全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

=資 料=「解放」2000年年頭論文

プロレタリア国際主義のもと、国家主義・民族主義を突破し、朝鮮反革命戦争・ファシズム的改編と対決し、党・軍建設の飛躍かちとり、内乱―コミューンへ!

  = 目 次 =

第1章 国際情勢

 1.世界体制の階級的把握のために
 2.資本主義世界経済の破局的危機
 3.階級矛盾の噴出と国際階級闘争の激化
 4.全世界労働者人民と連帯せよ

第2章 国内情勢

 1.日本資本主義の危機と労働者人民の矛盾の極限化
 2.合理化・賃下げ・失業・「社会保障」切り捨ての嵐
 3.日帝の朝鮮反革命戦争・アジア反革命盟主化の攻撃
 4.天皇式典と天皇攻撃の総展開
 5.反革命立法の総攻勢と諸勢力の翼賛化

第3章 綱領確立のために

 1.原則的部分の結論的骨子
 2.ロシア革命と世界の基本的把握く
 3.スローガン的要約と階級決戦
 4.党―不抜の組織性を確立するために

第4章 内乱―コミューンに進撃する
共産主義的労働者党建設へ

 1.ゲリラ・スト・デモの波を形成し、内乱―コミューンへ
 2.天皇訪韓阻止決戦を基軸にプロレタリア権力闘争の前進を
 3.戦争動員―合理化・失業と対決する階級的労働運動を
 4.弾圧の集中を打ち破り、共産主義的労働者党建設の飛躍へ

第5章 2・11報復23ヶ年―反革命革マルを解体・絶滅せよ

 1.反革命戦争突撃の尖兵=反革命革マルを解体・絶滅せよ
 2.組織的危機にあえぐ革マル
 3.「反スタ」=反共小ブル反革命・革マルを解体せよ

第6章 反革命的転落をとげた
ミニスターリン主義集団を解体・絶滅せよ

 1.7・2荻野同志虐殺―11・14森田同志虐殺に徹底報復せよ
 2.革命と党の破壊者に転落した木元グループを解体せよ

◆戦争動員・排外主義・合理化・失業の嵐を打ち破り、三里塚「暫定滑走路」建設・沖縄サミット粉砕闘争の高揚から天皇訪韓阻止決戦の歴史的大爆発へ!
◆7・22大量逮捕―起訴攻撃・組織壊滅弾圧を粉砕し、建軍、綱領確立、工場―地区拠点を建設し、非合法の共産主義的労働者党建設へ!
◆2・11同志中原虐殺報復23ヵ年総攻勢を貫徹し、反革命革マルを解体・絶滅せよ!
◆開始されたファシスト撃滅戦の本格的発展をかちとれ!
◆7・2同志荻野虐殺―11・14同志森田虐殺に報復し、親ファシスト・ミニスターリン主義集団を解体せよ!

=序にかえて=

 全世界、全国の労働者・人民諸君! 獄内外の同志諸君!

 2000年、新たな世界革命の時代の幕は切って落とされた。

 革労協は、全世界の労働者人民と連帯し、大弾圧をはねのけ、天皇(テンノー)アキヒト訪韓阻止決戦を最基軸に、沖縄サミット(―普天間基地移設=新基地建設)、三里塚「暫定滑走路」建設、さらに国鉄・狭山などの決戦的攻防に決然と起つ。

 同時に、7・2同志荻野(長田)虐殺、11・14同志森田(安部)虐殺に対し、下手人=親ファシスト・ミニスターリン主義的私的サークル集団(木元グループ)への階級的革命的報復戦を総力で貫徹する。

 99年日帝足下階級攻防は、決戦の時代の到来をより鮮やかに告げるものとなった。

 帝国主義ブルジョアジーの政治委員会内のファシズム的改編勢力=「新保守主義」と中間層の組織だった民間ファシズム運動への衝動を強める公明党の連合による小渕帝国主義自自公連合政府が誕生し、その下での戦争態勢の構築に収斂される対外対内政策が総展開されている。そして、矛盾の集中点からの労働者人民の抵抗や闘いが新たな芽をふき出しつつあることを背景にして、これを先制的に鎮圧するための7・22(―7・26)、10・9に示される、ブルジョア民主主義・「法治主義」の外皮さえとりはらったむき出しのブルジョア独裁=日帝国家権力による大弾圧が開始され、戦後を画する攻撃が端的に現われている。

 国家権力は、解放派の歴史的拠点明大において、獄中にある学生会正副委員長の闘うアピールを明大生に配り、虐殺された明大生協労働者=同志荻野の追悼をする情宣活動に対し、大量逮捕―起訴攻撃をかけてきた。また、10・10三里塚現地闘争に向かう二台の車に分乗した九州の闘う労働者・「障害者」・学生40余名に対し、組合(福岡・築港日雇労働組合)丸ごとを含めて、罪状とは全く無関係に車両に閉じ込めたまま一日拘留(二人逮捕)した。これは戦前の思想弾圧に匹敵する、解放派の思想と実践そのものを罪とし弾圧したものである。

