全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

3.26三里塚全国集会の大爆発を!
全国労農水「障」学は強制収用実力阻止に立とう!

 昨年10月25日、市東孝雄さんの農地取り上げを認める最高裁判決が打ち下ろされた。農地死守決戦の火ぶたは切って落とされた。三里塚芝山連合空港反対同盟は、新年デモ・旗開きをもって、強制執行阻止にむけて決戦本部を立ち上げ、三里塚50年の歴史をかけて実力闘争を基軸に、決戦態勢で闘いぬくことを明らかにした。

 さらに、「これで終わりではない」(市東孝雄さん)闘いが継続し、最高裁決定にもとずく強制執行攻撃を押しとどめている。昨年11月30日、「請求異議の訴え」とその仮処分申請にあたる「強制執行停止申立」を千葉地裁に対して行い、2月14日の審尋では「請求異議裁判1審判決までの執行停止の決定」をもぎとった。3月2日の「請求異議の訴え」の初公判では、千葉地裁・空港会社は早期決着の布陣で臨んできたが、市東さんを先頭とする反対同盟や弁護団、労農水「障」学の仲間の闘いに追いつめられ、次回裁判(5月25日)を設定せざるを得なかった。

 昨年、三里塚闘争は、1966年の住民無視の三里塚空港案の閣議決定から50年、反対同盟は結成50周年を迎えた。三里塚の50年は、機動隊の暴力による問答無用の空港建設と実力で対決してきた歴史であった。権力の農地強奪、拠点破壊に、反対同盟は無類の戦闘力を発揮し、決戦を構え闘ってきた。そして、いまもなお「未完の空港」強制している。こうした実力闘争・武装闘争の到達地平が71年第2次代執行に対決した9.16東峰十字路戦闘であり、不屈非妥協の闘いを貫いた大木よねさんの闘いだ。これこそ、三里闘争の勝利の核心だ。幾多の決戦の中で貫かれ、いまも反対同盟の闘いの中で脈々と受け継がれている。

 全国から「三里塚へ!天神峰へ!」と集中し、農地死守決戦の陣形を打ち固めていこう。3.26三里塚全国集会の大爆発を突撃路に、市東さん農地死守決戦を闘おう。

「ひとりひとりが市東となって」強制収用を阻止しよう!

 71年強制代執行から46年経て、今もなお敢然と「空港絶対反対」をかかげ「用地」内農民として天神峰で営農・生活している反対同盟員市東さんに対する強制執行攻撃が切迫している。親子3代100年耕してきた市東さんの農地が奪われようとしている。7反3畝のこの農地は、故東市さんの後を継ぎ農民として生きていくための、金で売り買いできないかけがえのないもである。三里塚51年目にして、再度の国家の残虐行為=農地強奪強制執行を断じて許してはならない。

 半世紀にわたる札束と国家暴力、弾圧を使った陰に陽にの攻撃を、反対同盟・支援勢力は三里塚闘争の基本原則(空港絶対反対・農地死守・一切の話し合い拒否・非妥協・実力闘争)を貫き打ち破ってきた。国・空港会社・脱落派が仕組んだシンポ・円卓をもって「三里塚闘争は終わった」なるキャンペーン、あるいは権力・日共等の「三里塚は過激派の闘い」というキャンペーンをはねのけ、圧倒的に存在している。

 2期工事阻止決戦の過程で、故東市さんは、切り崩し工作で潜入した公団に対し、「代執行の現場で会おう」と不屈非妥協の戦意で追い返した。連日地上げ屋まがいの軒先工事が強行される中、ボーリングの震動のあまりのひどさに東市さんは怒りを爆発させ、工事現場に突入した。支援者もそれに続いた。連れあいの故ときさんが長期入院から帰ってきてからは、新郎新婦のように新築した母家にくらし、支援者と共に営農し、同盟活動を行い、最後の一息まで三里塚闘争者として生き抜いた。そして今孝雄さんが東市さん・ときさんの後継者として天神峰に帰ってから18年が過ぎている。2003年以降、空港会社から突然の農地取り上げを宣告され、「不法耕作者」あつかいで法廷に立たされ、まったくもって怒りに耐えない理不尽な農地強奪攻撃にさらされながらも、断固として裁判闘争を闘いぬき、天神峰の地で農業を営んできた。生活・営農の条件である生活道路(団結街道)の封鎖に対して体を張って抗議し不当弾圧を受けつつ、獄中から「これで、俺たちが本気だってことがわかっただろう」と檄を発し、闘う仲間達を大いに勇気づけた。最高裁不当判決直後の記者会見で、市東さんは強制収用に対しては体を張って阻止することを宣言している。本年旗開きで、「判決が下りた以上、強制執行はいつくるかわかりません。ひとりひとりが市東孝雄となって攻撃をはねかえしていただきたい」と檄を発した。この決意と怒りを真正面から受けとめ、まさにひとりひとりが、強制収用攻撃を受ける当該として国家の暴虐と対決し、粉砕しよう!

 この攻防は、日帝安倍政権の朝鮮反革命戦争にむけた出撃態勢と対決する闘いに他ならない。三里塚闘争の鎮圧は、国策に対し実力で対決する労働者人民の拠点をつぶし、反逆の芽を根絶やしにしようとするための第一級の治安弾圧政策である。まさに三里塚は、農業・農民問題、地域住民運動にとどまらない、国家権力と日々対峙している階級攻防の最前線の戦場として50年を貫いてきた。

 この三里塚が、沖縄、福島と結びつき強制収用と闘うことは、安倍政権を根底からゆるがし、日帝ブルジョア政府打倒の道を切りひらく。現在強行されんとしている「共謀罪」新設の目論見は、戦争遂行に向けた国策に逆らう者の根絶であり、その弾圧対象の筆頭に、農地強制収用実力阻止を掲げ闘う三里塚勢力があることは明らかだ。国家権力との、非和解・非妥協の断固たる闘いで弾圧諸立法を粉砕しよう。

 3.26全国闘争を号砲に、実力・武装で闘う農地死守戦を軸とし、天神峰を広汎な労農水「障」学の怒りのるつぼと化し、創意工夫の実力阻止戦を準備していこう。闘いの団結で、弾圧を打ち返そう!

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