全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む岸田連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東さん農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

6.12日米安保粉砕・岸田連合政府打倒闘争を闘う

首都中枢で集会と戦闘的デモを貫徹

 6月12日、6.15闘争実行委員会がよびかけた中央闘争が首都中枢で闘われた。コロナ下で参加できない「障害者」をはじめとした多くの人の思いを胸に、全国から結集した労働者人民が集会とデモを戦闘的に闘った。

 集会は、ニュー新橋ビルの地下大会議室でおこなわれた。まず全体でシュプレヒコールをあげて集会にはいった。

6.12闘争の基調提起

 最初に6.15闘争実行委員会による基調提起だ。

 ウクライナ戦争について、「『大ロシア』版図の復活をめざすプーチン政権は排外主義・愛国主義のもとに人民を組織し、戦争に反対する者に大弾圧を加えています」と、ロシア軍によるウクライナ侵攻を弾劾した。同時に、「米帝・EU諸国─NATO・日帝はプーチン政権を弱体化させ打倒する意図をあからさまにしています。戦争を長期化させ膨大な労働者人民の『死に寄生』する米帝軍需産業などが大儲けをしています。侵攻を受けているウクライナも兵器輸出国であり、軍事クーデターをおこなったミャンマー国軍に兵器を売りミャンマー人民に敵対してきたのです。戦争前から労働運動弾圧、共産党非合法化をおこないアゾフ連隊などファシスト勢力を権力内部に組み込んできたウクライナ・ゼレンスキー政権は、戦争への国民総動員令を出し、18歳から60歳男性の出国を禁止し、国外脱出しようとした男性を相次いで拘束しています」と、米帝・NATO・日帝とゼレンスキー政権による戦争推進を弾劾した。そして、「この帝国主義的反革命的戦争を勃発させた根本要因はなにか。コロナ下で恐慌が深まり、極限的な困窮を強いられる労働者人民が怒りの反撃を拡大し階級支配の危機を激化させています。これに恐怖する各国支配階級は、階級闘争を鎮圧し反革命国民統合するために『敵は外にいる』と排外主義・愛国主義を煽ります。労働者人民を戦争に動員し相互に殺し合わせて階級支配を維持することにあります。この支配階級こそ真の敵です。ウクライナ戦争のさらなる拡大を阻止するために革命的反戦闘争によって自国政府を打倒しよう」と、戦争の階級的性格と闘いの基調を提起した。

 そして、5月日米首脳会談―日米豪印のクアッド首脳会合は戦争会談であることを暴露し、「日米を先頭とした帝国主義によるウクライナ戦争の拡大、対中国・朝鮮反革命戦争突撃を粉砕しよう」と提起した。

 本闘争の基軸的方針として、「1960年6.15安保粉砕闘争で国会に突入した闘い―権力によって虐殺された樺美智子さんの闘いを引きつぎ闘おう、ウクライナ軍への軍需品の供与を通した日帝のウクライナ戦争への実質的な参戦を許さず闘おう、安保実戦化と防衛費のGDP比で2%への増額、攻撃対象を指揮統制機能などにも拡大した『敵基地攻撃能力』の保有など軍備増強を粉砕しよう」と、日帝岸田の戦争突撃を粉砕する反戦闘争の推進をつき出した。そして、「ウクライナ労働者人民、激化する治安当局の弾圧に抗し反戦・反プーチンを闘うロシア労働者人民、反戦スト・デモに決起するベラルーシ労働者人民をはじめとした全世界の労働者人民と連帯し、ウクライナ反戦闘争を闘おう。戦争に加担し推進する岸田政府打倒の闘いにたちあがろう」と、国際連帯と自国政府打倒を闘いの基調として提起し、以下具体的な闘いの課題が提起された。

