全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

【資料】2・9同志柿沼虐殺に報復せよ

革命的労働者協会機関紙「解放」712号(2000年3月1日発行)より

■官許のテロを弾劾せよ■

 2月9日12時20分ごろ、東海道線真鶴駅で親ファシスト・ミニスターリン主義集団の白色テロ部隊3名がわが革命的同志2名に反革命襲撃を凶行した。この襲撃により同志柿沼忠は刺殺され、もう一名の(女性)同志も刺殺攻撃にかけられ、重傷を負わされた。白色テロリストは親ファシスト性を満開にし、「出刃包丁」・ナイフなどによる「虐殺のための虐殺」を凶行したのである。

 襲撃者たちは伊東発の東海道線の列車のなかで、列車が真鶴に到着する前の12時20分ごろ襲撃を開始し、真鶴駅ホームで両同志への刺殺テロを集中した。2名の同志は革命的敢闘精神を発揮し、刺殺テロと果敢に対決した。敵の襲撃を振り切り、列車に乗りこんだが、柿沼同志は解放派の革命者らしく最後まで同志を気遣い「大丈夫か」を最後の言葉に力尽き倒れた。

 柿沼同志は12時40分ごろ右胸・鎖骨下付近に致命傷をおい、出血多量で死亡した。また、女性同志への殺人テロはドアが閉まる直前まで刺殺策動として加えつづけられた。

 襲撃者たちは、駅のカメラに顔をさらし、真鶴駅から湯河原方向へ逃走する際にも、顔などを駅員・乗客・タクシー運転手・工事現場労働者などに目撃されている。まさに、治安機関と結託する襲撃者どもはまたも、「官許」のテロをかけてきたのである。

 2・9反革命テロは土肥・山田らの反革命転落を一層明らかにするものである。土肥・山田らは解放派の同志、とりわけ指導部・非公然部門を破壊・抹殺するために反革命の側から武器・戦闘形式をエスカレートさせてきたのである。

 また、2・9テロはこの間の三里塚芝山連合空港反対同盟をはじめとする戦闘的諸人士への脅迫とテロ恫喝・宣言にしめされるように、全人民に拡大される性格のものである。

 こうした反革命の側の体制内的論理に基づく「武器のエスカレート」に対して、プロレタリア革命派は同水準以上の反撃・報復戦で木元グループを解体する。

 ミニスターリン主義集団が刺殺テロに踏みこむ背景には、彼らの戦略的組織的破産の絶望的突破のエネルギーが存在している。いまや、山田らが三里塚・北富士をはじめとする戦闘的拠点の敵であることは知れ渡っており、「左翼」を偽装し、延命できる領域は皆無になりつつある。

 われわれによって、延命のためのイデオロギー的粉飾のメッキは繰り返しはがされ、また、戦闘的闘いからはつぎつぎに放逐されていった。彼らは狭い小宇宙で「革命ごっこ」を行なうこともできなくなり、自らの現実的利害を権力・ファシスト・資本との取引による利権防衛を軸とする体制内的(改良)運動にあることを赤裸々にしていったのである。このあとに続く道は革マルがたどった道と同じである。すなわち、権力は木元グループに転向体制内集団・分子となった証明を革命派破壊の具体的な反革命襲撃に求めたのである。こうして、山田らは解放派の革命戦士を抹殺することで体制への従順性を示したのだ。

 土肥らの武装や武器はプロレタリアによる革命の実現、階級闘争の発展とまったく無縁なものであり、ブルジョア的小ブル的なものにすぎない。

 闘う労働者人民は、木元グループが権力・ファシスト・革マルには一度として向けたことのない刃物を、まず最初に革命派に向けたという事実を決して忘れてはならない。それは、蜂起をめぐる帝国主義軍隊の解体の推進と敵の治安軍とやりあう本格的武装、それに連動した戦争動員と対抗する「内乱―コミューン」をめぐる武装の格闘と正反対のものである。三里塚闘争を破壊する政治目的をもった「三里塚ゲリラ」では、武器質をダウンさせ、権力の許容範囲でのアリバイ的「ゲリラ」を行ない、革命派には武器質をアップさせたテロをしかけてきたのである。

