戦争とファシズムに突き進む岸田連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東さん農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!
反帝学評は4月10日午後、日米首脳会談粉砕をかかげて東京・三河台公園において集会を開催し、結集した労働者・学生とともに首相官邸・アメリカ大使館に進撃するデモを闘いぬいた。
午後3時、まずシュプレヒコールをあげ、集会を開始する。
反帝学評の同志から、「本日4月10日、岸田が『国賓』待遇で訪米し、米帝バイデンと首脳会談をおこなう。これは対中国・朝鮮反革命戦争突撃にむけた意思一致のための会談であり、まさに戦争会談である。ウクライナでは戦闘が続き双方の労働者人民が殺し合わされている。それに対し米帝バイデンは長距離ミサイルをつぎつぎにウクライナに供与している。さらに日帝は、日本・ウクライナ復興推進会議にもあるとおり、インフラ支援だといってさらにウクライナへの戦争支援に突撃している。パレスチナではラファへの侵攻がねらわれている。空爆はくり返され、死者は3万5千人に達しようとしている。われわれはこれに対し根底的な怒りを爆発させ闘いぬかなければならない。日米合同演習は反革命戦争への具体的な実戦訓練として展開されている。そして日米首脳会談は新たな戦争突撃への意思一致の会談として展開されようとしているのだ。そしてまたAUKUS(米英豪三国の軍事同盟)に日帝を先端技術協力の枠組みで参加させ、反革命階級同盟のさらなる強化もねらわれている。いまこそ反革命戦争とファシズムへの突撃をうち砕く革命的反戦闘争を、実力闘争・武装闘争でともに闘いぬこう。戦時下ともいえる反革命弾圧の激化を粉砕して闘おう。さらなる学生・新入生の組織化をおし進め、パレスチナをはじめとした反戦闘争、三里塚、労学連帯の闘いに闘う青ヘルの大部隊を登場させていこう。各大学での情宣から4.27イスラエル大使館弾劾デモ、5月新歓集会、6.15安保闘争へと学生を組織する決意を明らかにします」など、基調提起と決意表明をうける。
つぎに、公安警察解体!反弾圧・反警察運動の仲間から、「日米会談は『台湾有事』を想定して戦時体制づくりをするための戦争会談です。沖縄―琉球弧の軍事基地化、成田空港の機能強化などと対決して闘っているすべての人と団結して粉砕しよう。戦争をとめよう。戦時攻撃は治安弾圧体制を強化している。2023年4月、11月の『私文書弾圧』は非公然・非合法活動解体を核心とする革命党派の組織壊滅攻撃に他ならない。11.1弾圧でのDNA鑑定―血液採取の暴力的強行、“取り調べ拒否”に対する暴行連行に対して、警視庁、警察署、裁判所、警察病院への反撃を続けている。反反運動は、戦前、治安維持法に敗北した歴史をつき破ろうと闘ってきた。公安警察は特高警察の弾圧手法をうけついでいる。今年の6.30反反集会のスローガンは『突出する公安警察をうち倒せ! 戦争攻撃下の治安弾圧と闘おう!』です。闘う仲間の多くの参加をよびかけます」。
最後に、三里塚現地行動隊の同志から、「ガザでウクライナで、いまこの時も空爆で飢餓で労働者人民の命が奪われている。労働者人民同士が殺し合いを強制されている。こんなことを許さない。国際武装連帯で革命的反戦闘争を闘い、岸田政府の反革命治安弾圧と一体となった、戦争とファシズム突撃を粉砕していこう。成田では、札束と機動隊の暴力で住民を追い出して空港建設を強行してきた。いままた、戦争の出撃基地として滑走路をもう1本つくり、現在の2倍もの敷地に広げる拡張工事が急ピッチで進められている。昨年2月、市東さんの農地を国家暴力で奪い去った。天神峰農地を奪われた直後から発せられている市東さんの『明るく楽しく闘いましょう』、この言葉を何度もかみしめていこう。これは、労働者への搾取・収奪、あらゆる差別・抑圧をゆるさぬ未来を、市東さんとともに展望して闘っていくことではないかとわたしは思っています。市東さん・反対同盟としっかり結びついて、南台農地死守決戦に進撃しよう」。
