全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

6・17安保粉砕・安倍連合政府打倒中央総決起集会 招請状

6・15闘争実行委員会

 全国の労働者人民、被差別大衆の皆さん。

 来る6月17日、6・15闘争実行委員会は、日米安保粉砕、安倍連合政府打倒集会を開催し、政府中枢へ向けたデモ行進をおこないます。

 今夏・今秋、一段と拍車の掛かる安倍政府の改憲・戦争―ファシズム突撃を粉砕する闘いに、ともにたちあがることを呼びかけます。

 1960年、日帝足下労働者人民は日本帝国主義とアメリカ帝国主義との反革命階級同盟=日米安全保障条約(日米安保)に反対し、闘いにたちあがりました。闘いの波は、労働者人民が連日国会を包囲する巨大な大衆的実力闘争へと発展しました。

 6月15日、機動隊の重警備態勢をうちやぶり戦闘的人民による国会突入の闘いが炸裂するなか、鎮圧に出た機動隊のテロにより樺美智子さんが虐殺されました。この虐殺に報復し、警察―弾圧機関を解体しよう。

 60年安保闘争とこれを引き継ぐ70年安保闘争は、日米安保体制を揺るがし日米支配階級を根底から震撼させました。そして、労働者人民の実力闘争の新たな戦闘的な胎動を生みだしました。

 安倍政府を打倒する大衆的実力闘争を巻き起こそう。戦争法の施行により強化・実戦化が進む日米安保を粉砕しよう。

〈T〉

 安倍政府は、14年7月「集団的自衛権」行使に向けた閣議決定、15年4月「日米新ガイドライン」策定、そして15年9月戦争法強行と、日米安保を攻守同盟へと再編し、米軍と自衛隊のさらなる共同運用を推し進めるための法整備に突き進んでいます。

 日帝は日米安保を基軸に日帝のアジア―全世界規模での軍事的展開の布石を打つと同時に、昨年11月には、戦争法の「駆けつけ警護」「宿営地の共同防衛」を付与した陸上自衛隊部隊の南スーダンPKO出兵を強行しました。短期間で撤収したとはいえ血で血を洗う戦場に投入した目的は、“殺し殺される”軍隊として自衛隊をうち固めるためです。

 安倍政府は今春、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対する核兵器による先制攻撃を想定した史上最大規模の米韓合同軍事演習に連携し、朝鮮半島近海へ急航する米空母打撃群との共同軍事訓練に海上自衛隊艦艇を出撃させました。5月には、戦争法による「武器等防護」を発令し、海自の最新式護衛艦を、朝鮮半島近海へ急航する米海軍補給艦の護衛のために出撃させています。

 北朝鮮スターリン主義国家の戦争的解体と南朝鮮労働者人民の革命的決起の鎮圧を目的とする朝鮮反革命戦争突撃を粉砕しよう。南朝鮮労働者人民によるTHAAD配備阻止闘争、沖縄労働者人民の辺野古新基地建設阻止闘争と連帯し、日米安保、戦争法を粉砕し、帝国主義軍隊=自衛隊を解体しよう。在日朝鮮人民への差別・排外主義襲撃を許すな。官民一体となった戦争態勢構築の攻撃を切り裂こう。

 外への戦争突撃と一体となり国内階級支配のファシズム的転換の攻撃が強まっています。今春、今夏安倍政府はこの攻撃の基軸であり集中点である改憲攻撃への突撃を一気に強めています。安倍自身が5月3日、日本会議主導の改憲集会にメッセージを発し、「9条への自衛隊の明記」「高等教育の無償化」など具体的な項目を挙げ、2020年の新憲法施行をぶち上げました。労働者・農民・学生・被差別大衆とともにこの攻撃を粉砕しよう。

 改憲攻撃と対決し粉砕していく展望は、「護憲」や「立憲主義」にはありません。労働者人民自身による資本主義社会―国家による支配・隷属を打ち破っていく実力闘争・武装闘争、共同闘争の発展、コミューン権力樹立のなかにこそあります。

 そもそも現憲法自体が、日米支配階級の反革命階級同盟を前提に、最大の戦犯であるファシスト天皇=ヒロヒトの免罪と天皇制の維持・存続を軸に階級支配を貫徹するために編み出されたものです。アジア侵略戦争や植民地支配に動員され朝鮮・中国―アジア人民虐殺に加担した歴史、そして戦後プロレタリア革命の敗北―天皇制の延命と階級支配の再確立を許した敗北を根底から総括し突破するものとして、改憲攻撃粉砕の闘いに実力で決起しよう。安倍連合政府打倒、ファシズム勢力粉砕、日帝国家権力打倒―天皇制廃絶にむけて闘おう。「護憲」―「立憲主義」・議会主義を突破して実力闘争で闘おう。

 安倍政府は、労働者人民の反対の声を押しつぶし今国会で何が何でも共謀罪を新設しようとしています。共謀罪は、労働者人民の実力闘争・武装闘争の根絶を最大の目的としています。しかし、その矛先が向けられるのは革命党派やそれと共闘する戦闘的大衆団体のみではありません。戦前治安維持法が「目的遂行罪」の導入により、侵略戦争と天皇制ファシズムに異を唱えるあらゆる団体、個人に弾圧の網を広げていったように、政府や資本の意に沿わぬあらゆる団結と闘いを萌芽のうちから揉みつぶすことを目的としています。実力の闘いで4度目の廃案に追い込もう。

 今国会では精神保健福祉法の改悪が狙われています。昨年7月の「津久井やまゆり園」における優生思想に基づく「精神障害者」大量虐殺という許すまじき事態を逆手に取った措置入院態勢の強化、地域・行政一体の監視網強化を許してはなりません。闘う「病者」「障害者」と連帯し改悪を阻止しよう。

