全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

現代の治安維持法弾圧
08.5.13-09.2.17組対法弾圧との闘い

2010年全学連パンフレットより転載

◆戦争への道=治安弾圧◆

 資本主義世界経済の破局的危機の中、大合理化・首切りと失業の嵐が吹き荒れ、労働者人民に対する飢餓・餓死・自殺の強制が文字どおりの虐殺攻撃として集中している。労働者人民が生きるために団結し、権力への怒りを闘いとして爆発させることを最も恐れる支配階級は、労働者人民を分断し、個別的反逆をも徹底して弾圧しながら、戦争とファシズムへの道を突き進んでいる。

 日帝国家権力が死刑制度をあくまで維持・強化しながら、「被害者参加制度」「殺人事件の時効廃止」を通して「犯罪者」への憎悪をいっそう煽り立てていることは、その端的なあらわれである。何千・何万という労働者人民が連日路上に叩き出され「野垂れ死に」を強制されているにもかかわらず、その下手人たちに適用される「搾取罪」「支配罪」の類はブルジョア刑法には一切存在しない。その一方で必然的に増加する労働者人民の「非合法的」な実力決起には、「犯罪」のレッテルが貼り付けられて国家暴力によるリンチが加えられるのである。本質的にこれらのすべては、労働者階級の生きんがための闘いに対する弾圧なのだ。

 死刑(制度)は、「国家に逆らう者、国家の役に立たないものは抹殺する」という、治安弾圧の頂点に位置する攻撃である。昨年導入された裁判員制度は、治安弾圧機構の一端を人民に担わせ、「国家に逆らう者」「社会秩序を乱す者」を見せしめとして死刑台に送り込むための制度に他ならない。

 労働運動、学生運動、部落大衆や「障害者」大衆の差別糾弾闘争に対する弾圧が、全国で激化している。関東大震災時に朝鮮人虐殺の先頭に立った「自警団」を想起させる民間パトロール組織が行政の肝いりで各地に形成され、戦時中の「隣組」制度に比すべき相互監視システムが労働者人民の生活のすべてを覆い尽くそうとしている。職務質問の際の発砲―人民虐殺の日常化をはじめ、警察官や自衛官による権力を振りかざした暴行の激増に象徴される、官僚的軍事的統治機構のファシズム的改編と反人民的突出が急速に進行している。入管法(出入国管理法)が毎年のように改悪され、入国するすべての外国人の指紋採取と顔写真撮影の義務化が強行されるなど、差別主義・排外主義攻撃が強まっている。とりわけ朝鮮反革命戦争を見据え、マスコミをも総動員した在日朝鮮人民への差別キャンペーンとデッチあげ弾圧が横行している。

 支配階級のおこなう戦争が常に「平和のため」という名目で強行されるように、これらの弾圧のすべては「社会の安全のため」を大義名分としている。だがそこで言われる「社会」とはあくまで階級社会のことであり、資本主義社会のことに他ならない。労働者階級を殺し合わせる戦争で自分たちだけが生きのびようとしている支配階級にとって、最も死活的なことは「城内平和」の創出である。戦争とは究極的には「労働者人民に銃を持たせること」であり、その銃が自分たちに向けられる可能性を排除できない限り支配階級は戦争に突撃できない。そのために彼らは国内における階級闘争を鎮圧し、労働者人民のあらゆる抵抗を叩きつぶすことを通して、人民を「国民」として統合することに全力を集中する。現在吹き荒れているあらゆる弾圧はその一環であり、戦争と一つのものとしてかけられている攻撃である。その意味でわれわれに「逃げ場」はないことを直視しよう。戦争に反対するためには弾圧との闘いを避けて通れない時代に、今われわれは立っているのである。

1.戦争への道=治安弾圧 2.「非国民狩り」が始まった 3.組対法初適用攻撃を打ち砕こう
4.戦前治安維持法弾圧との闘い―血の敗北の教訓 5.逮捕・流血を恐れぬ激闘に決起しよう

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