 労働者が先頭に立ってウクライナ戦争反対を闘おう。支配階級の利害のために、労働者を戦場に送り込み、殺し合いさせられることを拒否しよう。米軍・自衛隊を解体し、すべての基地を解体しよう。兵士に「他国労働者人民と殺しあうのはやめよう」「銃口を向けるのは支配階級だ」と訴え隊内反乱を呼びかけよう。いまこそ闘う労働組合を作ろう。関西生コン支部に対する大弾圧を当該の労働組合と連帯して粉砕しよう。原発警備への自衛隊投入を許すな。原発再稼動阻止―日帝の核武装を阻止しよう。戦争弾圧法―重要土地規制法を廃止にしよう。戦争法である経済安全保障推進法を粉砕しよう。市東さんの農地強奪阻止、三里塚に勝って戦争を止めよう。戦争のための空港機能強化・第3滑走路建設粉砕、空港廃港にむけ実力闘争・武装闘争で闘おう。沖縄労働者人民と連帯し、辺野古新基地建設阻止、沖縄・琉球弧の軍事要塞化阻止を闘おう。今秋天皇・皇后の沖縄訪問―上陸を阻止し、天皇制廃絶にむけ闘おう。不屈に闘う石川さんと連帯し、狭山差別裁判糾弾―第3次再審闘争に勝利しよう。コロナ下での「病者」「障害者」に対する医療放棄―「命の選別」を許さず闘おう。女性差別を許さず闘おう。5月1日のメーデー集会・デモに右翼ファシストが敵対しました。今こそ「万国の労働者団結せよ」とよびかけ、ファシストの敵対を粉砕し、戦争を止めよう。反革命革マル、木元グループは反戦闘争の破壊者です。安保粉砕、政府打倒闘争のただなかで解体・根絶しよう。

 以上の闘争基調を全体の拍手で確認した。

連帯メッセージ

 そして連帯メッセージの紹介にはいり、司会が読み上げる。

 まず、決戦の地三里塚から三里塚芝山連合空港反対同盟のアピールだ。「反対同盟は、半世紀を超えて実力闘争で成田空港建設を阻んできました。反戦・反権力(反核)の闘う砦として闘ってきました。成田空港は有事の際には、出撃・兵站基地として位置づけられています。ウクライナ、ロシア、全世界の労動者と連帯して、戦争に反対します。改憲・戦争へ突き進む岸田政権を打倒していきましょう。三里塚に勝って、戦争を止めましょう。7月には、天神峰で樫の木まつりを行います。全国から闘う仲間の結集をお願いします」と断固たる呼びかけがあった。

 手話講座実行委員会・三里塚野戦病院の朝田しげるさんは、「野戦病院の治安立法について全力で阻止していく覚悟です。三里塚は今までの歴史の中でも勝利してきたのは実力闘争しかありません。私も実力で野戦病院を守っていきたいと思います。いま、こういう時代だからこそ、『障害者』、労働者、市民が手を結び、共に闘いぬいていこうではありませんか」と熱いアピールがあった。

 三里塚を闘う全国「障害者」解放委員会からは、「安保粉砕に決起されたみなさんと一緒に闘いを進めて、安倍・菅を引き継いだ岸田連合政府を粉砕し、市東さんの闘いをつぶそうとする岸田を追いつめ最後まで最先頭で闘います」という断固たるメッセージだ。

 全障連九州ブロックからは、「全世界で反戦を闘う人たちと共にロシア・ウクライナ戦争を止めよう。戦争に向かうための憲法改悪を阻止しよう。戦時下の『障害者』に対する戦争動員、戦時『障害者』抹殺攻撃を許すな! 差別の元兇天皇制徹底糾弾! 私たち『障害者』もみなさんと連帯し共に闘います」と、共に闘おうというよびかけがあった。

 そして、三里塚芝山連合空港反対同盟顧問弁護団で、公安警察解体!反弾圧・反警察運動事務局の弁護士からのメッセージが紹介された。

 遠藤憲一さんからは、ウクライナ戦争について、けっして「専制主義 対 民主主義の戦争」などではない、「全世界の被支配階級と連帯し、帝国主義戦争を内乱へ転化せよ」「自国帝国主義打倒」が方針だと突き出し、「ウクライナ戦争を機に国内で進む、重要土地規制法・経済安保法などの戦時体制化を弾劾する。戦時弾圧体制の強化と対決し、実力で打ち破ろう」という断固たるメッセージだ。

