戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!
強制代執行との闘いの後、「この地に空港を持ってきた者を憎む」と書き残し自ら命を絶った三ノ宮文男氏の怒りと闘いを引き継いで、反対同盟は滑走路の南端にあたる岩山の地に高さ70メートルの鉄塔を建設し、飛行機の離着陸を実力で阻止する闘いを5年にわたって貫徹した。
岩山大鉄塔が抜き打ちで破壊され、抗議のために開かれた緊急闘争の現場で野戦病院の東山薫氏が機動隊のガス銃水平撃ちによって虐殺されるという強攻撃にも一歩もひるまず、要塞戦と管制塔攻略戦を頂点とする〈百日間戦争〉の大爆発で、敵が強行しようとした「78年3・30開港」は粉砕された。
この鉄塔決戦と開港阻止決戦のただ中、横風用C滑走路「用地」内に当たる木の根の地に、二期工事阻止・空港廃港決戦の拠点として新たな団結砦が建設された。
開港を粉砕された当時の福田政府は、78年5月20日の「出直し開港」と同時に「成田治安法」(新東京国際空港の安全確保に関する緊急措置法)を特別立法として公布し、この木の根砦をはじめ3ヵ所の拠点に「使用禁止命令」をうち下ろす。
木の根砦はただちに要塞化され、死守戦体制に突入した。
そしてこの砦を出撃拠点として、東峰十字路戦闘と大木よねさんの闘いが切り開いた闘いの地平で武装し闘う革命的労農水「障」学共闘の圧倒的な前進がかちとられていった。労働者、農民、部落民、「障害者」、そして学生のそれぞれの闘いが三里塚闘争を通してひとつに結びつき、敵国家権力を実力で打倒すること。世界革命の一環としての日本革命の勝利の展望は唯一そこにこそ存在し、かつ敵を打倒した後に建設される新たな社会の萌芽はそのコミューン的団結を基礎としてのみ形成されてゆく。流血の闘いの中でつちかわれたこの革命的確信を打ち固め、79年12月に結成されたのが、全学連もその一翼を担う三里塚・木の根全国共闘である。
木の根共闘の部隊は以後、反対同盟と共に死闘戦攻防の常に最先頭で闘いぬいてきた。
脱落派の屈服と裏切りを徹底弾劾し、84年の成田用水着工阻止闘争では「用地」外農民の懐柔と分断を狙った用水事業と対決して6000の機動隊と連日の攻防戦を闘いぬいた。
85年10月20日の空港包囲・突入―解体戦では敵の目を欺いて「火を噴く消防車」が登場。
87年には菱田で機動隊を強襲し一個小隊を重せん滅する1・14戦闘が闘いとられた。
同年9月4日に発生した「小川グループ」の新たな脱落に対しても反対同盟とともに最先頭で対決し、「空港絶対反対」の旗を守り抜いた。
こうした闘いに憎悪を燃やす国家権力は87年11月、ついに木の根団結砦の破壊に乗り出す。全学連戦士を先頭とした死守隊は完全武装の機動隊と三日間にわたる死闘を貫徹し、以後の東峰団結会館死守戦や天神峰現闘本部封鎖攻撃との闘いに引き継がれる治安法決戦のさきがけとなった。
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