全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

10.9三里塚全国総決起集会の成功かちとる

 10月9日、反対同盟は、「用地」内東峰の萩原さんの畑で全国総決起集会を開催した。朝から雨の降り続くあいにくの天候の中で、全国から720名の結集をもって、市東さんの農地強奪を実力で阻止し、第3滑走路攻撃を粉砕し、安倍政府打倒へと進撃していく決意をうち固めた。集会当日の朝、全国集会破壊を策して右翼ファシストどもが街宣車で会場直近でがなり立て、その後北原鉱治事務局長宅前に街宣車で乗り付け「反日テロ集団のアジトになっている。出ていけ」などと悪罵を投げつけた。絶対に許さない。第3滑走路攻撃で利権に群がるものどもと一体となり、活性化する右翼ファシストとの攻防に勝ちきり、戦時徴発としての市東さんの農地強奪を実力で阻止しよう。朝鮮反革命戦争突撃にむけた第3滑走路建設、B滑走路の1000メートル延長、空港の「24時間化」の攻撃粉砕しよう。

三里塚─木の根全国共闘の前段集会かちとる

 雨の降りしきる中で、会場設営が行われ、三里塚─木の根全国共闘に結集する三「障」委や福日労の仲間など、集会参加者が続々と集まって来る。そうした中で、木の根共闘が、反安保労研の仲間の司会で前段集会を開始する。野戦病院・手話実の朝田さんは「市東さんの判決が下されたなら、すぐに臨戦態勢に入り、実力で闘う。相模原で起きた19名の『障害者』虐殺を許せません。反革命と闘い、市東さんの農地強奪阻止、『障害者』解放にむけて闘う」と表明した。

 福日労の仲間は「十数年炊き出しをやった公園からあっという間に撤去されて、それでも福日労は炊き出しを続けています。空港会社は自分たちの利益のためにやっている。飛行場を作って何をするかと言ったら戦争のための基地です。団結して反対していこう」と訴えた。

 三「障」委の仲間は「三『障』委は、市東さんの農地強奪を体を張って闘います。相模原の『障害者』抹殺を許しません」と表明した。

 沖縄から天皇上陸阻止青年実行委員会の仲間が「沖縄労働者人民は、三里塚のように、米軍の演習上に突入し、工事現場に座り込み、重機の搬入に立ちはだかり、工事を一日、半日と止め続けている。今の沖縄の闘いは、“闘えば必ず勝つ”という三里塚の闘いの精神と同じ。三里塚と沖縄を結ぶ闘いを共に闘いぬいていきたい」と表明した。

 全国反戦を代表して東京反戦の仲間は「実力・武装の闘いを最先頭で闘う」と表明した。

 全学連の仲間は「対権力非和解の闘いを断固として闘おう。全学連大会の成功を勝ちとり、2016年から17年の闘いに進撃する」と表明した。

 反戦・全学連三里塚現地行動隊は「三里塚50年の地平と労農水『障』学共闘の地平で農地強奪を阻止しよう」と訴えた。最後にシュプレヒコールを上げて本集会に合流していった。

全国集会が勝ちとられる

 本集会は正午より、反対同盟伊藤信晴さんの司会で開始された。

 最初に北原鉱治事務局長からのメッセージが代読される。「先頃、第3滑走路計画やB滑走路の1000メートル延長、そして夜間の飛行時間をさらに延長するという計画が国や空港会社から出されました。とんでもない話です。50年前と同じ過ちをくり返そうというのか。一千町歩の田畑をつぶして、滑走路をつくろうというのです。農民から農地を奪って、この豊かな北総台地に空港をつくろうということは、はじめから間違いです。間違いの上にさらに間違いを重ねれば、どうなるかは火を見るよりも明らかです。反対同盟の闘いはやっぱり正しかった。ですからそんな無謀な計画は絶対に許してはならない。市東さんの農地をめぐる闘いも正念場です。法を犯していいるのは国の側です。だから勝たなければならない。正義を貫かねばなりません。みなさんのさらなるご支援をお願いします。反対同盟は50年間絶対反対で闘って来ました。安倍政権の強引な政治は、戦争に向かっています。国策と対決する闘いは、戦争反対の強い信念を貫くこととひとつです。未来を担う子や孫たちに戦場に送らないため力を合わせて共に闘いましょう」というアピールが読み上げられ、拍手で確認された。

