全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

6.15日米安保粉砕・安倍連合政府打倒中央総決起集会をかちとる

 60年安保闘争から59年となる6月15日、6.15闘争実行委員会は、日米安保粉砕・安倍連合政府打倒の集会・デモを闘い抜いた。

 集会開始を前に、三河台公園に結集した闘う部隊は、公安警察の集会妨害を許さない闘いをとりくむ。集会破壊と監視のために、大量の公安私服刑事が公園の後ろに配置されている。これをさらに後方に押しやり、権力の妨害をゆるさず、集会を開始する。

 雨が降りしきるなか、実行委員会の同志が司会にたち、最初にシュプレヒコールをあげる。

日米安保粉砕・安倍政府打倒を鮮明に―集会基調

 冒頭、反安保労研の同志から基調が読み上げられる。

 「@天皇代替わり攻撃を許さない。5月1日メーデーを闘う。Aイランへの侵攻、敵対、米帝トランプの戦争挑発を許さない。B改憲と戦争に突き進む安倍政府を打倒しよう。C実力闘争・武装闘争で闘おう。D6.15日米安保粉砕闘争を闘おう。」の項目を中心に提起し、「日米安保は、戦争同盟を核心とする日米帝国主義の反革命階級同盟です。『日米同盟は史上最強』と言いながら、3ヶ月連続での日米首脳会談を強行しようとしています。戦争と改憲に突き進む安倍自公連合政府を打倒し、日米安保を粉砕しよう。本日の6.15安保粉砕・政府打倒闘争の成功を勝ちとり、デモをともに闘いましょう」とよびかける。

力強い連帯メッセージ

 集会に寄せられた連帯メッセージが紹介される。

 三里塚芝山連合空港反対同盟。

 「反対同盟員市東さんの請求異議裁判では、千葉地裁で農地取り上げ―強制執行を可能とする判決が出ました。9月24日には、東京高裁で控訴審が行われます。全国から霞ヶ関に攻め上り、東京高裁を包囲しましょう。農地取り上げを絶対に許さない闘いに立ち上がろう。東京オリンピック・パラリンピックを口実に、空港機能強化が進められています。24時間空港化に向けた飛行時間延長は、空港周辺住民を騒音地獄に叩き込み、生活破壊をもたらすものです。農業と自然を破壊し、廃村化するものです。地元住民の怒りと結びついて、第3滑走路建設などの空港機能強化を粉砕しましょう。6.30樫の木祭りに結集して下さい。9.24請求異議裁判控訴審闘争を闘いましょう。10.13三里塚全国集会への総決起をお願いします。」

 つづいて、佐世保の海を守る会の松本信子さん。

 「毎日佐世保の海を見ながら元気に過ごしています。大きな艦船が入ってきての一人シュプレヒコールもほとんど日課となってしまいました。6.15といえば、樺美智子さんが亡くなった日ですね。あの時の様子はテレビでしか見たことありませんが、今、また、安保反対! 艦船くるな!と大声で叫べたら気持ち良さそうですね。腹の底から大声で叫べるような闘いをもう一度やりたいですね。」

 連帯メッセージの最後は、全障連九州ブロックから。

 「天皇代替わりが強行されました。徹底糾弾します。新元号のもと天皇制賛美キャンペーンの先は差別と排外主義、戦争への道です。天皇制を廃絶する力、戦争を止める力をつけなければ、私たち『障害者』はまた差別され、殺される。今、闘うなかで、『障害者』の自立と解放と同義である〈共生共闘〉を考え実践していくことが本当に問われています。『これで良かったのかどうか』『これで良いのかどうか』『これで勝利できるのか、革命できるのか』考え反省し、方針を出し闘おう。日米安保粉砕!天皇制攻撃粉砕!安倍連合政府打倒!」

 寄せられた力強いメッセージを全体の拍手で確認する。

各地区・各戦線の闘いを結び、実力闘争で闘おう―連帯発言

 続いて、呼びかけに応え結集した諸団体から、連帯発言を受ける。

 発言の最初は、三里塚を闘う「障害者」解放委員会。

 「天皇代替わりを口実に、天皇のもとへというキャンペーンがはられています。徹底弾劾します。これは戦争へと向かう道です。戦争で『障害者』が殺されてたまるかという気持ちです。津久井やまゆり園の事件から3年がたちます。徹底糾弾します。」