それぞれの団体から、力強い闘いの報告と決意が発せられた。
集会の最後に、再度シュプレヒコールをあげ、デモにうって出る。公園のうしろに大勢の公安警察がいる。これを徹底して弾劾し、弾圧をゆるさず闘いぬく。
デモは、三河台公園を出発して、道行く人たちに日米首脳会談粉砕、戦争会談を粉砕しようと訴えかける。そして、首相官邸前の交差点では、「日米首脳会談粉砕、自衛隊の強化・戦争突撃弾劾、沖縄―琉球弧へのミサイル配備弾劾、岸田政府を打倒するぞ」とシュプレヒコールをたたきつける。つぎにアメリカ大使館を展望する交差点で、「日米安保粉砕、パレスチナ人民虐殺弾劾、ジェノサイドをゆるさないぞ、辺野古新基地建設阻止」など、ここでもシュプレヒコールをたたきつける。日比谷公園までのデモをおこない、今春期の闘争決起を全体で確認し、この日の闘争を貫徹した。
10日におこなわれた日米首脳会談において、日帝岸田と米帝バイデンはさらなる反革命戦争突撃のための共同声明を発出した。岸田は、22年の安保関連3文書改定の閣議決定、防衛費の大幅増大や、反撃能力と称した先制的敵基地攻撃能力の保有、トマホークの購入など、飛躍的な戦争突撃体制の構築をもってこの会談に臨んだ。そして日米関係を「グローバルなパートナーシップ」と位置づけ、全世界的規模で反革命戦争突撃の一翼を担うことを明らかにした。そして、日米軍それぞれの指揮統制の枠組み向上・連携強化で合意した。声明は、安全保障、経済、AI(人工知能)、量子技術、半導体、宇宙開発など多岐にわたっており、対中国を見すえた緊密な連携と包囲網の形成を確認した。そして、核戦略として「拡大抑止」の必要性を再度確認した。ウクライナで、パレスチナで核兵器の使用が取りざたされているこのときにだ。徹底して弾劾する。さらに、防衛装備品の共同開発・生産・維持整備に関する「日米防衛産業協力・取得・維持整備定期協議(DICAS)」を創設し、ミサイル開発などにむけて議論する方針をうち出した。まさしく、画段階的な戦争突撃会談として日米首脳会談が強行された。
この日米首脳会談と軌を一にして対中国の軍事的包囲が強められている。7日には、日米豪比の軍によって、中国南海で共同訓練が実施されている。さらに8日には、米英豪国防相がAUKUSについて、先端技術分野において「日本との協力を検討」と共同声明を出した。日米首脳会談においてもこのことが確認されている。12日(アメリカ時間では11日)には、日米比3ヵ国首脳会談がおこなわれ、日米比の共同訓練を1年以内に実施することが確認された。そして15日には、米太平洋陸軍が中距離ミサイル発射装置をフィリピンに配備した。迎撃ミサイル「SM6」や巡航ミサイル「トマホーク」搭載可能とされている。また16日には、自衛隊法などの「改正」案を衆議院で可決した。自衛隊の陸海空部隊を一元的に指揮する常設の「統合作戦司令部」を25年3月までに新設するものだ。この一連の過程が、「台湾有事」をあおりたて、対中国・朝鮮反革命戦争に突撃していくものにほかならない。
日米安保粉砕、自衛隊・米軍解体、基地解体の革命的反戦闘争にたちあがろう。ウクライナ戦争粉砕、パレスチナ人民虐殺弾劾、対中国・朝鮮反革命戦争を粉砕しよう。改憲・核武装、大軍拡に突撃する岸田自公連合政府を打倒し、日帝国家権力を解体しよう。