戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!
9月14日、08年組対法弾圧裁判判決で、福岡地裁第4刑事部・田口直樹裁判長は、組織的犯罪処罰法(組織的詐欺)の適用を退けました。左翼への組対法適用第1号事件において、3年4ヶ月におよぶ獄中―外、法廷内―外つらぬく徹底非妥協の闘いを叩きつけ、これを粉砕した! この意義は限りなく大きいことを、闘うすべての仲間と確認していきたいと思います。
検察官は控訴を断念しました。初の組対法発動という、権力が全体重をかけて策した目論見を、私たちは頓挫させました。
しかし、被告7名全員に「詐欺罪」を適用し、懲役2年6ヶ月(うち1名に公妨・傷害を加重して3年)の実刑判決を下しました。実際上「革労協の構成員」とすることを通して共謀とし「詐欺罪」をデッチあげ、いとも簡単に共謀共同正犯の拡大適用に踏み込み、実質求刑以上の実刑判決をもって被告人らをいまだ獄につなぎとめています。
徹頭徹尾政治的な有罪重刑判決を徹底弾劾します。
獄中テロ・獄殺攻撃をかけつづける国家権力を徹底弾劾します。弾圧下手人=國武浩幸、浦賢児(当時福岡県警公安3課)、起訴検事・三黒雄晃に報復を! 福拘をはじめ弾圧機関を解体しよう!
この弾圧に手を染めた下手人・機関に報復・反撃します。
7名の仲間を即時奪還しよう!
5・13組対法弾圧は「共産主義革命を指向する対国家権力闘争の一環として障害者行政を糾弾していた革労協福岡県委員会が、協力者である『障害者』・森田と共謀して、森田は介護の必要もなく被告人7名から介護を受けたこともなく、7名に介護報酬を支払った事実もないのに、行政(太宰府市)から他人介護料を詐取した」として福岡県警公安3課によって“組みたて”(公安3課・浦の言)られ、福岡地検によって組織的犯罪処罰法の「組織的詐欺」で起訴されたものです。
判決は、まず、「革労協福岡県委員会」を2条の「団体」として認定しませんでした。「福岡県委員会」の「革労協における組織内での位置づけや独立性、構成員などは不明」「実態や構成員不明、被告らがその構成員であるかも不明」「多数人の継続的結合体と認められる証拠もない」というものです。
「団体の活動」(3条)に関しては、「どのような意志決定機関や方法でもって活動や方針を決定し、実際の活動をどのように指揮命令していたのか不明」「Aが代表者、統括者であるとまで認めることはできない」、そして「本件詐欺は団体名を語ってしたというような犯行ではない」、したがって「本件詐欺が団体の意志決定に基づくとの立証は十分ではない」としました。
公安警察、検察が何が何でも適用させようとした組対法(組処法)は、「団体性」「組織性」の立証ができなかった、組対法の核心において崩れていったのです。しかし、執拗に機関紙をあげつらい、「財政」を洗い出す攻撃そのものが破防法攻撃です。闘う組織や団体に警鐘を乱打するものです。
今回の判決は、単純「詐欺罪」であるにもかかわらず、4名には組対法での求刑どおりの2年6ヶ月で、実質的には求刑を上回る重刑が下されています。この重刑はまさに"革命を指向する思想そのものを処罰する"弾圧であることを表しています。治安維持法下の予防拘禁と同じ攻撃です。許さず反撃しよう!
判決は「森田は被告人らから有償介護を受けたことがなく、介護報酬を支払った事実もない」として「詐欺」罪の共謀共同正犯を適用しました。
このことは何を意味するのでしょうか!?裁判所は、「"介護ではなく有償介護"をしたことがなく」といい、森田には介護が必要であり、被告人らが介護をしていたことを認めざるを得ませんでした。しかし、"介護関係に金銭の授受がない、にもかかわらず行政から金をとっていた"つまり、被告たちが介護の対価を受け取っていれば問題はなかった、金銭の授受が介在しない共闘共生の介護闘争だったから有罪だということです。これは共生共闘の介護闘争の否定・破壊攻撃に他なりません。
本件は、「障害者」が地域で自立して生きていくために、命がけで闘いとってきた他人介護料を狙ってしかけられた弾圧です。「障害者」解放に向けての過渡的要求でもある他人介護料について、裁判所は弁護側の「障害者」証言・証拠を採用せず、切り捨てました。裁判所が差別弾圧することを公然と宣言したのです。これは福岡地裁がおこなっている車イス「障害者」傍聴制限と一体の「障害者」差別です。徹底糾弾あるのみ!