 ここに山田・土肥らと権力の結託の秘密が隠されているのだ。

■2・9反革命テロに革命的報復を■

 反革命刺殺テロへの報復は、革命派の闘争・団結の飛躍、プロレタリア的軍事の飛躍―武器質の飛躍を不可避に問うものである。すなわち、恐慌・戦争情勢下の階級闘争の質・武装の飛躍が求められる時代への突入のなか、プロレタリア権力闘争の前進と結合した党派闘争の質・武装の飛躍が問題にされねばならないのだ。

 日本階級闘争は国家権力への闘争・武装の発展を背景にして、小ブル的反革命的党派との党派闘争の闘争形態・武器質の発展を生み出し、この相乗的発展のなかからプロレタリア的軍事を発展させてきた。60年代後期の反戦・全共闘運動が圧倒的な労働者人民の角材・鉄パイプ・火炎びんの武装をもたらしたように、階級闘争の発展と武装は密接な関係をもっているのである。

 国家権力との暴力的軍事的闘争の歴史は、71年9・16戦闘などの角材・旗竿・鉄パイプ・火炎びんでの闘いにより労働者人民が一方的に虐殺され続ける側から、敵をせん滅し自らの解放を切り拓く戦闘を実現した。そして、70年代のゲリラ戦と対革マル戦の発展をくぐり、武装と武器質を飛躍させていった。

 88年3・17戦闘をとおして権力闘争の本格的飛躍をかちとり、90年11・1〜2戦闘で反革命治安軍の完全打倒を闘いとった。

 75年6・24反革命指名テロ・大量殺人襲撃―石井同志虐殺に対する6・24報復戦の秋本・梅田への炸裂、さらには、77年同志中原虐殺に対する4・15戦闘の実現として展開されてきた。

 木元グループは2・9同志柿沼に刃物で頚動脈を切断するという目的意識的な虐殺のための虐殺=白色テロを行使した。これに対する革命の側の回答は同水準以上の武器で数倍の報復を貫徹することである。木元グループの思想的確信はゼロであり、その反革命性・反階級性はすべての闘う労働者人民から見透かされている。この政治的思想的敗勢を軍事冒険主義とこれによる労働者人民への恫喝で乗りきろうとしているのだ。この手段として武器のエスカレートによる白色テロが行使されているのである。

 革命派は白色テロに対しては革命的テロルで回答する。流された同志の血に対しては数倍する流血を強制する。武器質のアップに対しては同水準以上の手段で報復する。全世界の革命運動はこうして革命党派と労働者人民の革命的団結を防衛しぬいてきたのだ。われわれ解放派は6・24指名テロ・大量殺人襲撃―石井同志虐殺、2・11同志中原虐殺という試練を迎えたときも、革命的報復戦を貫徹することによって突破し、勝利してきた。

 同志柿沼への刺殺テロに対する報復はかくして苛烈・激烈なものになるであろう。虐殺を凶行した反革命分子どもよ。革命派の怒りの深さと底力を思い知るがよい。

 木元グループはファシスト・権力と結託した「第二革マル」である。彼らは「解放派」「左翼」を偽装し、権力の戦争動員のための弾圧を白色テロで補完することを存在意義とする集団である。

 宗教的ファシスト=明大ゴスペルと「和解」・結託したうえで、10・21には明大当局と「暴力を否定する」「当局を攻撃しない」という奴隷協定を締結している。「自治会費の私物化」のために戦闘的自治会運動を内側から破壊したのだ。明大生協理事会を私物化し、悪徳資本の手法に学び「一週間の無断欠勤」「反抗し、秩序を乱した」を口実に生協労働者に解雇を発動した。

 まさに、これらに彼らが左翼とは無縁な集団であることが鮮明に現れている。弾圧と戦争動員に屈し、「利権」のために党・拠点・学生運動を売りわたし、首切りの尖兵となったのである。

