全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

市東さんの農地強奪実力阻止!
10・11三里塚全国総決起集会をかちとる

最高裁による農地強制収用を許すな、「第3滑走路」粉砕、安倍連合政府打倒、右翼の三里塚敵対を粉砕しよう

北原さん宅への右翼の敵対を許すな

反対同盟を先頭にデモ

 10月11日、成田市東峰の反対同盟員の畑において、三里塚全国総決起集会が開催された。「最高裁による強制収用許すな! 第3滑走路粉砕! 安倍政権打倒!」を掲げ、930名の結集でかちとられた。

 この集会をまえに、北原鉱治事務局長宅に右翼ファシスト団体「下総政神党」などが街宣車で乗りつけ、暴言、デマを叫びたてた。これに対し北原健一さん、静子さんが断固として対峙した。右翼の北原さん宅への攻撃を満腔の怒りで弾劾する!

 三里塚では2年前から、「第3滑走路」推進の動きと歩調を合わせ、「下総政神党」「日本国神党」なる輩が天神峰市東さんの家の直近で「出ていけ」街宣をくりかえしている。いま全国で右翼ファシストが闘う労働者人民に牙をむけている。沖縄辺野古の座り込みテントや経産省前テントへの襲撃・破壊、朝鮮学校への差別襲撃など、労働者人民のさまざまな闘いが高揚し、国家権力を相手取った決戦期にこそ、右翼どもの攻撃がいちだんと踏みこんでくるのは歴史の必然としてある。三里塚闘争においても、1970年前後の代執行決戦過程で、右翼による団結小屋への襲撃などに対し、実力をもって反撃し撃退してきた歴史がある。右翼ファシストと徹底対決し、あらゆる破壊策動をうち破ろう。反対同盟と三里塚闘争拠点を守りぬき、空港廃港へ進撃しよう。戦争とファシズムの突撃を粉砕しよう。

 集会場の畑は機動隊の前線指揮所と隣あわせにあり、日常の農作業もつねに国家権力と対峙しおこなわれている。空港と畑を仕切るのは金網フェンスのみで、双方が丸見え状態だ。畑の脇の誘導路を自走する航空機のパイロットの顔がわかる場所で、空港絶対反対の集会がうちぬかれた。

 この集会に先立って、反対同盟は権力による開拓道路入口の検問を許さない行動にたちあがり、検問は集会場に向かう周辺2ヵ所で強行されたが、開拓組合道路入口での検問を粉砕した。

 農地強奪実力阻止の決戦は、確実に煮つまっている。10月集会を突破口に、反対同盟がよびかける5万人署名・賛同人署名運動をさらに強化し、三里塚現地に結集する仲間をなんとしても拡大していこう。労農水「障」学の決戦陣形で、市東孝雄さんとともに、農地死守決戦を闘いぬこう。

木の根共闘、前段集会をかちとる

 本集会に先だって、三里塚・木の根全国共闘の前段集会がかちとられる。木の根共闘に結集する反安保労研の同志の司会で、野戦病院・手話実の朝田しげるさん、出来町公園からのたたき出し攻撃と闘う福日労の仲間、三里塚を闘う全国「障害者」解放委員会、5・23闘争実行委員会、天皇上陸阻止青年実行委員会、13年1・16「脅迫」弾圧を粉砕してきた同志、国会前行動で弾圧を受けた同志、全学連、反戦・全学連三里塚現地行動隊の同志が決意を表明し、本集会へと合流した。

反対同盟の決意固く本集会をかちとる

 本集会にはいるまえに、趙博さんのライブ演奏がおこなわれた。

 正午、司会の伊藤信晴さんがたち緊急の報告をおこなった。「本日北原事務局長宅前において、右翼が宣伝カーで演説し北原事務局長を冒とくする言葉をはくというデタラメなことがおきた。徹底弾劾し、本集会を大成功させることをもって、こたえていく。北原健一さんはこの妨害に徹底的に闘っている。また本日、組合道路に対し私服、権力機動隊の横暴を許さないため反対同盟は決起し、この組合道路を解放した。権力公安・右翼の策動を、9・19戦争法成立をもってはじまった情勢に対し、まっ向から対決する集会として闘いぬこう」。この報告を受け、会場は右翼への怒りがわき起こった。

北原さん

 主催者あいさつに北原鉱治事務局長がたつ。「三里塚闘争は、敢然と闘いつづけている。わたしは、日本の未来、人類の将来のために三里塚闘争の原点にたち、闘いぬく決意です。いま市東さんの土地が言われなき地上げのために奪われようとしている。農地を奪われることは農民にとって、命を奪われることと同じだ。したがって、命をかけて守らねばならない。その最先頭にたって闘いぬくことを宣言します」という発言に、北原さんの言葉以上の不屈非妥協の存在感に会場内は圧倒され、拍手がわきおこった。

