全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

8.15反戦・全学連が反天皇(制)、反靖国情宣に起つ

靖国解体! ファシスト安倍を打倒しよう!
戦争突撃と一体の天皇(制)・改憲攻撃を粉砕しよう
「集団的自衛権」行使、朝鮮反革命戦争粉砕!

 
170815ビラ170815ビラ

 8月15日午前、全国反戦と全学連は、小雨が降る中、皇居に程近い有楽町駅頭で情宣行動をおこなった。「天皇制打倒―廃絶」と書いたのぼり旗を掲げ、ビラをまく。

 「安倍政府の戦争突撃を阻止するぞ。朝鮮反革命戦争粉砕。差別主義・排外主義を打ち破り闘うぞ。天皇制を打倒するぞ。代替わり攻撃粉砕」と、一帯にアジテーションを響き渡らせる。

 情宣に注目が集まり、道行く人がビラを受け取り、「頑張って」「同じ気持ち」と声をかけていく人も多かった。

 開始から40分位して、丸の内署公安が駆けつけてきた。警察や右翼ファシストの敵対を許さず、断固として情宣を貫徹した。

◆安倍政府の戦争突撃を阻止しよう

8月21日から大規模な米韓合同演習「ウルチフリーダムガーディアン」が実施され、時期を同じくして18日から北海道で行われている陸上自衛隊と米海兵隊(計3300人)の共同訓練には、オスプレイが参加した。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対する米韓日の戦争挑発続いている。日米の外相と防衛相の会談(2プラス2)でも、北朝鮮への圧力を強めることが確認された。

 北朝鮮は、金正恩に対する「斬首作戦」などに対抗して、8月中旬「グアム島周辺へのミサイル発射を検討」と発表した。これを受け、防衛相・小野寺は、集団的自衛権を想定した「存立危機」に言及し、島根、広島、愛媛、高知の陸自駐屯地に迎撃ミサイル「PAC3」を展開し破壊処置命令を出した。さらに、イージス艦も展開している。また、外務副大臣・佐藤(元自衛官)は、「グアムのほうへ(ミサイルが)行く。そういう時、日本の自衛隊は本当に撃ち落さなくていいのか」と戦争衝動を明らかにしている。

2013年国家安全保障会議(日本版NSC)発足から秘密保護法制定―2015年安保法制定につづいて2017年共謀罪制定と、強行につぐ強行をもって、戦時に向けた情報統制と治安弾圧が強化されている。

安倍の戦争突撃を阻止できなければ、再び朝鮮―アジア労働者人民虐殺の銃を握らされる、他国労働者人民と殺し合わされる。これを許してはならない。闘う南朝鮮労働者人民と連帯し、戦争突撃を何としても阻止しよう。

◆戦争賛美の靖国神社を解体しよう

 戦後72年目の夏を迎えた。8月15日、今年もまた日本武道館で天皇列席の「全国戦没者追悼式」をおこない、国会議員、ファシストが靖国神社参拝を強行した。今回は閣僚の参拝はなかったが、またもや安倍が玉串料を出した。安倍は、式典で今年も過去の戦争への「反省」も「謝罪」も言及せずに居直った。

 靖国神社は、戦死者たちを国家のために死んだ「尊い犠牲者」として「祀っている」、と強弁している。皇軍兵士たちは戦没→靖国神社への合祀→天皇の「御親拝」というプロセスを経ることにより、「天皇の赤子」として戦争で死ぬことが最高の名誉であると植え付けられていた。

 靖国神社は戦死者たちを「祭神集団」として仕立て上げる装置、「軍隊は殺戮を目的とする集団」だということを覆い隠す装置としてあるのだ。戦場で、部隊が壊滅状態でも「生きて虜囚の辱めを受けず」として降伏を許さない闘い方を「玉砕」と言い、退却は「転進」、戦死は「散華」と言い換えたように、現実を反転させる装置として靖国神社はあるのだ。戦争を賛美し、戦死者を英霊化し、戦争突撃を後押しするこんな施設はいらない。靖国神社を解体しよう。

◆一切の天皇制強化攻撃と対決し、天皇制廃絶に向け闘おう

 天皇ヒロヒトは1945年8月15日、いわゆる「玉音放送」で敗戦を認めた。しかし、数千万のアジア人民を虐殺し、植民地支配をしたことや、「もう一度戦果をあげてから」と戦争を引き延ばしたことで、空襲や沖縄戦や原爆投下を招いた戦争責任を居直った。

 天皇アキヒトは、このヒロヒトの「遺徳を継ぐ」として「戦没者慰霊」と称し、サイパン、パラオ、フィリピン、沖縄、広島、長崎を訪れている。天皇により死を強制された人たちが、なぜ天皇に「慰霊」されなければならないのか。しかも皇軍によって殺された人民への「謝罪」もなく。断じて許せない。

 6月9日に天皇生前退位特例法が成立した。2018年のアキヒト生前退位・新天皇即位と「明治150年記念事業」、2019年の「大嘗祭」など、一切の階級支配のための天皇制強化攻撃と対決し、天皇制を廃絶するまで闘おう。

◆右翼ファシストを打ち倒し、改憲攻撃を粉砕しよう

 安倍は、5月3日、日本会議主導の改憲集会にメッセージを発し、「9条への自衛隊の明記、高校教育の無償化」などを挙げ2020年の新憲法施行をぶちあげた。そして従来の自民党案(自衛隊の国防軍化や天皇元首化、緊急事態条項など)との調整を計りながら改憲案をとりまとめ、今年の臨時国会の期間中に衆参両議院の憲法審査会に自民党改憲案を提出しようとしている。来年1月に憲法審査会での審査、5月〜6月に衆参両院が改憲を発議、10月に「国民投票」、さらには、オリンピック・パラリンピックでナショナリズムを煽動しながら、2019年から2020年にかけて公布・施行を目論んでいる。

 2012年に提示された自民党「日本国憲法改正草案」の前文は、「日本国は、長い歴史と固有の文化を持ち、国民統合の象徴である天皇を戴く国家であって…」と天皇(制)を前面におしあげ、第1条の「天皇は元首」規定、第3条の「国旗は日章旗、国歌は君が代」規定の新設をあげている。

幼稚園児に教育勅語を唱和させていた森友学園をめぐる問題では、安倍の教育勅語礼賛を満天下に明らかにした。文科省は本年3月に学習指導要領の改訂を行い、「日の丸」「君が代」を保育園児、幼稚園児にまで強制しようとしている。中学校保健体育(武道)には銃剣道が加えられた。銃を手にとって天皇のために戦い死ねという軍事教練につながるものだ。教育現場での戦前回帰を断じて許すな。

 安倍は「日本会議国会議員懇談会」の特別顧問を務めている。闘う労働者人民に敵対する「日本会議」、ザイトクカイなどの右翼ファシストを打ち倒し、改憲攻撃を粉砕しよう。

全学連と共に闘おう! 連絡先・連絡方法はこちら               home              17.08記