 権力・ファシストとの連携を背景とした反革命テロに対して、戦闘的労働者人民は自衛武装を強化せよ。労働者人民は自らの闘いと団結、自己を守りぬくための徹底した防衛・迎撃体制を確立せよ。

 党―統一戦線―共同戦線を貫く武装を強化せよ。

 解放派は二・九報復戦を貫徹し、全人民を身を呈して守りぬき、この闘争の最前線にたち、自らの階級的責任を果たしていくものである。  同志柿沼忠を追悼し、彼の未完の遺志を引き継ぎ、弾圧とテロの嵐をはねのけ、報復戦を貫徹せよ。

 自らの歴史的蓄積の一切をかけて、全存在をかけてプロレタリア共産主義革命の水路を切り拓け。

■2・9デッチあげ「凶準」弾圧弾劾、木元グループを活用した組織破壊を粉砕せよ■

 2月9日午前6時、国家権力は前日木元グループの白色テロリスト片岡が打倒されたことを口実に、ガサと称し九州支社に乱入し、バットや工具などの日常用品を「凶器」にデッチあげ、7名の同志を「凶器準備集合」で不当逮捕した。

 権力は解放派壊滅のための弾圧をますますエスカレートさせているのだ。

 こんなデッチあげ弾圧がまかりとおったら、あらゆる団体の会議や集まりに「凶器準備集合」が適用され、だれでもいつでも逮捕されることになるのだ。

 ナチス、天皇制ファシズムがまず戦闘的左翼に集中し、これに続きファシストが桎梏とする民主主義団体(者)・宗教団体(者)へと弾圧が拡大し、圧倒的な労働者人民大衆へ弾圧の嵐が襲ったのである。そして、これを対象化しえたときには、ファシズム権力が労働者人民の上に君臨していたことを血の教訓としなければならない。戦争発動・動員が目前に迫るなか、このことを思い起こし、先鋭的争議と差別糾弾闘争への弾圧のエスカレートとあわせて解放派への弾圧を全人民への弾圧の先端としてとらえ、反撃から攻勢的反弾圧運動を組織すべきときなのである。

 7・22弾圧は歴史に残るような象徴的事態である。国家権力は、解放派が明大で明大学生会中執正副委員長の声明を情宣したことに対して、宣伝用旗竿を「凶器」にデッチあげ、建造物侵入をデッチあげ、大量逮捕した。大学当局・権力も一切警告を出さずに、任務を終えて門を出たところで、逮捕理由も告げずに拘束―逮捕し、後から逮捕理由をデッチあげたのである。

 これがまかりとおるということは、政治的宣伝活動一般が権力の気にいらないものならすべて逮捕―起訴の対象になることを意味する。ひいては、労働運動をはじめとするすべての宣伝活動が逮捕・弾圧される戦前治安維持法弾圧の復活を可能とする。

 99年10・9弾圧は日雇労働者の労働組合を中心とした労働者・「障害者」・学生が三里塚現地集会に結集することを妨害するために、権力が「道路交通法違反」をデッチあげ、マイクロバスにのった労働者・学生をバスごと警察に連行し、翌日未明まで拘束すると言う露骨な弾圧であった。これによって、戦闘的労働組合活動が破壊・妨害され、組合は大きな打撃をこうむった。また、ブルジョア民主主義が建前として承認する集会に参加するという「自由」が権力の強制力によって奪われたのである。

 それだけではない。(7・22大量拘禁下での)10・9弾圧は三里塚と寄せ場を結び付けてきた指導的人格である同志森田を狙い撃ちにしたものであった。こうして、権力は自らが直接手を下すことなく、10・9弾圧で(11・14)同志森田虐殺のサインをだしたのだ。

 7・22大量拘禁が継続するなかでの、2・9デッチ上げ「凶準」弾圧による7名の逮捕は、さらなる山田らのテロを引き出すためのものである。

 すべての解放派への弾圧は国家権力が「有事立法」を制定し、戦争突撃・動員を可能とするために、〈反戦の砦〉や闘いの牽引者を抹殺するためにおこなわれている。これはすでに徹底非妥協の争議や差別糾弾闘争を軸とし、全労働者人民に拡大され、強制されている。