 天皇上陸阻止青年実行委員会。

 「政府は現在、辺野古において新たな護岸の建設を開始し、そして本来の計画に無かった桟橋を作り出し、その場所から新たに土砂の搬入を行うという許し難い攻撃をかけてきています。新たな基地に派生する環境破壊が明らかになりました。基地があるがゆえに事件や事故が引き起こされています。6月23日には式典に安倍が来沖しようとしています。安倍を迎え撃ちます。12月14-15日沖縄育樹祭に再び天皇一族が沖縄に足を踏み入れようとしています。アキヒトによる沖縄統合支配の強化を許さず、これを引き継ぐナルヒトを含め天皇一族の沖縄蹂躙を許さず来沖を実力で阻止しよう。同化主義主義反革命革マル、木元グループをせん滅し、沖縄人民解放闘争をともに闘うことを訴えます。」

 5.23闘争実行委員会。

 「石川さん不当逮捕の時から56年もたっています。何としてもこの第3次で鑑定人尋問などの事実調べ、証人調べ、再審を開始し、石川さんの無実を勝ち取り、そして事件の捜査から裁判全てを貫く国家権力による部落差別を満天下に明らかにしていきたいと思います。狭山闘争においても昨年の5.23、10.31の際に日比谷野外音楽堂で会場入口前でのマイクを使っての情宣を規則違反だと公園管理課をはじめ私服公安も取り囲んできての攻撃がかけられました。こうした狭山闘争破壊攻撃を許さず断固として闘い抜きます。戦争は最大の差別であり人権侵害だ、との部落解放同盟の運動方針の基調にもあるように、私たちは戦争態勢への進行攻撃を許さず闘っていきたいと思います。」

 公安警察解体!反弾圧・反警察運動。

 まず事務局である浅野弁護士のメッセージを読み上げる。

 「闘う労働組合に対する共謀罪先取り弾圧が吹き荒れている。労働組合ならば当然のことである法令遵守要求活動を捉えて、『犯罪』などと言いなし、でっち上げ弾圧をしている。これは権力が『組織的犯罪集団』とみなせば共謀罪の適用対象とするという共謀罪の考え方そのものだ。黙秘し闘う関生支部労働者と連帯し、反撃の陣形をつくり、弾圧を粉砕しよう。弾圧に対しては完黙・非転向、徹底非妥協、実力闘争を叩きつけるほかない。」

 続いて、連帯発言をおこなう。

 「明日、続けざまですが反弾圧・反警察集会を行います。今代替わり攻撃を含め、天皇攻撃というものが私たちにとってどういう攻撃であるのかということをさらに明らかにし、戦前天皇制廃絶をスローガンに掲げて闘った日本共産党が天皇制攻撃そのものに潰され大量転向していった、そういったことも考えながら闘いの指針・方向性を集会の中で勝ち取っていきたいと思っています。」

 8.6広島反戦闘争実行委員会。

 「1945年8月6日広島、8月9日長崎に原爆が投下され、広島・長崎で二十数万人と言われる労働者人民が一瞬にして虐殺されました。その後も放射線や熱線による後遺症で多くの被爆者が苦しみ死を強制され、その被害は現在も続いています。核兵器の廃絶は、それを生み出し利用してきた帝国主義の打倒でしか成しえません。日帝の戦争突撃を粉砕し、帝国主義打倒に向けて闘い抜きましょう。安倍が8月6日の式典に列席しようとしています。これは天皇と日帝の原爆投下責任を清算し、被爆者を英霊化し、核武装をもって戦争に突撃しようとする宣言に他なりません。在特会をはじめ核武装推進と闘争破壊のために広島に登場しようとする右翼ファシストの敵対を粉砕して闘いましょう。反革命革マル、木元グループの敵対を粉砕して闘いましょう。」