 治安弾圧の激化と一体の攻撃として、労働者人民を資本のさらなる搾取・収奪のもとに叩き込む攻撃が激化しています。一昨年の派遣法改悪に続く労働基準法改悪を許すことはできません。労働争議を非合法化し、労働者に無制限のただ働きを強制する安倍の「働き方改革」を粉砕しよう。総「非正規」化と資本の首切り自由を推進する今秋反人民国会を粉砕しよう。

 安倍政府は2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に向け治安弾圧を加速させています。愛国主義や「反テロ」攻撃と真っ向から対決し、東京オリンピック・パラリンピックを粉砕しよう。

〈U〉

 昨年10月最高裁の農地強奪決定により、成田空港「用地」内で闘う反対同盟市東さんの農地強奪攻撃が強まっています。国家権力は、徹底非妥協・実力闘争を堅持し、日帝の戦争突撃の前に立ちはだかっている全人民の拠点=三里塚闘争を押しつぶすために市東さんの農地を強奪し、反対同盟を破壊しようとしています。強まる敵の攻撃に対し、反対同盟は天神峰現地に決戦本部を立ち上げこれを迎え撃つ態勢をしいています。三里塚・木の根全国共闘は月例の天神峰現地行動を呼びかけています。決戦の地=天神峰に結集しよう。実力闘争・武装闘争で農地強奪を阻止しよう。「第3滑走路」建設、24時間空港化、B滑走路の再延伸など空港機能強化を許さず人民抑圧空港を廃港に追い込もう。

 高江オスプレイパッド建設強行に続き、辺野古新基地建設の動きが激化しています。沖縄労働者人民は、開始された本格工事に対し身体を張った阻止行動を連日闘い続けています。この闘いに連帯し辺野古新基地建設を実力で阻止しよう。「本土」(ヤマト)からの機動隊・自衛隊動員を粉砕しよう。辺野古の闘いに対する共謀罪を先取りした弾圧攻撃を許してはなりません。石垣・宮古・与那国・奄美への自衛隊配備を許すな。日米安保を粉砕し、すべての米軍基地・在日米軍を解体しよう。

 下山鑑定の新証拠提出により、石川さんへの差別有罪判決の決め手となった3大物証のひとつが権力―捜査機関の捏造によるものだということが明らかになっています。逮捕、取調べ、裁判の全過程を貫く部落差別を満天下に暴きだし、差別実力糾弾の闘いで狭山闘争の歴史的勝利にむけ全力で闘おう。警察・検察に隠し持つすべての証拠を開示させ、東京高裁に即座の証拠調べ―再審を開始させよう。

 3・11福島第一原発爆発から6年、いまだ事態収拾の目途さえつかぬなか、安倍政府は5月に関西電力高浜原発4号機の再稼動を強行しました。徹底して弾劾し、6月中に予定されている3号機の再稼動を阻止しよう。

 政府は、「福島復興加速化指針」なるものを打ち出し、本年3月には、避難区域外の避難住民への住宅支援を打ち切りました。被災労働者人民に高放射線地域への帰還―被曝を強制する攻撃を断じて許すことはできません。被災労働者人民の怒りと闘いに結びつき闘いましょう。すべての原発を廃炉にしよう。日帝の核武装阻止、すべての核の廃絶に向け闘おう。

 昨年8・8の天皇メッセージを号砲に、天皇制攻撃に拍車がかけられています。5月19日には天皇アキヒトの「生前退位」を認める特例法案が閣議決定―上程されました。すでに18年12月のアキヒト退位―新天皇ナルヒト即位が日帝の政治日程に上っています。強まる天皇制攻撃と対決し、差別・分断支配の根源=天皇制廃絶に向け闘おう。

 天皇制攻撃との闘いは、天皇制ファシストとの実力攻防を不可避とします。ファシストを先制的に撃滅し、闘う労働者人民の隊列で街頭を制圧し、天皇制賛美の大合唱を吹き飛ばそう。

 世界恐慌の深まりのなか全世界の労働者人民は、戦争、抑圧に抗し、生きるがための闘いに陸続とたちあがっています。朴槿恵を罷免へと追い込んだ南朝鮮労働者人民は、新大統領文在寅主導の議会内的集約を突破し、日米帝国主義と韓国支配階級の支配を撃つ闘いを強めています。中東―パレスチナ人民は米帝トランプの登場により加速する「エルサレムのイスラエルの首都化」策動と対決し、実力闘争・武装闘争で闘いぬいています。米帝足下では差別主義・排外主義を前面に掲げるトランプを許さぬ巨大な大衆的実力決起が巻き起こり、フランスをはじめとしたEU諸国ではファシストの議会制圧に抗しゼネスト・街頭闘争が燃え上がっています。

 全世界の労働者人民の実力・武装決起に連帯し、〈改憲・戦争―ファシズム〉に突撃する安倍政府を打倒しよう。日米安保を粉砕しよう。

 対中国排外主義を唱えながら、共謀罪粉砕の闘いや沖縄、反原発の闘いへの破壊介入を策す天皇の赤子、全人民の敵=反革命革マルや明大生協労働者全員解雇を強行した、資本と権力の手先=反革命木元グループを日米安保粉砕闘争の階級的・革命的推進の只中で解体・根絶しよう。

闘争要綱

日時:6月17日(土) 12:00から
場所:港区・三河台公園(港区六本木4-2-27、地下鉄六本木駅下車徒歩5分)
主催:6.15闘争実行委員会
 集会終了後、14:30から政府中枢・霞ヶ関に向けたデモに出ます。

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