 大弾圧の無制限の拡大は戦争―ファシズムへの道であり、これに反撃する断固たる決起をたたきつけよう。

■弾圧とテロの嵐を打ち砕け■

 国家権力は露骨なほどに2・9反革命襲撃を擁護し、またしてもミニスターリン主義集団のテロを最大限利用した組織破壊・革命者抹殺策動を行なっている。国家権力はマスコミを煽動して、二・九刺殺テロを利用した「内ゲバ」キャンペーンをはり、これを口実にさらなる弾圧のエスカレートを策動している。

 現下の激闘・死闘は日帝の経済的政治的危機の深化と戦争突撃―動員攻撃、これをめぐる階級的流動化が規定しているものである。弾圧とテロの嵐も、この階級的激突の先端的表現にすぎない。したがって、この反革命の密集を根本的に突破する力は、反帝闘争の革命的推進を基礎としつつ、目的意識的に権力・ミニスターリン主義集団の結託による弾圧とテロの構造を全人民的に暴露し、これを徹底粉砕するものとして形成しなければならない。

 韓国安企部・日帝政治警察と結託するが故に、木元グループは官許の2・9をはじめとした虐殺テロを凶行しているのである。

 7・2同志荻野虐殺テロは彼の自宅の権力の監視が解かれた直後の凶行であった。11・14同志森田虐殺テロは常時権力が九州支社の監視ポイントにしていた地点での凶行であった。われわれは国家権力が同志虐殺のもう一方の「共犯者」であることを暴き、権力の頂点から末端に至るまでの責任を追及する。

 2・9虐殺襲撃をうけた女性同志がわが同志との面会を要求しつづけているにもかかわらず、国家権力は病院に反革命圧力をかけ、これを破壊するために動き、救援・救命活動を妨害・破壊している。これはわが女性同志への国家権力の虐殺・抹殺策動を端的に現わしている。また、国家権力は虐殺襲撃で重傷を負わされている女性同志に殺人などの容疑で捜索を強行している。「被害者」に「加害容疑」で身体捜索をかける不当極まりない行為をほしいままにしている。

 さらに国家権力は、われわれの2・9反革命の調査活動を妨害し、弾圧を宣言している。これは権力と木元グループの結託の事実を隠蔽するためのものである。木元グループを活用した非合法的抹殺を促進しておきながら、今度は襲撃をうけたことをも弾圧の材料にしようとしている。

 マスコミには翼賛化を強制し、権力情報を一方的にながし、2・9刺殺テロを利用し「内ゲバ」キャンペーンをはり、これを口実に解放派のみに弾圧を集中している。

 7・22弾圧は木元グループの破産・崩壊が決定的に宿命づけられた瞬間に、2・9弾圧も新たな瓦解が開始された直後に行なわれている。7・22大量逮捕―起訴などの予防拘禁を乱発し、解放派の組織力を意図的に削いで木元グループのテロを誘導している。これらはこの間の弾圧の取調べで「虐殺テロか長期投獄か」とあけすけに語られている。

 こうして、政治警察の非合法的な革命者抹殺の代役を山田らに担わせ、木元グループの旗色が悪くなるやデッチ上げ弾圧―大量拘禁を行なっているのである。

 恐慌・戦争情勢下、沖縄サミット・三里塚「暫定滑走路」建設―天皇訪韓を強行するための予防反革命弾圧が団体規制法―破防法攻撃を先取りしかけられている。とりわけ、「思想の自由」「結社の自由」「表現の自由」を破壊し、ブルジョア民主主義の建前さえかなぐり捨てられている。7・22弾圧の取り調べなどでは、「沖縄サミットまでださない」と公言している。

 国家権力のデッチあげ弾圧の乱発はファシズムへの道を掃き清めるものに他ならない。いまこそ、弾圧の嵐を打ち砕き、労働者人民の反転攻勢へ。

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