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9月24日、福岡地裁で強制給食国賠を闘った。原告二人に対するハンストつぶしの拷問「強制給食」を現場指揮した、当時の福拘第二統括・甲斐文昭の証人尋問である。
この裁判に先立ち、福拘前と地裁前で情宣活動を行う。福拘前ではほとんどの人がビラを受け取り、「強制給食でしょ」「頑張ってください」という言葉が度々よこされる。情宣活動を妨害しようとする門前看守に、「事実を訴えてるんだ」「ビラを中で回収するなよ!」(以前、面会に来た人からビラを巻き上げていた!)と弾劾しやりぬいた。
裁判が開始される。出廷した甲斐たるや、獄中を練り歩く時と全く変わらぬ傲慢不遜な態度だ。拷問である強制給食を甲斐と国側は「医療行為」と居直る。
強制給食直後、甲斐ら刑務官どもは原告を取り囲んで抑えつけ、十数分間も「明日もやるからな。明日はもっと太い管を使う」などと恫喝し続けた。そのことを追及すると「リラックスさせるため」と言い張ったのだ。本件の後に仲間が9日間ハンストを行ったこと(原告は6日目で強制給食を強行された)に対しては、一度は「知らない」と言ったものの、傍聴団の「知らないわけないだろ。統括だろ」という弾劾にうろたえ、「その場にはいたが、命に別状はなかったので行わなかった」と見え透いた詭弁を吐いた。
そんな中で、甲斐は当時の医務課長・藤澤幹一郎の名前を頑なに隠そうとする。裁判長山之内に「もう書面で名前は出てますから」と場をなだめられる始末。その後もしきりに下手人の名を隠そうとするので、原告側弁護士が「誰かに名を出すなと言われてるんですか」と尋ねると「はい」と応えてしまったあとで、"しまった"と慌てて言い換えようとする。国側代理人・上島大輔が真っ青になって「言われてませんよね。個人の判断ですよね」と火消しに躍起になる無様な姿をさらした。
原告の東署134号さんは強制給食を「保護房」で強行されている。5日間「保護房」に入れ続け、その場で強行したことを「保護房」で正当な医療をしたと言い張っているのだ。原告・中央署55号が「保護房」のゴミやチリで汚れ放題、非人道的な現状を暴露し、「『保護房』では収容者を衛生的に扱っているということ自体おかしいんじゃないか」と追及すると、「『保護房』は毎日掃除してる」とこれまた見え透いた嘘をついた。
そして原告・中央署55号に対して、「楽しみやな。痛いし苦しいけんな」「徹底してやる。おまえもう食うな」といった言辞を吐いたことは、隠せると踏んで「そんなこと言ってない」と居直るどころか、「命を救ったんですから」と笑いながら言って見せた。その開き直りっぷりは法廷の怒りを大いに買った。甲斐が退廷する直前、傍聴席から弾劾する大きな怒声が響いた。それに対し、山之内は「マニュアル通り」とばかりに傍聴全員退廷を発する。一言も声を出していない一般傍聴者もいるにも関わらずである。廊下でも仲間たちが甲斐を徹底弾劾した。
甲斐のあまりにめちゃくちゃな証言が引き出された。山之内は次の証人の採否に入ったが、さすがに裁判所も"これだけではまずい"と判断したのか、即時結審は粉砕された。しかしどうしても下手人隠しはやりぬきたいらしい。強制給食に立ち会った二人の獄医より先に、原告側が要求している民間の医師の採用をうながしてきた。医務課長藤澤・医師カワシマはじめ全証人の出廷を要求する!
警備隊の下手人シモカワが獄中で原告に言い放ったように、「これが国家権力だ」ということだ。裁判は即時結審を粉砕し勝利的に闘いぬかれたが、私達の怒りは増すばかりである。宮城刑で「死をもって抗議する」「最後の闘い」のハンストをはじめた平田三男さんをはじめ全国の獄中者と結びつき、この裁判闘争に勝利する。強制給食を粉砕する。国賠原告であり、今なお福拘獄中で当局と闘いぬいている東署134号さんの闘いに連なり、防衛し、彼の出廷をかちとる。9・27、法相滝実による恒常的な死刑の執行を絶対に許さない!すべての獄中者・「犯罪者」と連帯し、「保護房」はじめ、すべての監獄支配を許さない決意で国賠闘争を実力闘争の一環として闘い抜く。
【強制給食国賠原告団・中央署55号】