萩原さん

 反対同盟事務局からの報告で、萩原富夫さんは、「これからが反戦闘争の本番だ。この農地を守る闘いがわたしたちにとって、反戦の闘いであり、安倍政権とまっ向から対決する闘いだ。現在市東さんの裁判闘争は最高裁の段階まできた。すでにみなさんが取り組んでいただいている5万人署名を推進している。これが現在約7000筆に届こうとしている。この署名運動を拡げることで、三里塚を支援する人たちをもっともっと多くつくること、市東さんを応援する応援団をつくるために、署名運動を推進している。本当に市東さんを支える力がもっともっと必要だ。この地で市東さんの農地を守り、軍事空港建設を粉砕する。そういう闘いを断固貫くことが、人民の未来を切りひらく、そういうふうに信じて、これからも断固闘っていきたい」と表明し、拍手で確認された。

 つづいて、特別報告として、動労千葉、関西空港反対住民、関西地区生コン支部が発言をおこなった。

農地強奪阻止へ市東さんが決意を示す

市東さん

 つぎに「市東さんの農地取り上げを打ち破ろう」と題し、満を持して「用地」内天神峰の市東孝雄さんがあいさつにたつ。「何をもっても1審千葉地裁、東京高裁の不当判決を絶対に認めるわけにはいきません。いま、最高裁の方に上がっています。一方では耕作権裁判の方が2年半ぶりに再開されました。裁判上では、わたしに有利なように進んでいるように見えます。ただこれが判決となれば変わってくる。でもわたしがここで農業を続けていくということは、畑をとられたらできないということです。猫の額くらいの畑、どっか行ってやればいい。そういうもんじゃない。親が100年以上続けてきた土地を、そこでどう生きていくかということを自分で決めて帰ってきて、それを守りぬくことの方が、たとえ猫の額と言われても、それを守ることが自分の居るべき場所だと考えています。ですからこれからも、身体の続く限りここで農業をやっていきたい。先ほどから話がありますように、安倍政権の安保法制、50年前のわたしたちの親父さんの代には、“戦争なんて起こりっこないんだ”ということが言われていました。しかし、反対同盟50年になります。軍事空港反対、農地死守の闘いは、間違っていなかったと、実感できるようになりました。労働組合、市民運動、学生、何よりも沖縄、福島、三里塚と、『国策』とまっ向からたち向かっているその人たちとともに、わたしもこれからこの地で一日も長く農業を続けたいと思います。そのためにももう一度みなさんの力を貸して下さい。自分一人がんばっても、一人では限度はしれています。みなさんがいればそれだけ、自分の勇気になります。どうかよろしくお願いします」と訴え、盛大な拍手がまき起こった。

 つづいて反対同盟顧問弁護団、市東さんの農地取り上げに反対する会、全国農民会議がそれぞれ決意を表明した。

 福島から、沖縄から、経産省前テントひろばから闘いの報告、訴えが続いたあと、婦人行動隊木内敦子さんがカンパアピールをおこなった。

結集した各団体が決意表明

 集会後半の司会を婦人行動隊宮本麻子さんに交替して、住民団体からのアピールにうつる。闘う「障害者」を代表して手話実の朝田しげるさんが「市東さんの決戦は、安倍打倒の決戦です。『障害者』が先頭で闘います。三里塚に登場する右翼を絶対に許しません」と訴えた。

 福日労の仲間は「福日労は、反対同盟の呼びかけにこたえ、最高裁緊急5万人署名を取り組んでいます。9月26日三里塚を闘う九州地区実行委員会主催の三里塚福岡集会に参加し決意を固め参加しています。いざことがあれば、現地に結集し、連帯し身体を張って闘いたい」と決意を表明した。

 共闘団体からの決意表明で、解放派を代表して革命的労働者協会の同志は「本日の右翼による北原さん宅への攻撃を絶対にゆるさない。必ず報復する。政府・空港会社の農地強奪を絶対に許さない。農地を死守する。決戦のときはきました。いま日本階級闘争にとって、ファシスト打倒、ファシズム粉砕の闘いが決定的重要な課題になってきました。われわれは、ファシストを先制的に撃滅する闘いに決起します。最高裁・国家権力は、いつ上告棄却するか、その時期を虎視眈々と狙っている。こんなことは許さない。反対同盟の闘い、5万人署名を武器に、全国の職場・学園、地域から、農地死守決戦の組織化をおこない、現地にかけつけて、全力でともに闘いたい。警察権力、右翼ファシスト、革マル、木元グループ、脱落派の敵対を粉砕する闘いと農地死守戦を結びつけ、爆発させよう」と決意を表明した。

 最後に集会宣言と団結がんばろうを太郎良陽一さんがおこなった。

デモ

 集会をかちとった参加者は、権力・機動隊のデモ規制をはねのけ、東峰の開拓組合道路から天神峰を席巻するデモを貫徹した。

 10・11の闘いを力に、今秋三里塚農地死守決戦にうって出よう。全国各地域、職場、学園で5万人署名を切っ先に、学習会、小集会、裁判傍聴など組織しよう。さらに現地調査、援農など現地行動の取り組みを積み重ね、決戦陣形を強化していこう。

 三里塚現地では10月18日一斉行動をおこない、地元住民へのビラ入れ、署名活動をおこなった。25日は右翼による敵対街宣と対峙し、産直の会の「いもほり大会」がおこなわれた。

 空港廃港のゲリラ戦を闘いとろう。機動隊をせん滅し、大木よねさんのように闘おう。

 木の根共闘は11月22日、三里塚現地行動をよびかけている。来たれ三里塚へ。ともに闘おう。

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