路線の旗を鮮明にした決意表明

 集会は、8.6実行委員会に結集する団体の発言で盛りあがる。はじめは、労働者の政治的・反帝実力部隊である全国反戦青年委員会を代表して東京反戦からだ。「本日の8.6広島反戦闘争を、戦争と改憲に突撃する安倍の式典参加を絶対に許さないものとして、断固闘います。沖縄や福島、三里塚を貫いて、帝国主義打倒にむけて闘います。5月のサミットと連続したオバマの広島入りは絶対に許せません。全国での原発再稼動を許さず、闘いましょう」。

 おしまいに、全学連中四国ブロックの同志の熱烈な決意表明だ。「8.6―8.9原爆投下を徹底弾劾する。71年たっても帝国主義による人民虐殺態勢を敷かせていることを痛苦にとらえかえし、被爆者をはじめとしたオバマ弾劾の怒りと結びつき、日米帝らを革命的反戦闘争で打倒しよう。日帝―天皇の原爆投下容認を許さず天皇制の廃絶へ。本日も安倍に肉薄していく闘いを闘おう。上関原発建設阻止。沖縄労働者人民の実力闘争に結びつき、辺野古・高江新基地建設粉砕を。日本原、岩国、呉をはじめとした基地解体へ。核武装を叫びたてる右翼ファシスト撃滅へ。革マル、木元グループ解体」。

 ファシストとの街頭制圧戦に勝利すること、革マル・木元グループをせん滅することを全体で確認して、いざ、安倍弾劾、ファシストせん滅のデモへと撃って出た。

安倍弾劾に激励受けながらデモ貫徹

 安倍の式典参加弾劾へ公園から出ようとすると、警備責任者が「注意事項」なるものを一字一句読みあげ聞かせようとして、妨害に出てきた。われわれが安倍のスピーチを直近から弾劾するタイミングをずらそうとの魂胆か。出発予定時刻をすぎての妨害を弾劾しながら、デモは出発した。5月青ヘルや黒ヘルの部隊がオバマの車列を直接弾劾したのがよほどこたえたのか、いずれにせよ、権力の妨害があればなおさら燃えるのがわれわれである。

 平和大通りに入り、記念式典への安倍列席を弾劾しながら進む。広島市の職員がトラロープで会場を防衛している。機動隊は「前へ詰めろ」と一秒でも早く通過させようとする。われわれは、機動隊の規制と実力で対峙しながら、安倍に届けと弾劾のシュプレヒコールをあびせる。あせりにかられて機動隊は「推進」と叫び暴力的に押しはじめたが、ますます安倍や原爆への怒りが増して、デモ隊は闘いを貫徹した。

 広島市長がオバマの言葉を引用し、ブルジョアマスコミがこぞってオバマの蹂躙を「核廃絶への一歩」と持ちあげるなか、われわれの「帝国主義打倒、オバマを許すな、天皇を許すな」という声は、例年より多い歓迎を受けた。「がんばって」という声、われわれのシュプレヒコールにあわせていっしょに拳をふりあげつづける小中学生、外国人のビデオ撮影、「かっこいい」と注目する高校生たちなどなど。われわれはまだまだ力不足だが、しかし、階級的分岐を確実におし進め闘っていく。核兵器の廃絶を、労働者階級自身の事業として、プロレタリア革命勝利にむけた本格的権力闘争路線のもとで闘いぬこう。そして、勝利の展望をかちとろう。

広島反戦反核闘争に憎悪を燃やし敵対する右翼ファシストを撃滅しよう

 「日本も核武装を」と主張して、広島で蠢動した田母神グループは行動力を著しく低下させている。桜井よし子ら「日本会議」は、反朝鮮、中国の排外主義を煽りたて改憲・戦争へと突撃し、広島に於いて核武装を煽る講演会を本年も行った。「原爆ドーム解体、被爆者特権反対」などと言っていたザイトクカイや「日本民族自警団 暁乃会」らは、「今日は静かに慰霊する日」と言いながら、ドーム前で警察頼みの反共行動をくり返している。

 1984年山谷における佐藤氏虐殺―86年山岡氏虐殺、86年東京桧町公園爆殺未遂―自爆事件、98年「明大ゴスペル」の襲撃―闘う学生・生協労働者への弾圧などのファシストとの闘いの歴史的転換にむけた闘いをやり切る。「明大ゴスペル」―頭目金圭東せん滅戦闘をひきつぎ、右翼ファシストをせん滅する。

木元グループを根絶しよう

 それにしても、木元こと山田茂樹よ。「警察に集会届を出しておれば、右翼が来た時に、権力が介入するのを考えておくのは当然じゃないか」と言っていた意味が、骨の髄まで、ファシストへの屈服と権力頼み=権力万能論=権力への屈服から来ていたことが、日に日に明らかになっている。しかも、その思想は浅子が「警察を信用した」と公判廷でわざわざ裁判官に哀訴して恥じないくらい、木元グループ全員にしみこんでいる。そもそも弾圧への屈服と反共ファシスト「明大ゴスペル」とのゲバルトに屈服したのが木元グループの始まりである。根絶あるのみだ。

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