全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

決戦の三里塚現地に総決起しよう

 反対同盟と共に三里塚廃港決戦を闘うわが全学連の任務は、まず第一に、反対同盟市東孝雄氏にかけられた農地強奪攻撃を粉砕することだ。

 この闘いは、現下の攻防の最大の集中点である。敵は2003年末、市東氏の祖父が開墾し3代100年にわたって耕作してきた畑の所有権を、15年も前にあたる88年に旧地主から秘密裏に取得していたと一方的に発表し、一片の文書をもって「明け渡し」を強要する攻撃に踏み込んできた。大木よね氏への強制代執行から四十有余年にして、敵はいよいよ反対同盟の武器である土地そのものに手をかける攻撃を再び全面化してきたのである。

 成田市農業委員会と千葉県農業会議、千葉県知事(当時)堂本暁子は06年、空港会社の求めに応じ、市東氏の畑の耕作権解除を許可する決定を打ち下ろした。農地法を使って農民から農地を取り上げるという前代未聞の攻撃は、戦後階級闘争の均衡点としてある現行憲法を右から突き崩そうとする改憲攻撃と連動したものであり、むき出しの戦時徴発に他ならない。

天神峰現地

 市東氏の畑を守りぬき、法廷を実力闘争の戦場に変え、現在闘われているすべての裁判闘争に勝利しよう。
 敵は市東氏の農地強奪に集中しつつ、一坪共有地をはじめ天神峰現闘本部、岩山記念館、三里塚野戦病院など「用地」内外に点在する闘争拠点の破壊を策動している。千葉地裁―司法官僚機構を尖兵とした拠点破壊攻撃と対決し、すべての拠点を実力で守りぬこう。

 第2に、戦時徴発と空港の出撃・兵站基地化の攻撃を打ち破り、三里塚から革命的反戦闘争の火柱をあげてゆくことだ。

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 三里塚空港は「有事」の際の「指定公共機関」に指定されており、日米安保の要となっている。日帝は戦争突撃の大前提として、階級的反戦闘争の最大の拠点である三里塚を押しつぶすことで内乱を鎮圧し、同時に自衛隊を三里塚から出兵させることを通して、三里塚を反革命戦争への出撃拠点としてうち固めようとしているのだ。「土地は本来国家のもの」というファシズム思想を振りかざし、敵が徹底して市東氏の農地強奪に執着している核心はここにある。「完全空港」化にむけたすべての攻撃は、現下のA滑走路に加え、軍用機の離着陸できる4000メートル級滑走路をもう一本建設することを狙った攻撃なのだ。

 三里塚闘争は闘いの当初から「軍事空港粉砕」を掲げて闘いぬかれてきた。反対同盟は沖縄・佐世保・日本原・北富士をはじめ全国の反基地闘争と連帯し、反戦闘争の最先頭で闘いぬいている。空港の軍事使用を許さず、出撃・兵站基地化を粉砕しよう。

 第3に、国家権力の反革命弾圧と対決し、三里塚決戦の大爆発をかちとることだ。

 弾圧を打ち破り、三里塚決戦の勝利を闘いとることこそ、天皇制ファシズムに闘わずして敗北した戦前日本階級闘争の負の歴史を突破せんとするわが全学連の最大の責務に他ならない。獄中で不屈に闘う全学連の仲間たちと連帯し、決戦つぶしの弾圧を正面突破しよう。完黙・非転向で闘おう。

 第4に、三里塚闘争に敵対する右翼ファシストや反革命革マル、木元グループを解体・撃滅し、脱落派をはじめとしたあらゆる破壊・かく乱分子を粉砕することだ。

 三里塚闘争は〈反戦・反権力の砦〉であるがゆえに、反革命にとっては常に憎しみの的である。反対同盟や支援勢力は歴史的に右翼や革マルの白色テロと身体を張って対決し、闘いぬいてきた。三里塚闘争へのあらゆる武装敵対は、それを上回る圧倒的な闘いによって叩きのめすのみであり、他に勝利の道はあり得ない。とりわけ99年にわが全学連の隊列から脱落し、5名の同志を虐殺し、権力と一体となって反対同盟へのテロ恫喝を繰り返すに至った木元グループを解体・根絶することは、われわれの譲れぬ責務である。

 「権力には勝てない」という絶望を確信として闘いから逃亡し、条件交渉に走った脱落派は、いまや空港建設推進の最悪の尖兵となっている。また三里塚から脱落したあらゆる政治勢力は、例外なく国家権力に屈服し、体制の補完物となりはてる路線転換の道を歩んでいる。「空港反対」「戦争反対」をいまだに口では言うことがあっても、彼らの憎悪は常に国家権力ではなく、それと闘う反対同盟の側に向けられている。なぜなら彼らの対極で屈服を拒否して不屈に闘う反対同盟の存在そのものが、彼らにとっては自らの存在を否定するものとなるからである。脱落派を許さず、反対同盟と共に闘おう。

三里塚全国総決起集会

 決戦の三里塚現地に総決起しよう。反対同盟と共に闘おう。何よりも必要なのは、あなた自身が三里塚の地に立つことだ。空港という巨大な敵を前に日々農作業を営む反対同盟各氏の姿は、それまで「闘う」という言葉を知らずに生きてきた人にさえ、その素晴らしさとかけがえのなさを教えてくれることだろう。そしてそこに立った誰もが、その場所に現在の社会の矛盾のすべてが凝縮されていることに、気づかされずにはおかないことだろう。
 三里塚こそは、その一切に決着をつける労農水「障」学の戦場である。24時間365日、49年間にわたり日々「勝利」を刻み続けてきたのが反対同盟であり、三里塚闘争に他ならないからだ。同盟各氏の言う〈闘えば必ず勝つ〉という言葉の意味を、そこでは誰もがそれぞれの闘いを通し、知ることができるに違いない。

 市東氏農地強奪実力阻止─空港廃港決戦の大爆発をかちとろう。
 また三里塚現地では、決戦を闘う部隊によって日々「援農闘争」が闘われている。反対同盟と共に畑に立ち、公安刑事や空港ガードマンといった目の前の敵と対峙することを通して、身体を張って闘う団結を打ち固めてゆこう。
 わが全学連は恐慌―震災―戦争突撃下、敵が全体重をかけた攻撃を三里塚に集中させている今こそ、決戦を決戦として闘いぬく。「コンクリートをひっぺがし」空港包囲・突入―解体戦の大爆発で、空港廃港に進撃しよう。共に闘い、勝利しよう!

1.閣議決定から強制代執行まで 2.労農水「障」学共闘のあゆみ
3.三里塚をめぐる現在の攻防局面 4.決戦の三里塚に総決起しよう

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