 続いて、反対同盟事務局から基調の提起を萩原富夫さんが行う。「市東さんの農地死守の決戦として勝利してきました。7.3三里塚50周年集会が大成功しました」とこれまでの闘いを総括し、利権あさりの第3滑走路建設の闘いとして「空港周辺地域へのビラまきの宣伝活動を続け住民の決起を呼びかけています。地域破壊、生活破壊を許さず、第3滑走路粉砕=軍事空港阻止へ周辺住民と闘おう」と呼びかけた。沖縄・福島と連帯し「あらゆる場面で国策を強制してくる安倍政権を何としても打倒しましょう」とTPP承認案関連法案、南スーダンPKOでの自衛隊武力行使や戦争法反対、差別・排外主義への闘い、労働者の闘いへ決起を訴えた。10.17耕作権裁判・千葉地裁包囲デモを呼びかけ、来年1.9旗開きから3.26全国集会への結集を呼びかけた。

 連帯のあいさつに移り、動労千葉、関西新空港反対住民、関西生コンがあいさつした。

 

市東さんの農地取り上げをうち破ろう

 そしていよいよ、天神峰反対同盟・市東孝雄さんが登壇する「最高裁はいつ判決が降りるか分からない。しかし私はどんな判決が出ようとここに残り、闘い続けます。そしてその時はここにいるみなさんも一緒になって闘っていただきたい。これをお願いします。今、第3滑走路問題ということが打ち出されました。地域との共存共栄、まるっきりデタラメです。裁判では勝てないかも分からない。だけどそんなことで負けたわけじゃない。自分の生き方を貫くということで、みなさんとともに闘っていきます。労働組合、市民運動、そして何よりも国策と闘う沖縄・福島・三里塚をひとつの闘いとして、これからも闘い続けます。北原さんの言葉をお借りすれば、三里塚は不滅ですと。そういう気持ちで、背中(東市さんの“闘魂ますます盛んなり”のロゴが背中に入ったTシャツを見せながら)が語っています」と表明し、会場から圧倒的拍手が巻き起こった。

 続いて反対同盟顧問弁護団から葉山弁護士、一ノ瀬弁護士、遠藤弁護士があいさつにたち、「最高裁がいかなる不当な決定を出そうとも断固とした三里塚50年の実力闘争の地平で、これをはね返そう。安倍政権の戦争政策の一環として三里塚の攻撃もある。現地における実力闘争の爆発で、権力の側の空港政策と戦争政策を必ずや破綻に追い込もう。空港廃港にむけて弁護団はともに闘いたい」と表明した。

 市東さんの農地取り上げに反対する会、全国農民会議が発言し、市東さんの農地を守る闘いにともにたちあがることを訴えた。

福島・沖縄・三里塚一体で国策と闘う

 福島からの訴えで「沖縄・福島・三里塚、ここは命の闘いです。ここで負けて他はありません。いかにこの福島をないがしろにして、安倍政権は戦争に向かおうとしているのか。まだまだ高い汚染のところに帰れるものかと言う住民がたくさんいます。何としても帰還の強制は止めなければなりません。175人の小児甲状腺ガン、検査縮小です。これからますます健康被害が拡大していく。福島の怒りは、深く深く充満しています。抵抗の歴史を持つ三里塚の50年、ここから革命の一歩を踏みだしましょう」と訴えた。

 沖縄からの訴えでは「沖縄には、力が強いとか、権力をもってると威張りくさっているけども、おまえらに小さな針を取って飲めるか。という意味のことわざがある。その小さな針が3つある。福島と沖縄と三里塚だ。誇り高いよ。闘っている人間は。小さいけれどもそれを一歩も譲らないということ事態が、どんだけ日本の未来に対して、力を与えるかということを忘れちゃいけない」と訴えた。

 続いて経産省前テントひろばからのメッセージを司会が代読する。「8月21日未明に残念ながらテントは強制撤去されました。しかし決して負けてはいません。脱原発の長い闘いは、まさにこれからです。一歩一歩勝利をたぐりよせていくよう努力を続けていく」というアピールが読み上げられた。

