全学連(伍代委員長)

戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!

全日本学生自治会総連合(伍代委員長)

◆「非国民狩り」が始まった◆

 「草の根ファシズム」という言葉があるように、戦争に向けた弾圧・監視体制の形成は上から押しつけられる「制度」としてだけではなく、労働者人民の「自発的」な参加と協力の「強制」を通して推し進められる。先に挙げた裁判員制度もその一環である。端的な例が、学園・教育現場における「日の丸・君が代」攻撃だ。天皇アキヒトがいみじくも「強制という形をとらないことが望ましい」と言い放ったように、そこにおいて学生・生徒はあくまでも「自分の意志で」侵略と虐殺の旗の前に直立しテンノー賛美の歌を歌うことを強要され、それが確認される瞬間まで、暴力を本質とするあらゆる形態での「指導」が貫徹される。その「自発的な意志」は何をもって確認されるのか。「指導される」ことにとどまらず「自ら指導する」側に回ること、すなわち彼(女)自身が先頭に立ち「立たない者」「歌わない者」を攻撃する側に回ることをもって、初めてその「自発性」は確認されるのである。まさに戦時下の「非国民」狩りそのものの攻撃が、全国で開始されているのだ。

 こうした総体性を持った攻撃の前に、例えば「日の丸・君が代」が労働者人民にとって何であるのかということを問うことなく「強制」にだけ反対するような消極的な「抵抗」は、極めて無力であると言わねばならない。自分がいかなる立場に立ち、誰と共に生きようとしている存在であるのかということを明らかにすることによってのみ、テンノーを頂点とした国民統合の攻撃と対決することは可能になる。「従軍慰安婦」を強制された女性たちをはじめ、「日の丸」の下に虐殺されていった朝鮮・中国―アジア労働者人民の怒り、「日本人以上に日本人らしくする」ことを強要されたあげく「本土の捨て石」として虐殺されていった沖縄労働者人民の怒り、「民族の花園を荒らす雑草を根絶やしにせよ」として大量虐殺された「障害者」大衆の怒り、学校で、軍隊内で常に壮絶な差別にさらされながら「天皇の赤子」として死ぬことを強制されていった部落大衆の怒り、その怒りをわがものとし、断固として反革命国民統合と対決していこうではないか。

 弾圧の激化が浮かび上がらせるものは、むしろそれに抗して不屈に闘う人々の存在である。「日の丸・君が代」処分を許さず、解雇攻撃と対決して闘う教育労働者がいる。何度弾圧されても解雇撤回を掲げ、〈職場に赤旗を立てる〉ために闘い続けている労働者がいる。〈反戦・反権力の砦〉=三里塚では、24時間365日をつらぬく機動隊や私服刑事の監視下で反対同盟各氏が悠然と営農を闘っている。「国家権力の腹の底」と言うべき監獄の内側においても、07年11月の徳島刑務所における暴動決起をはじめ、虐待・拷問に対する実力の闘いが湧きあがっている。いかなる「いじめ」や嫌がらせ、「社会」からの排除の恫喝によっても押さえつけることのできないこうした闘いの爆発を、国家権力は最も恐れている。弾圧は本質的には敵の弱さのあらわれであり、労働者人民の闘いに対する悲鳴に他ならないのだ。

1.戦争への道=治安弾圧 2.「非国民狩り」が始まった 3.組対法初適用攻撃を打ち砕こう
4.戦前治安維持法弾圧との闘い―血の敗北の教訓 5.逮捕・流血を恐れぬ激闘に決起しよう

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