全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

2017年市東さん農地死守決戦勝利!三里塚へ、天神峰へ結集しよう!
新年デモで17年決戦の火ぶた切る!

 1月9日反対同盟は、新年最初のデモと旗開きを開催し、2017年決戦への突入を宣言した。午前10時から東峰神社で恒例のしめ縄飾りを行い、天神峰看板前に集まり、「この畑と作業場、ハウスを強制執行から守り抜くぞ」とシュプレヒコールをあげた。

 そして10時半に市東さん宅南側の開拓組合道路に結集する。反対同盟伊藤信晴さんの司会で集会が開始される。

 はじめに萩原富夫さんが、「反対同盟はこの決戦に対して、本日決戦本部を立ち上げて、事務局を中心に、現地支援と力を合わせて、この決戦局面に立ち向かって行くという体制を作りました。みなさんに現地調査や情宣活動や説明会に対する情宣活動、住民に対する働きかけなど、さまざまな現地での活動を展開していきますので、ぜひそういう活動にも参加して頂いて、現地の闘争全体を厚くしていくという形で闘っていきたい」と表明した。弁護団などの発言を受け、全体でシュプレヒコールを挙げ、「用地」内デモに進撃する。権力の妨害をはねのけ、南台の畑までのデモを貫徹した。

【旗開きが盛大に開催される】

 午後1時から旗開きが木内敦子さんと宮本麻子さんの司会で開始される。最初に伊藤信晴さんが、闘争宣言を読み上げ、北原鉱治事務局長のアピールを宮本麻子さんが代読する。「2017年はいよいよ市東さんの農地死守、強制執行阻止の重大な決戦の年です。市東さんが100年近く丹精こめて耕作してきた農地を、空港建設のために奪うことなど、絶対に許すことはできません。これは全国の農民、労働者人民の未来がかかった問題です。何としても市東さんの農地を守り抜くため、全国からかけつけて下さい。同時に第3滑走路建設や深夜便の飛行時間延長の攻撃がかけられています。なぜ空港利権のために、住民が犠牲にならなければならないといけないのかと、住民の怒りが噴出しています。この周辺住民の怒りと結びつき戦争と改憲の安倍政権打倒へ、強制執行阻止へ、力を貸してください」呼びかけた。

【“一人一人が市東孝雄になって!”農地死守決戦を闘おう】

 つづいて市東孝雄さんが、登壇する。「2016年はいろいろなことがありました。3月の成田集会からはじまり、7月同盟50周年集会も大成功のうちに終わりました。そして11月シンポと、そういった中で10月25日、最高裁の全く許せない、反動判決が出されました。本当にはらわたが煮えくりかえるぐらいの気持ちでいます。国策に逆らうものは、そういうことを一切認めないと。とんでもない暴挙です。私も絶対に認めることはできません。しかし1年を通しまして勝利的に闘いきった1年だと思います。これからが17年、待ってましたみなさんの登場です。私一人の力では何もできません。強制執行の判決が出た以上、いつ来るかわかりません。しかしみなさん一人一人が市東孝雄になってもらって、その攻撃をはね返して頂きたい。現地に1時間でも2時間でもいい、顔だけでも見せていただければ、私もがんばれるという気持ちになれます。安倍政権の戦争、この前も真珠湾に行って戦争をしちゃいけないと言っているその口で、日本の中では辺野古の新基地、成田空港の軍事空港化も考えています。木更津のオスプレイとか。全くやっていることはデタラメです。奴らの言いなりになるわけにいきません。みんなで声出してうち破りましょう。17年はそういう年にしたい。どうかみなさん、一人でも多く現地にかけつけ、ともに闘って頂きたい。よろしくお願いします」という市東さんの決意表明に、満場の拍手が沸き上がった。

 参加したそれぞれが、“市東孝雄になって闘う”という決意をうち固めた。つづいて乾杯の音頭を萩原富夫さんが行い、決戦本部アピールを太郎良陽一さんが読み上げた。決戦の火ぶたは切って落とされた。決意も新たに強制収用実力阻止の17年決戦へ進撃しよう。

【結集した団体から断固たる決意が表明される】

 旗開きに結集した各団体からの発言に移る。動労千葉、関実、弁護団、市東さんの会など次々と決意の表明が行われる。

 三里塚を闘う「障害者」解放委員会の仲間は、「市東さん決戦を体を張って闘う。三里塚・木の根全国共闘と築いた介護闘争を軸に全力で闘っていきます。昨年の7月に神奈川県相模原の津久井やまゆり園でおきた障害者抹殺事件を満身の怒りを込めて弾劾する。二度とこのような事件が起きないように闘う。そのために、共生共闘の介護闘争を基軸に闘おう」と表明した。

 福岡築港日雇い労働組合の仲間は、「越年越冬団結祭りへ反対同盟の大量の野菜カンパとアピールを頂き本当に感謝しています。福日労は市東さんの農地強奪を絶対に許しません。何としても市東さんの農地を守り抜き、戦争への道を阻止していきます」と決意を表明し、木の根共闘と福日労の2枚の檄布を市東さんに直接手渡した。

