戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!
「明大ゴスペル」―「ヘブライ文化研究会」のどす黒い正体がまた一つ明らかになった!
7月19日の第15回公判で、姜章植(カン・ジャンシュク)が、決定的証言を行なった。「私は、早稲田大学修了後、韓国安全企画部の指令を受けて、情報を収集し、生活ができるほどの金をもらっていた」と。
姜章植こそ、98年5月25―26日の明大学生会中執襲撃の陣頭指揮者であり、売り渡しの張本人である。さらに、木元こと山田茂樹が、日常的に接触していた輩であり、山田が「情が移った」(山田の言)相手である。革命軍の10・18戦闘を受けて韓国に逃亡したと言われている金圭東の後、淀橋教会韓国部=「国際ヘブライ文化研究会」などのファシスト宗団の実質ナンバーワンの極悪人である。
姜は、検面調書によると、「平成元年(ママ)9月留学生として来日、日本語学校で1年半日本語の勉強をしてから、早大政経学部政治学科の大学院に入学し、平成6年(ママ)3月に終了した」と述べている。さらに「その後、研究生として1年間大学に残り、韓国に帰って結婚。平成7年(ママ)妻と一緒に再来日し、地方自治の研究をしましたが、平成8年(ママ)から神学の研究をしており、職業上は無職です」と述べている。
法廷では「韓国で訓練と試験を受けて、1998年7月以降、宣教師。それまでは教育伝道師」と証言している。そして早大卒業後「個人的なこととして、韓国の個人から依頼されて、地方自治に関して情報収集を行なっていた」と証言し、情報収集の対象は「地方自治、政治関係、宗教関係」と答えている。この後さらなる追及で、「韓国安企部の指令を受けて、情報を収集し、その見返りに、生活ができるほどの金をもらっていた」ことを証言した。
つまり、少なくとも94年以降安企部のスパイであると自認したのだ。
安企部こそ、悪名高いKCIA(韓国中央情報局)の後身であり、金大中が大統領になって以降も軍事政権以上の悪辣な反革命弾圧を強行している韓国国家権力の中枢中の中枢であり、幾多の南朝鮮労働者人民・学生、在日朝鮮人を投獄・拷問・虐殺してきた反革命治安機関である。
獄中統一被告団を先頭にした闘いが、姜章植そして「明大ゴスペル」の正体をさらに一枚暴いたのである。
そしてこのことは、「5・25―26」の事態が、用意周到に計画されていたことの証でもある。
5月25日の明大中執ボックス襲撃の言及の中で、姜は「ゴスペルソングコンサート終了後、約10名で中執ボックスに行った。どうしたらいいのかわからず、とりあえず韓国大使館に教えてもらいたいということで、約1時間以上にわたって電話で連絡をとりあっていた」と答えている。「大使館の誰と連絡を取り合っていたのか」という問いに、「領事とか警務部、安企部の人」と、ここでも安企部との関係を言及したのだ。
つまり5月25日から26日の襲撃、その後の逮捕―起訴、公判方針、山田との日常的接触も、すべて韓国安企部―韓国領事館、日帝政治警察ー日帝国家権力との綿密な意志一致だったということである。まさに2000年天皇訪韓を前にした、日韓治安機関による階級闘争圧殺の一環として解放派壊滅攻撃―拠点破壊攻撃であったことが明らかになったのである。
また姜は、「2年半、戦争に必要なことを色々訓練した」と軍隊経験を認め、中執ボックス襲撃の際も「今回の問題はきれいに解決してやる。3年間人殺しの訓練ばかりやってきたんだ」という言動があったことも認めた。さらに「結構興奮していて、拳を持ち上げた人がいた」「金明均が椅子を投げたのは見た」「殴られるのを見て、金属バットを持ち出したかも知れない」「他の一般学生も見ているわけだし、鉄パイプも捨てなさいと言った」と自らの暴力―襲撃の事実を認めざるを得なかったのだ。
しかし、約三十人くらいの部隊で、集団で中執ボックスを襲撃したことが明らかになることについては「覚えていない」と事実を隠蔽したのだ。
姜は、5月25日に行なわれた「ゴスペルソングコンサート」の陰謀的性格や「明大ゴスペル」の政治性・反共性を必死で隠そうとする。
姜によると、韓国では、大韓イエス教長老会の統合派に属し、WCC(世界教会協議会 プロテスタント系)所属であり、「ファンダメンタリズムとは違う」と言う。だが、「福音派か?」の問いに、「はい」と答え、「福音派は聖書そのものをそのまま信じる」「進化論は認められない」「聖書の教えを社会にどう適用すれば、問題を解決できるか」と言い、共和国(北朝鮮)への米送りなど、自らの反共活動を披瀝した。また早稲田大学が革マルの自治会と知っていることも披露している。
国家権力、明大当局一体となって描きだそうとしている「単なる音楽サークルのコンサート」のペテン性も暴露された。姜章植は、あくまでも「ライブコンサート」と言い張りながらも、「シンガーとは、実は讃揚伝道師ですね」と弁護団に糾されると否定できない。しかも韓国人向けパンフレットでは「キャンパス讃揚伝道集会」となっているのだ。そして「大学の福音化」を目指すことを認めているのだ。
これらのことは、勝共連合―原理研やオウム真理教などと同様に反共主義宗団の共通性を示すものである。
こうして第15回公判闘争は、姜の正体を暴きだす闘いとして闘われた。このことは同時に、木元グループの親ファシスト性、諜報機関との癒着ぶりを満天下に示すことにもなった。姜は、「明大ゴスペルから自治会の学生委員を出しますよ」と山田(木元)に持ちかけ取り込みをはかりつつ、自治会乗っ取りを策動していた。山田は、その姜に親近感を感じ「毒を食らわば皿まで」と叫び、わが5・26被告団を切り捨てファシストとの連携に入っていったのだ。闘う南朝鮮労働者人民を血の海に沈めていった韓国安全企画部(KCIA)と癒着する木元グループに未来はない。日朝連帯運動の敵であり、南朝鮮労働者人民の憎しみの対象である安企部のスパイと連携し解放派破壊に熱中する木元グループを解体・一掃せよ。
木元グループを「お友達」と呼び、解放派には「殺してやる」と叫びながら、警察権力の眼前で、看板を振り上げ、跳び蹴りする「ゴスペル]どもは、この日は全員マスクを着用して登場した。われわれはこの日の公判闘争をファシストの敵対を粉砕し、被告団の闘いと結びつき断固闘いぬいた。
天皇訪韓―朝鮮反革命戦争を目前にした日帝国家権力、韓国国家権力・安企部―ファシスト「ゴスペル」一体となった解放派破壊を粉砕し、日朝連動する革命勝利に向けて、2000年天皇訪韓阻止決戦に突き進もう。