戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!
昨年の10月25日の最高裁決定から1年が過ぎた。今年はじめには決戦本部を立ち上げ、天神峰に集中した闘いと一回一回の裁判闘争を全力で闘いぬく中で、市東さんの農地を守り抜いてきた。空港機能強化策と対決し、周辺住民の闘いを組織化してきた。また全国で市東さんの農地取り上げ反対署名を展開してきた。10月の衆議院選挙で自民党が圧勝する中で、ますます安倍の改憲・戦争突撃の衝動が強まっている。米帝トランプとともに朝鮮反革命戦争突撃を開始している。こうした中で、成田空港を出撃・兵站基地としてうち固めるために、空港の機能強化を強権的に押し進めようとしている。市東さんの農地取り上げを実力で阻止し、空港機能強化策を粉砕しよう。
11月6日、強制執行を阻止するための請求異議裁判の第4回口頭弁論が、千葉地裁民事第5部(裁判長・高瀬順久)で行われた。
裁判に先立って午前9時から千葉市中央公園で集会が開催された。最初に反対同盟萩原富夫さんが「今日は、市東さんの農地を強制的に取り上げようとする裁判であります。その強制執行に異議あり。絶対執行してはならない。最高裁までいった裁判で10月に判決がでて、1年以上私たちは市東さんの農地に手をかけさせていない。その勝利感もあります。この闘いと、空港会社・国土交通省の住民無視の空港政策、住民や労働者、人民の命と生活をないがしろにする態度に対して、私たちの抵抗の闘いでもあります。そしてまた安倍政権が進める軍事大国、そしてアメリカと一緒に戦争をやる、こういう政治に対する闘いでもあります。成田を軍事空港にさせない。その取り組みを私たちは一生懸命がんばっていきたいと思います。」と訴えた。続いて動労千葉などが発言し、千葉地裁に向けたデモをおこなった。デモ終了後、千葉地裁前で、署名提出行動を行った。今回第3次分として、1860筆の署名用紙の合冊を携え、市東さん先頭に地裁へと向かった。
10時半から裁判が開廷される。弁護団は、強制執行は、営農を破壊し、市東さんの生存を脅かすものであり、断じて許されない、として弁論を展開した。そして今回弁護団は証人申請をした。これに対して、裁判長は、「市東さん、萩原さんの証言は聞いてみたいと思う」といい、一方被告の空港会社の代理人は「市東さん、萩原さん含めて証人尋問は必要ない」と言い放った。弁護団・傍聴団の怒りが爆発し、一時は騒然となった。その上で裁判長は、「次回市東さん萩原さんの証人尋問をお願いしたい」などと言い放ち、次回の2人の証人尋問で裁判をうち切ろうと画策してきた。しかも次回期日を1月に設定し、年度内に終結させようと狙ってきた。弁護団・傍聴団が一斉に抗議する。弁護団は全員が「弁論を尽くすことなく人証調べに入ることなど絶対に認められない。NAAに答弁させよ。次回に本人尋問など不可能だ」と裁判所に抗議し、一段次回の本人尋問策動は阻止し、次回を3月8日となった。
裁判終了後、弁護士会館に移って、報告会がもたれる。最初に葉山弁護士が「今日は極めて緊迫した状況だった。警備態勢が強化された中で本日を迎えた。そういう意味で、安倍政権そのものの中で、この裁判について強引に押し切ろうという態勢が見え見えだった。それを弁護団、傍聴席のみなさんが押し返した。ともかく重大な正念場を迎えた。一層のみなさんの協力をお願いしたい」と訴えた。続いて市東孝雄さんが「三里塚裁判、今日だけじゃなく、この何回か見ていると、拙速裁判というか、相当最高裁からの方の圧力がかかっている。今日は、弁護士さんの力で押し返した。ちょっと油断すると裁判長の訴訟指揮が早まるんで、みんなで注意しながら、これからも闘っていきたい」と訴えた。
さらに報告会に参加した弁護士がそれぞれ意見を述べた。質疑応答の後、最後に萩原富夫さんが、裁判闘争への結集と署名運動拡大を訴えた。裁判はいよいよ重大な局面を迎えている。まさに一回一回が勝負だ。裁判の傍聴闘争に決起し、3月8日千葉地裁を包囲・弾劾しよう。