戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!
反対同盟は、10月14日、全国総決起集会を「用地」内東峰部落の萩原さんの畑で開催した。朝から雨が降るあいにくの天候であったが、会場設営が完了する頃にはほぼ雨もあがり、全国の労農水「障」学の闘う仲間680人が結集した。
三里塚・木の根全国共闘は、本集会前の独自前段集会を開催する。はじめに野戦病院・手話実の朝田しげるさんが「市東さんの裁判を全力で闘う。これまでの裁判は国のためにという一言で却下されてきた。三里塚50数年の闘いは、実力闘争だ。空港絶対反対、市東さんの農地を実力で守る。『障害者』差別・虐殺の元凶である天皇制と安倍連合政府を打倒しよう」と訴えた。
つづいて三「障」委の仲間が「市東さんとともに『障害者』も実力闘争で農地強奪阻止を闘います。やまゆり園での『障害者』差別・虐殺を許さず闘います」と呼びかけた。
全国反戦に結集する東京反戦の仲間は、「反戦・反権力で半世紀に渡って闘ってきた三里塚の闘いこそが、安倍の戦争・改憲攻撃を粉砕していく闘いだ。市東さんの農地強奪を実力で粉砕する」と表明した。
福日労の仲間は「農地は命、農業を続けることは闘いそのものと市東さんは発しています。国と空港会社による農地強奪を許さず闘います」と表明した。
沖縄の闘う仲間から天皇上陸阻止実行委員会のアピールが代読される。「沖縄知事選での玉城デニー氏の大勝は、沖縄労働者人民の怒りと闘いが勝ちとったものだ。玉城氏は、小沢一郎が結成した自由党の幹事長でもあり、政治的には階級闘争を鎮圧し、反革命戦争に突き進む安倍の路線を掃き清めてきた。辺野古移設反対をのぞいては、これと徹底対決しよう。沖縄労働者人民の日帝安倍対する怒りの声と結びつき、沖縄人民解放を勝ちとろう。市東さんの農地強制収用を絶対に阻止しよう」と訴えた。
反戦・全学連三里塚現地行動隊は「2年にわたって農地強奪を阻んできた請求異議裁判も12月20日に判決を迎える。千葉地裁を包囲・弾劾し、不当判決を出させない闘いを全力で取り組もう。同時に農地死守決戦に勝利するために現地実力攻防を強化し、決戦体制をうち固め、徹底非妥協・実力闘争で農地を守り抜こう」と訴えた。
北原健一さんの司会で本集会が開始され、開会のあいさつを北原さんが行う。「今、周辺住民が、こんな空港はいらないと立ち上がっている。一つのことを許すと、なし崩し的にどんどんやってくるのが権力だ。それに対して反対同盟は50何年間闘ってきた。今まで闘ってきたこの成果を、本当に全日本、全世界に知らしめていく、そういう時代がきた。
市東さんにかけられた裁判の判決が12月20日に出されようとしている。私たちは、市東さんの農地を守る闘いに全力で決起し、毎日毎日農作業を通しながら、敵権力の介入をはねつけていく。そういう闘いをしたい。私たちの闘いは、反対同盟だけの闘いではなく、労働者・学生、農民、市民、そうした人と一体となって、共闘関係をつくらない限り、決して敵権力を倒すことはできない。この国を改憲と戦争の状態にしてはいけない。二度と戦争を起こしてはいけない」と訴えた。
つづいて萩原富夫さんが基調報告に立った。「@請求異議裁判12・20判決にむけて勝利判決を勝ちとるために判決までの2ヶ月間を決戦期間として千葉地裁を「強制執行許すな」の声で包囲しよう。裁判日程にあわせて千葉地裁への押しかけ、署名・街宣・座り込みなど全力で取り組む。11・19耕作権裁判にあわせて署名・要望書提出行動を行う。A空港機能強化粉砕へ住民と共に闘おう。B改憲阻止・安倍政権打倒へ」と訴えた。そしてこの間亡くなられた三里塚闘争を共に闘ってきた仲間を追悼する歌として、「ケサラ」を熱唱した。