 浅野史生さんは、「ウクライナ情勢をどう捉えるか。やはり、階級闘争・国際連帯の視点が非常に重要だと思います。岸田政権を打倒し、戦争突撃への道を断固阻止しよう」と訴え、「戦争弾圧法や刑事司法制度のIT化―戦時刑法体制形成を粉砕しよう」「弾圧には徹底非妥協・完黙非転向の闘い、弾圧下手人への徹底弾劾の闘いで反撃していきましょう」とよびかけた。

連帯発言

 天皇上陸阻止青年実行委員会の仲間は、まず5月15日に天皇のオンラインでの列席と首相岸田の沖縄訪問―参加のもとで強行された沖縄「返還」50年「記念式典」は、「沖縄労働者人民への天皇と日帝のもとへの新たな同化・皇民化の強制、統合支配を居直り、祝賀し、新たな沖縄戦を強制するものだ」と徹底弾劾し、闘う沖縄労働者とともに式典弾劾デモを闘ったことを報告した。そして、「反革命戦争体制の最前線拠点として沖縄・琉球弧が位置づけられ、急ピッチで進められている自衛隊基地建設・拡張―ミサイル搬入・諜報部隊配備を阻止し、安保粉砕、日米軍事基地解体、沖縄人民解放に進撃しよう」と提起した。最後に、「革マル・木元グループを解体し、跳梁するファシストを撃滅しよう。10月天皇訪沖を阻止しよう」とよびかけた。

 つづいて、8.6広島反戦闘争実行委員会からの連帯発言があった。「ウクライナ戦争をめぐって核戦争の危機が切迫しているいまこそ、日帝岸田政府の改憲―戦争突撃と対決し、日帝の核武装阻止、核戦争阻止、核廃絶の闘いを強化しよう。被爆者、被爆2世・3世らの闘いと結びついて、8.6広島反戦・反核闘争の前進をかちとろう。2023年G7サミットを粉砕しよう」と呼びかけた。

 5.23闘争実行委員会からは、「東京高裁寺尾による差別有罪判決の根拠は完全に崩壊し、証拠のでっちあげを明らかにする新証拠が多数出されている現在、ただちに鑑定人尋問、事実調べ、再審開始をおこなわせる闘いを進めよう」と訴えた。そして「狭山差別裁判糾弾闘争の根幹―石川さん・部落大衆の差別への怒り、殺人犯にでっちあげられたことへの怒りと悔しさを受けとめ、一般民としての自らを問いながら、ともに闘っていきたい」と決意が述べられた。

 3.11闘争実行委員会の仲間は、「ウクライナ戦争における原発砲撃で原発の危険性があらためて浮き彫りになった。原発を廃炉にする闘いを強化しよう。日帝の『核シェアリング(共有)』論などによる核武装―核兵器使用を許さず、核戦争を阻止しよう。広島サミットを粉砕しよう」と訴えた。そして、「3.11被災者・避難者の闘いと連帯し、東電のみならず国の責任を認めさせよう。原発労働者、被災労働者人民と結びつき、原発再稼動阻止、核廃絶にむけて闘いぬいていこう」とよびかけた。

決意表明

 つづいて、6.15闘争実行委に結集する団体から決意表明がおこなわれた。

 はじめに、全国反戦青年委員会を代表して東京反戦の同志が「ウクライナ戦争下、自国帝国主義打倒の闘い、『反撃能力』をかかげて戦争に突撃する岸田連合政府打倒の闘いが重要」とし、「戦争突撃の最大のテコとして日米安保と天皇制の強化がある。断じて許さずもろともに粉砕しよう。『復帰』50年攻撃による同化・皇民化攻撃の強化と反革命戦争のための沖縄の軍事要塞化を粉砕する。天皇ナルヒト・マサコの今秋訪沖を阻止する闘いにたちあがる。改憲発議を阻止する。治安弾圧を粉砕し、反革命革マル・木元グループの敵対を許さず闘いぬく」と決意を表明した。