福岡県警・浦らは、「障害者」自立支援法粉砕太宰府市役所前座り込みなどの実力闘争を展開してきた森田が、「障害者」解放運動から離れたことを機に森田に接近しました。家人から「座敷牢」に入れられた体験を持つ森田に「牢屋に入れるぞ」と恫喝し、遺産相続に目をつけ、これを不問にして生活保護費を受給し続けることの見返りに、「事件を組み立てる」ことに協力させ、仲間たちを売り渡すことを約束させたのです。森田は別室のビデオリンクと遮蔽措置に守られてデッチあげの売り渡し証言をおこないました。80年代福岡地裁の「障害者」傍聴差別糾弾闘争に当該として闘った森田を、権力は蹂躙しつくしたのです。
組対法は適用されないが実刑となった被告たちの対極で、森田一人が組対法を適用されたが逮捕を免れ、情状路線をとって「懲役3年執行猶予4年判決確定」という珍奇な事態となっています。全くの政治的弾圧であり、政治的判決です。
権力のスパイ攻撃に反撃しよう! 売り渡し分子・森田を絶対に許さない!
司法当局が総力をあげて適用してきた組対法に対して、「闘えば勝つ」―三里塚闘争の心意気はここで爆発しました! 組対法を粉砕したのは、何よりも被告の仲間たちの完黙―非転向闘争、初の組対法攻撃に対してひるまずに徹底非妥協で対決した力です。そして(三里塚・組対法決戦〉として獄内外つらぬいて闘った力です。そしてまた、被告たちと固く結び合った「障害者」、福日労(福岡・築港日雇労働組合)をはじめとする、裁判所を戦場とする闘いです。
獄中の仲間たちは「ひとりの仲間の獄殺攻撃も許さない」と、東署134号さんへのテロ、東署134号さん・中央署55号さんに対するハンストつぶしの「強制給食」拷問に対して命がけの闘いに決起し、今や「保護房」弾圧が日常となる3年余を果敢に闘いぬいてきました。その闘いへの共感は、一般囚自身が「おれたちにだって人権がある」と、不当な処遇や「病者」に対する看守のいじめに抗議し、点検拒否やシュプレヒコール決起をはじめ、日常的な闘いへと波及していきました。また、"ここで死んでも負けではない。きっと後に誰かが続くと思えたこと、それが勝利だ"という思想を生みだし、「治安維持法への敗北をこえる」―今までの獄中闘争を塗り変える地平を築きあげてきました。
公判には毎回公安警察・制服警官を動員し、法廷では毎回の退廷攻撃―裁判そのものが組対法攻撃として貫徹されていきました。被告団、弁護団、傍聴団は徹底して対決し闘いきったのです。ブルジョアマスコミは「革労協が『障害者』を食い物にしている、資金源にしている」「だましとった」という国家権力の革労協排撃キャンペーンを垂れながし、革マル、木元グループがこれに唱和しました。こうした者どもを断じて許すことはできません!
震災「有事」下で「国策」に対決する反原発闘争、三里塚闘争などの実力闘争、労働者の団結、労働争議の爆発を解体しようと、治安弾圧強化は日々エスカレートしています。組対法を粉砕した力を闘う労働者人民の力として、震災下の治安弾圧に対決し反撃していきましょう! 「新たな捜査手法導入」をはじめとした「組織犯罪対策」強化を許すな!
闘う労働者人民の力を結集して、〈三里塚・組対法決戦〉に勝利しよう!