全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

=声 明=7・22―2・9弾圧で開始された改悪破防法=団規法・組対法攻撃を労働者人民の総力で粉砕しよう

2000年2月20日 革命的労働者協会 日本社会主義青年同盟

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 1999年7月22日、新たな画段階的質をもった闘う労働者・人民、市民に対する屈従・転向か、非合法化・根絶かを迫る弾圧が開始された。

 それは先行的照準として、日本帝国主義足下における唯一の極左=「過激派」であるわれわれ解放派に向けられ、道具立てとして潜入した統一教会・暴力団・公安スパイ・スターリニストのもとで火遊びをし今現在完全に無力化したオウム宗団への「悪魔狩り」を演出することによって強められている。

 10月9日、翌日の三里塚全国総決起集会に向かう、福岡・築港日雇労働組合や九州大学の学生、三「障」委、全学連・反戦青年委などの大衆組織や行動委員会組織、その福岡・九州の解放派の隊列に対し、警察庁=全国公安の指揮のもと福岡県警は、40余名をバスごと逮捕・拘禁・監禁し、集会・デモ参加を妨害する暴挙を行ったのである。

 また同県警は、12月31日、福日労とその支援による恒例の越冬闘争に対し、反党脱落・反革命集団の襲撃宣言の中で、例年の厳戒体制を解き、鉄パイプ・バールなどによる流血のテロルを導き、その後県警公安はテロルの下手人と歓談し売り渡しと弾圧の打ち合わせを下手人どもの指揮者である明大生協理事=小林らと長時間行った。

 さらに本年2月9日、同県警は、選別的弾圧と反革命テロルの嵐をはねのけ勝ちとられた、前日の九大での新入生歓迎実行委員会の圧倒的成功に打ちのめされながら、九州支社において8名中7名を凶準のデッチあげで逮捕したのである。

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 こうした一連の弾圧は、指導的同志に対する6・20獄殺策動と「明白な形で取り除(き分裂させる)」という公的権力による虐殺宣言を中心に、中央・地方指導部への24時間365日の監視体制・スパイ工作の全面展開などと一体のものである。プロレタリア革命の党の中枢―非公然部門のみならず、公然部門を非合法化し、労働組合・自治会等、戦後的自治的大衆組織とその活動一切をも非合法化し、党との結合を破壊しようとする、まさに戦前天皇(制)ファシズム下の弾圧を彷彿とさせるものである。

 「新左翼―解放派は勢力を削がれ、もはや脅威ではない」などというおためごかしとは裏腹に、一つの歴史的社会としての資本主義の危機が弥縫の果てに根本的な危機に瀕する中、公安当局は、腐臭を放ちつつ、真の脅威に対して巨大な数と権限をかさにきた余裕をなくした解体戦略を発動してきたのだ。

 この間の被弾圧同志の「調べ」(=恫喝)において、「君たち以外すべて、うまく合法路線に転換」して「大衆を欺」しているなどいうが(「だから同じようにしろ」)、その実は、革命的左派に対する右派の相対的拡大現象(わかりやすくいえば、かつての右派ブロック=四トロ・日向の一時的拡大)とその後の雲散霧消や、「左翼性」の解体―市民グループ化にすぎないことは知り尽くした上での集中砲火なのである。だからこそ、分裂促進・弾圧目的の一つでもある沖縄サミット防衛に関わって「沖縄は"主流派"になっている」とうろたえ、機関紙『解放』の発行に驚愕し、7・22明大弾圧大弁護団の結成に言葉も忘れ、三里塚闘争―反対同盟との血盟をはじめとした共闘関係の堅持、中央部・東京・関東・九州の堅守、とくに九大・福日労・全障連などの総体性をもつ福岡・九州における状況にさえ一喜一憂しているのである。あれやこれやの公認野党や労組、マスメディアの動きが浮いては消えるなか、帝国主義ブルジョアジー小渕自自公連合政府―公安は、結局のところ、危機を認め、その最終的乗りきりにとっての真の阻害物を除くために、個々人の利権あさりと同時に頭のテッペンから爪先まで、プロレタリア革命とその党―勢力の先制的根絶に神経を注いでいるのである。

