戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう！ 日帝国家権力解体！
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ！
右翼・ファシスト撃滅！反革命革マル・木元グループせん滅！
全日本学生自治会総連合（伍代委員長）
全学連は反戦青年委員会とともに、２月１１日、紀元節＝「建国記念の日」粉砕を掲げて、神保町交差点で情宣を行いました。以下、当日配布したビラから転載します。
改憲攻撃粉砕―天皇元首化を許すな！ 治安弾圧粉砕―「共謀罪」新設阻止！
紀元節＝「建国記念の日」粉砕
全国反戦青年委員会・全日本学生自治会総連合(伍代委員長)
神話に基づく紀元節＝「建国記念の日」を粉砕しよう
１８７２年、資本主義の国民国家体制づくりを進める明治政府は古事記や日本書紀などでっち上げた建国神話に基づき“日本の建国を祝賀する日”を定めた。実在しない初代天皇─神武が天皇に即位したのが紀元前６６０年１月１日であるとでっち上げ、この時を日本の“紀元”とし新暦を採用した翌１８７３年からは毎年２月１１日が紀元節とされた。
以降、紀元節は天皇制賛美・強化のための国家挙げての祝祭日運動として推進されていった。１９４８年ＧＨＱ(占領軍総司令部)の意向により一旦は廃止されるも、サンフランシスコ講和条約締結を機に復活に向けた動きが政財界を中心に強まり、１９６６年“祝日法”の改悪によりあらたに「建国記念の日」と名称を変え復活した。
“祝日法”に盛り込まれた「建国記念の日」の趣旨は、「建国をしのび、国を愛する心を養う」というものだ。天皇─天皇家による征服・占領・統治を神話にまで遡り賛美・祝賀し、天皇(制)を主柱とする国家に誠心誠意奉仕せよということだ。これはかっての紀元節の趣旨となんら変わらない。
戦前、紀元節は各地での神武陵の遥拝や、尋常小学校での“御真影”への最敬礼と万歳奉祝、全国神社での紀元節祭の開催、各地での建国祭開催など、労働者人民に対する天皇制賛美を強制する強力なテコとされてきた。
「建国記念の日」制定の目的はこれとまっく同一だ。紀元節復活を断じて許すな。天皇制賛美強制と対決しよう。紀元節─「建国記念の日」を粉砕しよう。
差別主義・排外主義の根源＝天皇(制)を廃絶しよう
「建国記念の日」を一環とする天皇(制)強化の攻撃が強まっている。生粋の天皇主義者安倍普三が率いる連合政府はその後ろ盾となっている日本会議や神社本庁などとともにかって紀元節が官・民合わせた一大奉祝式典としておこなわれていた歴史をよみがえらせようとしている。
戦前紀元節は、日帝のアジア侵略の拡大、それと軌を一にする天皇制の強化にしたがいその規模を拡大し、労働者人民を奉祝動員へと駆り出していった。天皇制国家の“臣民”“小国民”としての自覚をうえつけさせ侵略・虐殺の銃を手にとらせていったのだ。こうした歴史を二度と繰り返してはならない。
紀元節や「建国記念の日」がたたえる“建国”とは、天皇家を頂点とした「国家」による征服事業に他ならない。古代の「熊襲」・「蝦夷」、近代の沖縄・アイヌなど、天皇制の歴史は周辺民族に対する絶えざる征服と領土拡張のそれであった。天皇を中心に同心円的に人民を位階付けし、その中に被征服民を組み込んでいく。異民族─“まつろわぬ民”に対する容赦ない暴力的同化―統合政策として繰り返されてきた。これが現在も連綿と続く沖縄、アイヌ、などへの差別同化・統合政策としてなされているものの核心だ。