 まさに、時代を映し時代を画す、これまでとは質的に全く異なる攻撃が開始されたのである。

 われわれは、「組対法」―「団体規制法」の先取り=破防法型弾圧、決戦的闘争への予防拘禁、とりわけ階級決戦鎮圧のための予防反革命を目的にしたこの弾圧に対して、血の逆流するような憤怒の猛火で、敵を震撼させる報復戦を敢行することを表明する。また同時に、すべての闘う労働者人民大衆に対して、この事実を凝視し厳重に警戒し、共に闘うことを呼びかける。

 世界体制は行き詰まり、帝国主義ブルジョアジーは恐慌のプロレタリア共産主義革命への転化に脅え、生き残りのための戦争へと突撃し、またそれをテコに国内階級闘争の内乱的発展を銃剣と監獄で解体する攻撃に突撃している。時代は確実に最終的決戦的局面に向かっているのである。

 レーガノミックス(サッチャーリズム)の核心である、価値増殖の源泉であり搾取材料としての労働者(階級)の団結と闘いの解体と、それによる利潤率―利潤量のアップ、「前方展開戦略」におけるNATO・日米安保などの一層の双務化のなか、労働者人民の矛盾は極限化しつつある。

 帝国主義ブルジョアジーは、「リストラクチャリング」の名のもと、合理化・首切りを推進し、「リエンジニアリング(技術革新)」による隷属と搾取の強化を推し進めている。これらは労働者階級に労働密度の強化・労働時間帯の不定期化(24時間化)・健康破壊や、分断・競争の激化=団結の条件の解体をもたらしている。

 帝国主義諸国は、あらゆる弥縫策の末に、米帝の株バブルの崩壊を転回点に世界恐慌へと転がり落ちつつあるのである。

 アフリカのサブサハラ(サハラ砂漠以南)や南西アジアなどにおいては、国際的なテコ入れで、部分的には地域内経済的政治的(軍事的)協力が追求されつつも、帝国主義主導の国際分業・貿易関係の強制によって自立的な再生産構造は破壊され、飢餓と内戦の常態化という資本主義の矛盾を集中されている。

 資本主義社会は、世界史において人が人を支配し搾取することを存立根拠にした階級社会の最後を飾るものである。これは、先行する社会を「野蛮」と呼び、私有財産を前提に、「(人格的)自由」と民主主義を標榜しながら、先行する社会とは次元を異にした世界戦争=大量破壊兵器・世界恐慌という究極の隷属(不自由だ!)と虐殺・飢餓(「野蛮」)をともない、生産過程における資本家による賃労働者に対する支配・隷属関係を基底にして、世界市場で結ばれた全世界の労働者、農民、被抑圧・被差別大衆・全人民に、様々な抑圧と収奪をむき出しの暴力と経済の運動とによって強いてきた。「後進国」における人口爆発と「先進国」における少子化・高齢化も逆手にとった攻撃の材料として、こうしたことを促している。

 大工業は技術の極限的発展とその資本主義的充用によって、人間的自然=諸感官を部分化・一面化―物化し破壊し、人間と人間の相互関係=協力・協働の歪みと解体を限界まで進め、他方では、外的自然(地球「環境」)を、生態系をとり戻し不可能といっても過言ではないほど荒廃させた。

 全世界的な(反革命)戦争を蜂起・内戦に転化し、プロレタリア権力=コミューンを樹立すること、それをテコに過渡期をくぐり、あらゆる支配・隷属関係を廃絶した自由な協働を基礎とし、内在的論理を踏まえた自然との対象関係の変革をも条件として、人間の全面的かつ多様な発展を動機とし目的とした共産主義社会を建設することを、これ以外に解決の方策はない死活的なものとしてつきつけているのである。

 労働者人民は恐慌切迫・国際反革命戦争―ファシズムの危機のもと、座して敗北を待つのではなく、闘いによって自らの解放を切り拓かねばならない。天皇訪韓阻止決戦を基軸に、安保・天皇・三里塚、国鉄、狭山、沖縄、核武装・改憲、破防法=反弾圧を重点に、2000年階級攻防を死力を尽くして闘おう。

 新たな非合法化攻勢に対峙していくために、運動の推進構造と組織活動の全面的再編、建党・建軍を軸に、反弾圧共同戦線の広大な形成を突破口に、共闘関係・共同戦線の大胆な拡大・強化と行動委員会運動の再確立による、コミューン的再編、地区・職場(組合)・学園(自治会・サークル)の拠点の重点的建設、公然領域の非公然・非合法能力の形成、権力の最も恐れる非公然・非合法領域の防衛の強化と高度化を一切の闘いの検証点として貫徹しよう。

 プロレタリア国際主義の下、パレスチナ、南北朝鮮、インドネシアをはじめとした全世界人民との連帯運動を深化し、外国人労働者、在日朝鮮・中国人民と連帯し、難民排撃―入管法改悪・入管体制を粉砕しよう。沖縄人民解放闘争、二次審棄却糾弾―狭山・部落(民)解放闘争、「障害者」解放闘争、アイヌ解放闘争を前進させよう。

 恐慌の切迫下、戦争とファシズムを蜂起・内戦に転化し、コミューンの樹立―共産主義建設の実現に向け、2000年の闘いを、プロレタリア権力闘争の現段階的推進、労働組合をはじめとした全大衆組織のコミューン的=ソビエト的再編・運動への発展をともに推進していこう。

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