 こうした全事実が示すのは、この弾圧は、時代=階級闘争の現局面の必然的産物であること、また解放派への非合法的テロルむき出しのデッチあげ弾圧の常態化は、次にはすべての労働者へ、さらに次には体制内改良主義的市民主義運動(体)へと広がっていくことである。したがってこれを弾劾し、対決し、反撃することは全人民的意義をもっているのである。

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 こうした弾圧は、資本主義世界経済の再生産=蓄積条件が断崖絶壁に立ち帝国主義間の争闘戦のなか、資本主義諸国の延命をかけ、戦争(態勢)とファシズム(的改編・弾圧)への血塗られた道を再び三度、加速度的に舵が取られてきていることと一つのものである。「円ブロック圏」形成―アジア反革命盟主化へと突き進み、つまり日米(韓)安保改編=「ガイドライン」・「周辺事態法」という日本―アジア・中東(全世界)における「有事」態勢形成と一体である。「有事」すなわち(反革命)戦争は同時に国内における階級協調=反革命国民統合と相互前提的関係にあり、そのための製造・流通・金融=再生産構造の改編=大合理化・首切り(大失業)、行政・財政(税制)・教育・「社会保障」の改編、およびその核心的一環である治安機構(軍隊・警察・裁判所・監獄)の改編、総じて、戦後的諸制度の「新たな戦前」的なファッショ的改編が、天皇(制)の政治前面化=タブー化をともないつつ進む。そして、日本帝国主義の延命と不可避の破局=革命的危機を見据えたこうした対外戦略と対内戦略を打ち砕き、スターリン主義の「国有化と計画経済」とそのもとでの特権的収奪と抑圧を越えた労働者・人民の解放を孕みめざす運動と団結を根絶せんとする、警察=国家権力が拠って立つブルジョア法の枠をも恣意的に拡大し取り払った、この間の高度に政治的な弾圧もあるのである。

 またその局面的特質は、構造化した右翼(暴力団)・ファシスト(的諸組織。一水会などとともに、生長の家など「天皇教」系、統一協会、顕正会・創価学会など日蓮系、CCCなどキリスト教系など宗教を含む)や反革命マルグロ派などとの結託―使嗾(しそう)に加え、同様のしかしより公然と結託し、泳がせ、選別的弾圧によるテロを促すもの、すなわちプロレタリア革命の道から小ブル改良主義=民主主義に転落・転換した木元グループのテロルをも手段としたものだということである。したがってこの闘いは弾圧そのものをあらゆる面から暴露し弾劾する大衆的闘争を構築するとともに、売り渡し・挑発・テロルによってこの権力の弾圧を補完する党派やグループ、とくに木元グループの解体・根絶と一体的に推進しなければならない。革マル以上に反革命的ミニ革マル、「情が移る」ほどの親ファシスト、そして親権力へと転落一体化したこの反革命分子どもは、解放派史上初の「党内闘争」―「党派闘争」における初の虐殺のための虐殺(7・2同志荻野虐殺)を行い、同じく同志森田虐殺を私服の監視下、衆人に止められ、素面をさらし、子供の面前で行い、2月9日には、同志柿沼の頚動脈を白刃で切断して虐殺し、女性同志を背後からメッタ刺し(重体)にするというエスカレートを、本質的臆病さを隠しながら実行した。かつての同志へのためらいのかけらもなく兇行した。権力・ファシストと結託し、革命と革命の党を撹乱し、破壊することを存在証明とし、結局切り捨てられ、スパイどもによって売り渡され、阿鼻叫喚のなかで消失する運命である。