さらに天皇制はとりわけ資本主義体制の勃興以降は、労働者人民への差別と分断、搾取と収奪によって成り立つ資本主義―階級支配の柱石となっている。天皇制のもと、部落民をはじめとした被差別大衆に対する徹底した差別・迫害が階級支配の維持・強化のために国家的暴力を伴いながら推進されてきた。日帝にとって天皇制は外への侵略─植民地化、内への差別・分断と統合支配の要としてあった。現在にあっても天皇制のこの本質は変わっていない。
人民の惨苦と流血に血塗られた天皇制への賛美などを断じて許すことはできない。天皇制こそあらゆる差別の根源であり、階級支配強化のために新たな差別をうみだす最大のテコでもある。部落民、在日朝鮮人・中国人、女性、「障害者」「病者」、すべての被差別大衆・被抑圧人民と連帯し天皇制を廃絶する闘いに今こそたちあがろう。
安倍連合政府の改憲─天皇元首化を撃ち砕こう！
右翼ファシストを先制的に撃滅しよう！
天皇(制)強化の最大の攻撃が安倍連合政府が進めるの改憲─天皇元首化だ。自民党の改憲草案は天皇の地位を明確に国家元首と規定している。現憲法下で“国民統合の象徴”とされているものから対外・対内的にも日本の国家元首へと天皇をおしあげることがねらわれている。これは、天皇を“現人神”とし政治・軍事の最高権限者とした明治憲法における天皇条項の復活に他ならない。
安倍連合政府の改憲突撃と軌を一つにして天皇アキヒトは自ら先頭に立って元首化に向けた行動を強めている。国体─植樹祭などをはじめとした国内行脚はもとよりのこと、広島、沖縄やサイパン、パラオ、フィリピンなど日帝の侵略戦争の跡地を“慰霊の旅”と称して踏み荒らし、天皇のために死んでいった皇軍兵士や人民を顕彰し現地労働者人民の大量虐殺や皇軍「慰安婦」の強制など日帝の戦争責任を亡きものにしようとしている。
昨年７月アキヒトは“生前退位の意”なるものをマスコミを通じて全国に発表した。アキヒトの発言の意図は何よりも天皇制の維持・強化であり、改憲―天皇元首化を見据え天皇─天皇家による国家統治をより磐石なものにすること以外にはない。
天皇アキヒトの戦争・虐殺への居直りを許すな。天皇制強化に向けた“生前退位”攻撃を粉砕しよう。実力の闘いで安倍連合政府の改憲─元首化攻撃を粉砕し、安倍連合政府を打倒しよう
移民や女性などへの差別主義・排外主義を前面に掲げ新たな米帝盟主として躍り出たトランプに対し、米帝足下のみならず全世界で反対の闘いがまきおこっている。現在、大統領就任後に出した“七カ国国籍者への入国一時禁止令”に対する闘いが、トランプ支持派の差別・排外主義者との実力攻防をも交えながら全米各地で連日数十万規模の大衆動員をもって闘いぬかれている。この闘いと連帯し日帝足下の強まる差別主義・排外主義煽動と対決しよう。差別入管体制を粉砕しよう。
トランプの登場をうけ欧州の極右政党など世界的に右翼ファシストが勢いを強めている。日帝足下においても、日帝のあらたな帝国主義的権益の獲得に向けた動きに歩調を合わせ右翼ファシストが部落民や在日朝鮮人・中国人への襲撃を激化させている。戦争・ファシズムと闘う全世界の労働者人民と連帯しファシズムの台頭を粉砕しよう！街頭、地区、職場、学園を貫きファシストを先制的に撃滅する闘いに今こそたちあがろう。
天皇制強化の攻撃と一体のものとして治安弾圧が激化している。反天皇闘争や三里塚、沖縄など戦闘的な反戦・反基地闘争への弾圧を許すな。福岡県警による日本原闘争を闘う同志への弾圧―予防拘禁攻撃を弾劾しともに報復しよう。今国会ではあらたに「テロ等準備罪」の新設が狙われている。「共謀罪」が名を変えた極悪の治安弾圧立法を断固粉砕しよう。