 カンパアピールを婦人行動隊の木内敦子さんが行う。「闘い続けて50年。周辺住民の第3滑走路許してたまるかという人たちと結びついて、市東さんの農地を守る陣形を二重にも三重にもするためにもどうかカンパをお願いします。未来の希望のためにともに闘っていきましょう」と訴えた。

住民・市民団体からのアピール

 後半の司会を宮本麻子さんに交替して、集会が続行される。全国水平同盟、部落解放同盟全国連、婦民の発言に続き、闘う「障害者」を代表して野戦病院・手話実の朝田さんが発言にたつ。「手話実は、40年間反対同盟とともに闘いぬいてきました。また全国の『障害者』の仲間とともに闘ってきました。いよいよ市東さんの決戦も迫りつつあります。最高裁がどんな不当なことを言ってこようとも、三『障』委の仲間、ここに結集された「障害者」の仲間とともに、実力で闘います。相模原の19名もの「障害者」が、殺されていった。ヒットラー時代を思いだす。『障害者』には金がかかるんだとか、40万人の『精神障害者』『身体障害者』が虐殺されております。われわれはこのような相模原の『障害者』虐殺については、絶対に許すことなく、また保安処分も断固反対します。本当にみなさん、『障害者』が虐殺される時代が来れば、一般の人も大変な時代す。それは歴史を見ればわかる。一緒に闘おう!」と訴えた。

 山谷、星野全国再審連絡会議に続いて、福日労が発言にたつ。「今夏の夏祭りは5月11日の出来町公園からの野宿労働者の暴力的叩き出しにやり返して、勝ちとりました。2日目には炎天下の中、福岡市役所、中央警察署への怒りのデモを闘いぬいた。5月以降、月1行動を闘い、市役所門前抗議行動をおこなっています。毎週木曜日の冷泉公園での炊き出しを継続し闘っています。福日労は市東さんの農地死守決戦を全力で闘います。福日労は、いざ事あれば現地に馳せ参じ、反対同盟とともに闘います」と訴えた。動労水戸が住民団体の最後に発言した。

共闘団体の決意表明、集会宣言後、東峰─天神峰で戦闘的デモ

 共闘団体の決意表明では、解放派を代表して反戦・全学連三里塚現地行動隊が、「三里塚はいよいよ決戦の時を迎えています。最高裁で棄却決定がうちおろされたならただちに全国から三里塚にかけつけ、三里塚闘争50年の地平と生き方を貫くという市東さんの決意に応え、農地強奪を実力で阻止しよう。今朝も右翼ファシストどもが集会破壊を策して会場直近まで街宣車で乗りつけ、そして北原鉱治事務局長宅前で悪罵を投げつけるという許し難い行動に出てきた。第3滑走路攻撃の中で利権に群がるものどもや右翼が活性化してきている。成田の経済団体などが第3滑走路の土地取得のために、『土地収用法を適用しろ』と叫んでいる。絶対に許さない。また空港会社の説明会に対して空港周辺住民から『夜間延長は絶対に認められない』と怒りの声が噴出している。反対同盟、そして騒音下の住民の怒りの声と結びつき、第3滑走路攻撃を粉砕しよう。福島・沖縄と結びつき改憲と戦争に突き進む安倍連合政府を打倒しよう」と訴えた。

 中核派、統一委員会、蜂起派がそれぞれ決意を表明した。

 最後に太郎良陽一さんが“我々は三里塚の基本路線の勝利を確信し、50年の真価と飛躍をかけ、あらためて空港粉砕・安倍打倒の闘いに立ち上がることを宣言する”という集会宣言を読み上げ、団結がんばろうで集会を締めくくった。集会後、労農水「障」学の仲間は、市東さんの畑まで、敵の攻撃に怒りを燃やし、権力の弾圧を許さず、戦闘的デモを貫徹した。

10.9全国集会の大成功を突撃路に、農地死守決戦勝利、空港廃港へ進撃しよう

 農地法裁判は、10.25最高裁上告棄却が打ち下ろされた。ただちに全国から三里塚にかけつけ、三里塚闘争50年の実力闘争・武装闘争と労農水「障」学共闘の地平で農地強奪を実力で阻止しよう。国家権力は経産省前テント撤去を午前3時半に強行した。24時間の死守体制で闘おう。大木よねさんの闘魂と9.16東峰十字路戦闘の地平で闘おう。三里塚から安倍の改憲・戦争突撃を粉砕しよう。

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