連帯あいさつでは、動労千葉と関西新空港反対住民が発言した。そして大量逮捕弾圧と闘う関西生コン支部のアピールが代読された。
いよいよ市東孝雄さんが登壇する。「請求異議審裁判を、弁護士さんと皆さんの力で2年も闘い続けられた。そこに私たちの正義性がある。この裁判の判決まで後2ヶ月です。一審多見谷が出した判決は、1億8千万やるから農家をやめるには十分、死ぬまで生活できるんだと。絶対に許せない攻撃です。みなさんと共に不当判決を出させない闘いをやりたい。反対同盟は52年間闘ってきた。いますぐそこの誘導路を飛行機が通っています。これはやはり反対同盟の力だと思う。これだけ近くで、これだけの人が集まって集会ができるってことは、やはりそこに同盟の正義性と労農連帯の力強さが、権力をしてもつぶしきれないと。これからも私自身天神峰で農家をやっていく。やはり農地を取られるということは、命を取られるということ。これからもみなさんに負担をかけると思いますが、私もがんばります。そして反対同盟もますますこれから大きくなって、いろんな場所に出て、“反対同盟ここにあるんだ”ということを知らしめる。そういう闘いをこれからもしていきたい」と訴えた。この市東さんの決意に応え、千葉地裁を包囲し、不当判決を出させない闘いに全力で決起しよう。それと同時に天神峰に集中する体制を構築し、現地攻防を強化しよう。
反対同盟顧問弁護団の葉山、一ノ瀬、大口、吉田弁護士の4人が登壇し、「裁判所が当然の勝訴判決を出すか。それとも農民殺しの国策に荷担するか。この歴史的不正義反動判決を出すかは、12月20日の判決を前にした私たちの裁判闘争に向かっての闘いの展開にかかっております。市東さんと一体となって、国家権力と真っ向から闘って、何としても勝利を闘いぬきましょう。この裁判は安倍の改憲発議を粉砕する闘いと一体です。空港絶対反対、農地死守の闘いに、今こそ先人の遺志を引き継いで、全員が団結して、市東孝雄さんと固く連帯して、農地強制執行を断固として粉砕しましょう」と訴えた。
市東さんの農地取り上げに反対する会のメンバーが登壇し決意を表明した。全国農民会議の小川さんは「安倍農政の中で、農業切り捨てがものすごい勢いで進んでいる。われわれは農民として生きていくために、市東さんの農地を守って、安倍農政を打倒していく以外に日本の農業を守っていく道はない」と表明した。
福島からの訴えを椎名千恵子さんがおこない、「絶対、福島原発事故をなかったことにはさせない。負けない。市東さんの闘いのように命がけで闘います」と福島の現状を訴えた。
沖縄からの訴えを名護市議の川野純治さんが、辺野古新基地建設反対を政策の第一級にかかげた玉城デニーさんが知事に当選したことを報告し、「沖縄の反基地・反戦闘争は、現地闘争を組みながら、政治問題化し、沖縄闘争として全国に訴えてきた。そのことを三里塚の地でしっかりと学び、国策と闘う三里塚を頂点に沖縄・福島を結び、全国を結んで闘う」と訴えました。
後半の司会を木内敦子さんに交代し、カンパアピールをおこなう。「みなさんのカンパが紙爆弾になります。多くのカンパをお寄せ下さい。今まで三里塚50年の中で、悲しい涙もありましたし、悔しい涙も一杯流してきました。私たちはこの涙を力に変え、闘いに変え、これからも闘っていきたいと思います。よろしくお願いします。ともに闘いましょう」と訴えた。
つづいて全国から結集する住民・市民団体からのアピールに移る。若狭の原発を考える会のアピール代読に続き、次々と住民団体が登壇し発言した。
「障害者」を代表して手話講座実行委員会の朝田しげるさんは、「不当判決を出させないために、全力で裁判闘争を闘う。向こうが実力でくるのなら、手話実は、最先頭で農地を防衛していく覚悟です。安倍政権によって、生活保護の切り捨て、福祉の切り捨て、ありとあらゆる攻撃がかかってきております。そういうことを許さず、天皇制を打倒し、安倍政権を打倒する闘いを『障害者』自ら闘っていく」と訴えた。
