戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!
10月23日、政府主催の「明治150年記念式典」が憲政記念館で強行された。天皇アキヒトが出席しないなか、三権の長や国会議員など約350人が出席した。
安倍は、この式典において式辞を述べ、「明治」以来の歴史を賛美し、「国難」をあおり立てた。
安倍は、「明治」以来の歴史を「我が国の近代化」の歴史と言い、その中で、「列強が植民地支配を進め、その波がアジアにも押し寄せて」「国家存亡の危機に直面していた」とこれに対して当時の人々が行動したと賛美する一方で、日帝の植民地支配のことについては、一言も触れない。また、新しい国づくりに際してとして、「身分や階級を問わず」人々が躍動したと賛美するが、これもペテンである。天皇を頂点とした国家体制の中で、部落差別が強化され、女性参政権も無い状態であったことを百も承知の上でこのように美化・歪曲している。そして、現在の状況を「国難」とあおり立て、差別・排外主義を煽動した。「次世代に平和を引き渡す」として、ここでも安倍の造語「積極的平和主義」と同様、平和という言葉を用いるが、実際は日米安保の強化、「集団的自衛権」の行使、戦争法の制定、改憲、自衛隊の強化・海外派兵・海外拠点(ジプチ)の恒久化、辺野古の基地建設、軍事研究の推進、軍事費の増大など、戦争をする国へと突き進んでいる。
そもそも「明治150年」なるものは、日本における資本主義の形成と帝国主義的展開の歴史に他ならない。その間、朝鮮、台湾、中国―アジア人民に対する侵略・植民地支配をしてきた。さらに、資本と国家が労働者人民に対する新たな支配・隷属、搾取・収奪をおこない、部落差別の強化、「障害者」「病者」差別―隔離・抹殺攻撃を激化させてきた。沖縄―琉球弧人民に対する征服・併合(「琉球処分」)、アイヌに対する征服―同化・抹殺を強行し、日帝国家の下への統合と隷属・差別を強制してきたのだ。
政府は、この「明治150年」を政府の各機関、都道府県から各市町村、さらには民間をも動員して様々な記念事業を推進している。その集約点としてこの「明治150年記念式典」が位置づけられた。
また、この「明治150年」の歴史を祝うことを天皇が先頭に立って強制している。今年3月27日には、あえて1879年の「琉球処分」の日に沖縄に訪問し、翌日に「日本最西端の島」と位置づける与那国に訪問した。8月5日には、1868年の「北海道命名」―アイヌ侵略・支配の歴史を賛美する「記念式典」に出席した。この行動を、天皇奉祝キャンペーンと多くの警備体制・弾圧体制のもとで強行することで、日帝国家、天皇制支配のおよぶ「領土」を確認し、服属を強制しようとしてきた。
天皇制賛美、日帝国家賛美の「明治150年」キャンペーンを粉砕しよう。
全国反戦と全学連は、この「明治150年記念式典」を前にして、10月22日夕方、「皇居」に近い有楽町駅頭での情宣を行った。
「天皇(制)打倒―廃絶」と書いた「のぼり旗」を立て、ビラを配布し、アジテーションを一帯に響き渡らせ訴えかけた。
終了間近に警視庁公安どもが駆けつけてくるが、敵対を許さず、1時間にわたる情宣を行った。
天皇アキヒトの2019年4月30日「退位」、皇太子ナルヒトの5月1日「即位」、天皇代替わりが狙われている。
この天皇代替わり・改元攻撃は、安定的な皇位継承を図るとともに、天皇・天皇制こそが日帝国家の中心であることを労働者人民に受け入れさせようとするものだ。あえて代替わりの日をメーデーにぶつけ、10連休化で奉祝を強制することをゆるしてはならない。これと徹底して対決して闘いぬこう。
来年2月、天皇在位30年式典を粉砕しよう。5.1「即位」を粉砕しよう。