 だが、われわれは、同志たちの遺志を継ぎ、日本―世界革命の展望を切り拓くために、自滅の運命を許さず、革命の手によって葬り去るのがせめてもの温情というものである。まして、司法のファッショ化のもとで困難を強いられながら闘う弁護士(団)への指名テロルや日本階級闘争の金字塔の一つ=三里塚反対同盟(諸氏)への襲撃やテロル宣言(恫喝)などのような、日帝足下のあらゆる運動を分不相応とはいえ廃墟化せんとする策動を決して看過しない。

(4)

 われわれは、以上のように、帝国主義ブルジョアジー・国家権力によって、団体規制法―組対法=実質的な破防法改悪を先行的かつ先取り的に適用された自負と責任において、この新たな画段階的な弾圧への闘いを切っ先として、広大な反弾圧・反警察運動をすべての闘う労働者・人民・諸団体に呼びかけるものである。

 とくに、被弾圧下の団体や個人、反弾圧(救援)戦線を担う団体・個人、弁護士・弁護団、また戦前の天皇(制)ファシズムのもとで闘った労組・農民組合・水平社などで闘った諸氏、在日中国人・朝鮮人諸氏、プロレタリア文化(文学)運動の諸氏に対して訴える。

 現在、国家権力の中にあっても、警察の巨大な人員と権限を背景にした専横と職権乱用は突出している。関口警察庁長官をはじめ歴代の長官・総監、この間の神奈川県警察本部長などの上から下まで、政・官・暴と癒着し、利権獲りと「天下り」のみを利害とする事態が噴出している。

 これは、労働者・人民、市民を守るものではなく、まったく正反対に、資本家階級を基軸とした有産階級の利害を守り、彼らの労働者・人民への支配・抑圧(―差別)や搾取・収奪を維持し、それへの闘い・抵抗を圧殺するという警察の本質が全面的に露呈したもので、不祥事の隠蔽とその氷山の一角が発覚した場合にはとかげの尻尾きりで居直り、一部のものの問題として構造的腐敗を深めている。そして許しがたいことに、マスコミの暴力団のテロルをも使った屈服と翼賛化を一挙に進め記者クラブ=「御用」化を側面的援助にして、「情報の時代の警察」を標榜しながらこの職権乱用問題の外的転化=左翼の壊滅=「赤狩り」に集中し、耳目をむけさせることさえ行っている。

 この闘いは、日本的"政治風土"の変革と一つのものである。すなわち、「長いもの(「お上」)には巻かれろ」という底無しの奴隷的思想=生活様式を、その根本的な原因である階級闘争の歴史的脆弱性を突破することなしには、反弾圧運動の大衆的推進は進まない。他の社会(国家)においては、自治・自立の精神をもち、権力の横暴の告発を積極的に行い、とくに、権力のスパイや売り渡しに対する無条件の蔑視が当然とされているのに比べて、権力の万能視と恐怖、相互監視・総密告社会化の特徴を持っている。そして、強い者に屈従し、弱い者にしわよせられるのである。

 資本主義世界は、迫りくる新たな破局を前にして、戦争とファシズムへと延命をかけて突進し、戦後的経済・政治=社会関係―法制度の全面的改編と、それと闘うすべての団結を萌芽にいたるまで抹殺し、その最先端におけるプロレタリア革命に対する予防反革命弾圧を死活にしてきている。

 恐慌の切迫下、大合理化と失業の嵐が労働者階級を襲い、これまでどおりの生活は「後進国」だけではなく「先進国」でも不可能な時代が到来しつつあるのだ。

 これへの闘いや抵抗が、軍隊・警察(検察)・裁判所・監獄=国家権力によって抹殺されんとする中、人民がこの時代を生きぬき、さらに自らの解放を求めんとする限り、権力=警察との対決は不可避である。

 この生きんがための闘い、奴隷であり続けることを拒否せんとする闘いを守り、発展させるために、反警察・反弾圧(運動)を階級的革命的に推進していくこと、これが今こそ強く求められている。

 この闘いに新たな明かりをともし、燎原の火のごとく広げていこう。

 われわれは右提起する。

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