 革命的労働者協会は「反対同盟の提起をがっちりと受け止め、全国から天神峰への大結集を実現し、毎日毎朝、決戦本部に集まり、決戦方針、決戦陣形を打ち出していこう。強制執行に踏み込んだならば、東峰十字路戦闘、大木よねさんの闘いをひきつぎ、実力闘争・武装闘争で、粉砕しよう」と訴えた。

 三里塚・木の根全国共闘は、「昨年最高裁からうち下ろされた市東さんに対する棄却判決、本当に許せない。市東さんとともにスクラムを組み、農地を守り抜く。そのために、まず、毎月第3土曜日に、天神峰に集まって、まだ三里塚に結集できていない、友人や多くの闘う人たちを結集させていきたい。労農水『障』学共闘の力をもって、闘いを一つひとつつくり上げたい」と表明した。

 全学連伍代委員長は、「市東さんの農地強奪を本当に体を張って闘いぬく。三里塚の培ってきた徹底非妥協・実力闘争、空港絶対反対の闘いをさらに鮮明にし、反対同盟・決戦本部の闘いと連携しながら、市東さんの農地強奪を絶対に許さない。安倍連合政府の改憲、天皇制攻撃、共謀罪の制定など治安弾圧と対決し、日米安保粉砕、帝軍解体の闘いを沖縄労働者人民と連帯し闘う。ファシストによる反対同盟に対する敵対をはねのけ、反革命革マルや木元グループを解体する」と表明した。

 決戦本部から1月15日の反対同盟一斉行動への参加呼びかけと21日のDVD上映会への結集が呼びかけられた。

 最後に萩原富夫さんが、「空港建設という住民無視、農民殺し、そしてすべての労働者人民につながる、このような人間無視の資本主義社会をひっくり返すために、これからも三里塚闘争は闘っていきたい」と訴え、1月30日の耕作権裁判・デモ、2月14日の審尋、3月2日の異議申し立て裁判への結集を呼びかけた。

 最後に「団結がんばろう」で旗開きを締めくくり、17年決戦への第一歩を踏み出した。

農地強奪実力阻止!決戦本部に集中し、臨戦態勢をつくりあげよう!

 1月9日旗開きにおいて、反対同盟は決戦本部立ち上げを宣言した。反対同盟の決意と呼びかけに応え、全国の労農水「障」学の闘う仲間は、決戦本部とともに、強制収用攻撃と対決しよう!心おきない実力闘争で、市東さん農地を守り抜こう。

【1.15反対同盟一斉行動を闘う】

 1月15日反対同盟と支援連は、今年最初の一斉行動を闘った。

 午前8時30分に決戦本部として立ち上げた市東さん宅離れに結集し、伊藤信晴さんの司会で打ち合わせが行われる。

 萩原富夫さんは「決戦本部を立ち上げて離れを拠点に日常的な活動をスタートさせました。ここで人が集まっていろんな話をしたり、DVDとか映画とか上映会をやったり、いろいろ企画を検討されています。今日の一斉行動の呼びかけに、今日ははじめての人が来てくれました。ありがとうございます。こういう形でできる範囲でどんどん現地に来てもらって、一緒に活動してもらえると元気がでるし、お互いにいいと思います。現地での活動をもっともっと厚くしていくということで強制執行を許さない状況を作っていくと同時に、空港機能強化案を粉砕していく」とあいさつした。

 市東孝雄さんは、「今の情勢の中で大変だと思います。でもこちらのやり方次第では、ぶっ壊せる。そういう勢いをもって地域住民に話をしてもらって、こういうデタラメな攻撃を絶対に許さないということで進んでいきたい。大変でしょうが今日一日にがんばっていきましょう」とあいさつした。

 午前9時過ぎには、それぞれが反対同盟ニュース第40号を持って周辺地域へ出かけていった。夕方には報告会がもたれ、各部落で反対決議が出されるなどの動きが報告された。次回は2月18日だ。周辺地域住民の怒りの声と結びついてともに闘おう。

【1.21木の根共闘月例行動がおこなわれる、決戦本部の呼びかけるDVD上映会に結集する】

 決戦本部は、立ち上げの企画第1弾として、DVD「三里塚闘争不屈の50年」の上映会を呼びかけた。同日、「天神峰月例行動」を呼びかけていた三里塚・木の根全国共闘は、正午に天神峰の市東さん宅離れ(決戦本部)に集まって、まず1987年11月24日から26日の3日間55時間に渡って闘われた木の根砦死守戦のDVDを見る。その後天神峰周辺の現地調査を行った。そして14時からの決戦本部企画に合流した。

 決戦本部企画は、本部(離れ)を埋める盛況な上映会となり、上映後の茶話会では、各自の感想を述べあい、三里塚への熱き思いを語り、闘いの決意をうちかためた。

【右翼ファシストの天神峰十厘を絶対に許さない】

 1月22日の第4日曜日に下総政神党・日本国神党などの右翼ファシストどもが天神峰の市東さん宅直近に街宣車で乗りつけ、“反対同盟は出ていけ”などと反対同盟に悪罵を投げつけ、朝鮮・中国の労働者人民に対する差別・排外主義煽動をおこなった。絶対に許さない。右翼ファシストによる敵対・蹂躙を粉砕しよう。深まる差別・排外扇動を労農水「障」学の団結で叩きつぶしていこう。17年市東さんの農地死守決戦の大爆発をもって、安倍連合政府打倒へ進撃しよう。

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