福日労の仲間は「33回夏祭りで、反対同盟から野菜を頂きました。ありがとうございます。安倍は来年4月30日、現行天皇アキヒトが退位し、5月1日に新天皇ナルヒトの即位をぶつけ、天皇の元にひれ伏せと、5・1メーデーつぶしをしかけています。労働組合つぶしの天皇制を粉砕し、19年5月1日を働き方改革・労働法制改悪粉砕、戦争反対、天皇制打倒、三里塚勝利をかかげて、ともに闘う」と訴えた。
太郎良陽一さんが「12月20日の判決公判、大結集によって勝利判決を勝ちとろう。現地で市東さんとともにこの農地を守り抜く、団結を築こう。強制執行に対しては、どんな所からでも何かあった場合は駆けつける用意をしておいて下さい。天神峰・東峰を守りましょう」と訴えた。
つづいて伊藤信晴さんが、「改憲発議の情勢の中で、私たちは市東さんの闘いを戦争を阻止する闘いとして考えている。労働者・農民の固い団結、連帯をつくって、勝利していきましょう。11・19の千葉地裁包囲闘争を貫徹しよう。12・20の判決までに、要望書を個人・団体、すべての人が反対同盟に集中して頂きたい。現地が勝負どころであります。天神峰カフェや援農等も含めて現地に足を運んで頂き、決戦勝利の陣形をつくっていきましょう」と訴えた。そして、「市東さんの農地を守り、空港機能を阻止して、改憲阻止、安倍政権打倒に向かって、団結してがんばろう!」で締めくくった。
いよいよデモに出発だ。権力機動隊の弾圧策動を許さず、集会場と市東さんの南台の農地往復のデモコースを戦闘的に闘いぬいた。
全国の労農水「障」学の総決起で、10・14全国集会の成功が勝ちとられた。最高裁決定を2年にわたって、止めてきた請求異議裁判が9月27日結審した。市東さんの怒りを先頭にした闘いが、千葉地裁高瀬をとことん追いつめてきた。12・20判決にむけて、千葉地裁裁判長・高瀬に対し、強制執行するな!の声を集中し不当判決を出させない闘いを全力で取り組もう。反対同盟の呼びかける千葉地裁民事5部に対する、要望書を集め、千葉地裁に叩きつけよう。
1971年の第1次・第2次代執行に対して、反対同盟を先頭に砦戦、地下壕戦をはじめ、“逮捕・流血を辞さず”の実力闘争が闘いぬかれた。そして9・16東峰十字路戦闘(3警官打倒)と大木よねさんの闘いは、日本階級闘争の金字塔として、燦然と輝いている。三里塚闘争は、〈空港絶対反対・一切の「話し合い」拒否、徹底非妥協・実力闘争〉の原則で、52年にわたって、完全空港化を阻んできた。
いま安倍が改憲・戦争・天皇制攻撃を全面化し、あらゆる闘いを根絶やしにしようとしている。そうした中で、三里塚の闘いこそが、勝利の展望を差し示している。さらに現地攻防を強化し、市東さんの農地強奪を実力で阻止し、空港廃港を勝ちとろう。
空港機能強化策―第3滑走路攻撃は、安倍の改憲・戦争突撃と一体のものだ。成田空港を「有事」の際に、24時間いつでも出撃・兵站基地として使用可能な軍用滑走路として整備しようとしている。市東さんの農地取り上げもまさに戦時徴発そのものだ。
オリンピック・パラリンピックを口実にした飛行時間延長を許すな!周辺地域住民の怒りの声と結びついて、空港機能強化策を粉砕しよう。利権欲しさに、住民の生活を騒音地獄に叩き込み、新たな住民の叩き出しと廃村化をおしすすめる芝山町長相川勝重や石毛博道、さらに「共生協力金制度」なるもので私腹を肥やして地元住民の生命を空港会社に差し出して「反対の声」を封じ込めようとしている石井新二ら極悪の脱落分子を許さず、徹底弾劾しよう。
反戦・反権力の砦三里塚から、改憲・戦争突撃の安倍政府を打倒しよう。