戦争とファシズムに突き進む安倍連合政府を打倒しよう! 日帝国家権力解体!
三里塚・市東氏農地強奪阻止決戦へ!
右翼・ファシスト撃滅!反革命革マル・木元グループせん滅!
6月27日正午から萩原進氏の畑で集会が開催され、団結街道を制圧する戦闘的デモが貫徹された。5・16現地闘争で反対同盟は、実力で決戦を闘うことを宣言した。その翌日市東孝雄氏がその言葉どおりに実力決起し、決戦を切りひらいてきた。市東氏が獄中から発した「俺たちは本気だ」が合い言葉となって、全国から労農水「障」学の仲間が、この団結街道を実力で守りぬくんだと駆けつけ、監視、援農、激励情宣など、それぞれが自分のできる闘いをやりぬき、市東氏の起訴攻撃を粉砕した。政府・空港会社は、5月から遅くとも6月中旬までには団結街道を閉鎖しようと画策してきたが、こうした闘いによって封鎖強行をうち砕いてきたのだ。
正午からの集会にあわせて、全国から続々と労農水「障」学の闘う仲間が結集してくる。壇上には6月12日に逝去された鈴木幸司氏の遺影が掲げられた。結集した全国の仲間は、闘争を生きがいにしてきたオヤジさんの、"闘えば勝つ"という言葉を胸に秘めながら、この決戦をその遺志をひきついで闘うことを誓う。
集会は正午から婦人行動隊の宮本麻子氏の司会で開始される。はじめに反対同盟全員が壇上にあがり、鈴木幸司氏の逝去を悼み、全体で黙祷が捧げられた。
冒頭北原鉱治事務局長は、44年間信念を貫きとおして逝去された鈴木幸司氏のことを語りながら、「いよいよ決戦の場がきた。44年間闘いつづけるなかで、三里塚闘争は敗北感をもったことはない。ここには正義という心を持った人たちが集まっている。生ある限り、勝利にむけて、みなさんといっしょに、これからの世代をひきつぐ若い人のためにわたしたちは闘う」と訴えた。
つづいて5・17不当弾圧を粉砕して闘いぬいた市東孝雄氏と5・24「公聴会」粉砕デモでの不当弾圧を粉砕した萩原富夫氏が登壇する。市東氏は「留置場で、みなさんの激励やメッセージにものすごく勇気づけられました。権力は調べのなかで『黙秘なんて活動家がやることであって、農民がやることじゃない』、『ずるい』とか『男らしくない』とか言って、支援と切り離そうとしました。第三誘導路認可と同時に道路閉鎖もやるだろう。法律もなにも力でねじ伏せる。沖縄がまた辺野古にもどってきたという状況のなかで、やっぱり形は違いますけど、三里塚の闘いも沖縄といっしょに闘いたいと思います。これからもやるときはやります。みなさんいっしょに闘っていきましょう」ときっぱりと宣言した。会場からは、ひときわ大きな拍手で、市東氏の檄に応えた。
萩原富夫氏は「市東さんと心をひとつにして公聴会粉砕デモを闘った。これからが本番です。みなさんも心をひとつにしていざとなったら、駆けつけてください」とあいさつした。
つづいて萩原進事務局次長が基調を提起する。「3月集会でも言いました。まなじりを決して、火の玉となって敵にむかって、闘いを反対同盟は展開すると。文字どおり証明したのは、市東さんを先頭とする反対同盟です。そして120パーセントの力を出しきったのは、現地に常駐している支援の学生、労働者が、そういう人たちが、三里塚闘争勝利のために身を投げうって闘いぬいたからです。いまこそ、今日残れる者はここに残っていただき、明日からの監視に、明日からの闘いに、明日からの援農にぜひ参加すると。そういう決意をあえて、ここで固めていただきたい。全国結集の合図があってからくるんではなくて、もう三里塚に常駐するんだと、そのような決意、そのものをやっぱり、作ってほしい」と訴えた。全体の拍手で確認し、それぞれが決意をうちかためた。
弁護団から報告と決意につづいて、カンパアピールを婦人行動隊の鈴木加代子氏がおこなう。「わたしたちはここで一歩も退きません。この地で決戦だと。沖縄で決戦だと。心を決めてがんばるために、ともにたちあがってください。協力お願いします」と訴えた。
つづいて共闘団体からの発言にうつる。動労千葉や関西からの発言につづき、支援党派の発言では解放派を代表して反戦・全学連三里塚現地行動隊の同志が、鈴木幸司氏の遺志を実戦としてひきつぎ闘うことを表明したうえで「市東さんの『俺たちは本気だ』の渾身の怒りの決起は、〈三里塚・組対法決戦〉を闘う獄中同志を鼓舞し、奮いたたせています。また全国の闘う仲間の合い言葉になって、闘いを牽引しています。われわれは、反対同盟、市東さんの実力決起につづき、団結街道閉鎖実力阻止の闘いに総力で決起します」と表明した。
鈴木謙太郎氏が「わたしも父の遺志をつぎ、農地死守でがんばります」と決意を表明し、「三里塚闘争は敵・権力を前にして一歩もひくことのできない実力闘争に入った」ではじまる「闘争宣言」を読みあげた。
最後に伊藤信晴氏の「団結がんばろう」で締めくくり、団結街道北側のゴルフ場前までのデモにうつる。
権力の妨害はねのけ、団結街道を制圧する戦闘的デモを貫徹した。
この日、集会参加者への検問をおこなう機動隊員たちは常になく殺気立ち、私服刑事たちは一様に張り付いたような薄笑いを浮かべていた。そこからわれわれは少なくとも、何らかの「兆候」を読み取ることができていたはずだった。
このことを、われわれは絶対に忘れない。