 つづいて反戦・全学連三里塚現地行動隊の同志は、「日米安保粉砕を核とした反戦闘争がいまこそ求められている」としたうえで、「市東さんの農地強奪攻撃が強まるなか、反対同盟の有機・無農薬の農業の営みに学び、また気候変動―自然破壊の問題を学習をふくめて深化しながら決戦にむけて闘う」「空港機能強化は戦時の軍事使用のためであり、断固粉砕する」と決意を表明し、「農地強奪に対しては、現場にいて阻止しなければならない。やられてからでは遅い。現地で闘う態勢を強化しよう。木の根共闘がよびかける第3土曜日の天神峰行動―機動隊前線指揮所解体の闘いに結集を」と訴えた。

 決意表明の最後は反安保労研全国センターの同志だ。「名称にあるようにわたしたち労働者は安保と闘う。ロシア軍によるウクライナ侵攻は絶対に許せない。全世界の労働者とともに弾劾し、岸田政府の改憲攻撃、労働者に対する資本の攻撃を許さず闘いぬく」と表明した。そして、1月に起きた名古屋市内の牛丼チェーンすき家で「ワンオペ」(夜間の1人勤務)のなかで50歳代の女性労働者が心筋梗塞で死亡したこと、それが5月になって報道されるという事態をあげ、「労働者が死んでもわからないという、わたしたちの力の弱さもふくめた状況を変えていきたい。闘う労働組合をつくりあげていく。関生に対する労働運動弾圧を粉砕する。安保を粉砕していく、資本をぶっ倒していくんだ。そういうことで今日の闘いを闘っていきたい」と、力強い発言がなされた。

 以上ですべての発言が終わった。司会から集約と行動提起があり、シュプレヒコールをあげて集会を終えた。

政府・権力中枢に対する戦闘的デモを貫徹

 いよいよ政府・権力中枢にむけたデモだ。結集した労働者・学生・人民は横断幕、のぼり、プラカードを掲げたり、ヘルメットやゼッケンを着用して、新橋SL広場からデモに出る。「安保 粉砕」「政府 打倒」のコールとシュプレヒコールが都心に響きわたる。デモの過程で東京電力、関西電力、厚生労働省、経済産業省、財務省、外務省、総務省、警察庁、裁判所をそれぞれ弾劾しつつ、日比谷公園まで戦闘的デモを貫徹した。権力の弾圧策動を粉砕し、右翼・ファシストの敵対も許さず、闘いぬいた。

 この6.15安保闘争を一大突破口に、プロレタリア国際主義を貫き、ウクライナ反戦、対中国・朝鮮反革命戦争粉砕―自国帝国主義打倒の革命的反戦闘争の爆発をかちとろう。安保粉砕、日米帝国主義軍隊解体―基地解体、沖縄・琉球弧の最前線基地化阻止をかちとろう。戦争―改憲に突撃する岸田連合政府打倒、天皇制廃絶―日帝国家権力解体に進撃しよう。

5.23日米首脳会談―クアッド首脳会合粉砕の首相官邸前弾劾行動を闘う

 この闘いに先だつ5月23日、6.15闘争実行委員会は、日米帝がロシアによるウクライナ侵攻をうけて対ロシア戦争としてのウクライナ戦争推進をテコに、対中国・朝鮮反革命戦争突撃を強めることと対決し、米帝バイデンの訪韓―米韓首脳会談につづく5.22来日―5.23日米首脳会談、5.24クアッド(日米豪印)首脳会合を粉砕する闘いに決起した。

 6.15闘争実の部隊は厳戒態勢にある首相官邸前に登場し、制服・私服警官による敵対・規制を突破して、プラカードを掲げたスタンディングとアジテーション・シュプレヒコールで闘った。日米帝を先頭に「インド太平洋地域の安全保障」をかかげ「台湾有事」「北朝鮮の核開発・ミサイルの脅威」を煽り、反革命階級同盟を強化・再編しつつ、対中国反革命戦争・朝鮮反革命戦争態勢強化を図る戦争会談を徹底弾劾した。

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