 連帯発言の最後は、3.11闘争実行委員会。

 「あれだけの原爆による被爆や福島の事故を起こしながら、なぜ日本は核廃絶の先頭に立てないのか、原発を止めることができないのか、それは核武装をやるという日帝の利害が根底にあるからです。すでに今、西日本を中心に原発が再稼動されています。先日、千葉地裁で避難者の集団訴訟の判決が下されました。千葉地裁の意見は国の責任を完全に否定しています。その二つの判決を出した裁判官は瀬であり坂本です。三里塚闘争に対して許すことのできない判決を出した裁判官です。三里塚・沖縄・反原発の闘い、拠点的な闘いを何としても潰そうと構えてきています。こうした闘いを本当に結びつけて、労働者人民の力をもって勝利していきましょう。」

 以上の連帯発言を受け、闘いの結びつきを確認する。

実行委員会に結集する団体から決意表明

 6.15闘争実行委員会に結集する団体から決意を明らかにする。

 反戦・全学連三里塚現地行動隊。

 「市東さんの農地をめぐって、まさに決戦的な状況に入ってきています。昨年12月20日に千葉地裁は不当判決を下しました。反対同盟は決戦本部を先頭にして、執行停止の決定が出るまでの間、24時間体制で監視活動を継続し闘い抜きました。天神峰への現地集中態勢、何としても市東さんの農地を守りぬく闘いに今こそ立ち上がっていこう。9.24請求異議裁判、東京高裁に攻め登ろう。9.29手話講座実行委員会の全国集会、そして10.13全国集会に全力で総決起していこう。三里塚闘争こそ改憲と戦争突撃を断固として阻止する闘いの先頭に立って闘い抜きます。」

 反安保労研全国センター。

 「私たち反安保労研全国センターは、5月1日天皇即位を許さない、5月1日は労働者の日だ、労働者の闘いの日だと断固として天皇即位と対決しメーデーを闘い抜きました。4月1日に『働き方改革』と入管難民法の施行が開始されました。労働法制を改悪した安倍を何としても打倒していきたいと思います。労働者の闘いを一つひとつ作り上げながら闘い抜き、関生弾圧に見られる労働組合弾圧やストライキや団交を潰していく権力者と対決し、労働者の闘いをさらに押し広げたいと思います。反安保労研を断固として推進し闘い抜いた仲野同志、千葉の矢野同志、そのような仲間たちの闘いを引き継ぎ闘います。権力をぶっ潰す、そういう闘いの一歩としていこう。」

 全国反戦青年委員会を代表し東京反戦。

 「反革命階級同盟として日米帝国主義の間で結ばれた日米安保は、軍事・戦争を核心とする戦争同盟であること、これが今やむき出しの形になって、アジアや全世界の人民に向かって襲いかかろうとしています。朝鮮・中国への反革命戦争、イラン-中東への反革命出撃に乗り出すことを断固として許さず、全世界の労働者人民と連帯し、粉砕していこう。差別主義・排外主義煽動が強まる中、右翼ファシストによる労働者人民の闘いに対する敵対を粉砕しよう。安倍は、7月の参院選を乗り切り、秋には改憲に本格的に踏み込もうとしています。戦後的階級支配を一気にファシズム的に転換する安倍の改憲攻撃を粉砕しよう。反革命革マル、木元グループといった権力の手先となった反革命集団による敵対・破壊を粉砕して闘い抜く決意です。」

 以上の決意表明を全体で確認する。

 そして集会の最後に、シュプレヒコールをおこなう。

霞ヶ関―政府中枢に進撃する戦闘的デモをかちとる

 雨が降り続くなか、戦闘的なデモ隊列が霞ヶ関にむけ進撃していく。

 権力は機動隊を隊列の横に配置し、規制と妨害をおこない、執拗に部隊を押してくる。これに徹底弾劾を叩きつけながら、デモをおこなう。「安保・粉砕、政府・打倒」のコールが刻まれていく。戦闘的なデモンストレーションが都心を席巻する。米大使館、首相官邸、文部科学省や財務省、経済産業省、外務省、警察庁、東京高裁など各省庁にむけ弾劾のシュプレヒコールをたたきつけデモを貫徹した。

 デモ終着地点の日比谷公園では、実行委員会から集約提起をうけ、闘争の勝利を確認し、今夏・今秋の闘いに全力決起する決意をうち固める。

 日米安保を粉砕し、安倍連合政府打倒、日帝国家権力解体に向け闘おう。

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